ブルーアーカイブのイベストはほっこりさせてくれたり笑わせてくれたりジーンとさせてくれたりと、波はあれど毎回楽しませてもらっています
そして今回復刻となる
どたばたシスターと古書館の魔術師
については諸先生方からシナリオいいよと伺っていたのでハードル高めに期待していました
ってことで読後の感想を書いていこうと思います
イベントストーリー、登場キャラの絆ストーリーなどネタバレを含むのでご了承ください
またブルアカ歴半年そこらのペーペーなので誤りや抜け落ちている点があればコメントで教えていただけるとありがたいです
-
ヒナタが健気不憫でたまらない
話はヒナタが古代の経典を任されるところから始まります
サクラコ様が古代文字で書かれた経典をトリニティの有力者が集まる場でお読みになる…
ウイも言及してたようにキナ臭さしかしねぇー!
エデン条約でトリニティの権謀術数を見せつけられているので後の展開も含めて邪推したくもなります
話を戻して、ヒナタが経典に触ってなんやかんやで
そうはならんやろ!
なんとかしようとすればするほどどうしようもなくなっていくのが不憫で不憫で愛おしくなってしまいます
(最初ヒナタの怪力のせいかと疑ってごめんなさい)
地味に汗かき設定も拾われててよかったです
-
私は普通ではないので
経典をどうするかシミコに相談することに
図書館の風紀の為なら結構武闘派であるシミコの意外な一面もちらりと見せつつ、復元は専門家である“ 古書館の魔術師 ”にお願いすることに
ウイかわいいね……
古文書の専門家であるウイちゃんによるとこの復元は治療どころか蘇生とのこと
じゃあ難しいかぁと頭を抱えていると
ウ、ウイさん…!!
どこぞの卑しいうさぎとは違いただただ頼りになるお言葉
まるで凄腕だけど偏屈な技術屋じじいが味方になってくれたときのような頼もしさ!
なんでもやります!というヒナタと先生はウイからおつかいを頼まれることになります
-
スイーツ部 is God
頼まれた3つのうちまずケーキを買いに行きますが
人気なケーキ屋が不良たちにより占領転売されていました、さすがキヴォトス
その場に放課後スイーツ部もおりどうするか悩んでいましたが戦力としてのヒナタ、指揮官としての先生を得て不良たちをボコる条件は整った!
ということで
(2枚目は別イベントのスクショですがほぼ同じ流れだったので)
機関銃をぶっ放すヒナタの活躍もあり楽々制圧、お店も開放されケーキも貰えて一件落着
スイーツ部の戦闘力についての描写はありませんでしたがあのイベント的にヒナタと同じぐらい暴れ回ったんじゃないかなと想像してます
-
先生のこういうとこが好き
ケーキを持ち帰る途中銃声が
ヒナタは見過ごすことができず駆けつけると、自警団のスズミと七転八倒団が衝突寸前
ヒナタの加勢もあり簡単に制圧でき、目的の一つである水苔膠も調達できそうというところでなにやら不良たちにも事情があり
ちょっと話が逸れますが自分は先生のこういうところが好きです
メインストーリーでも散々語られているように「先生は生徒の味方」なんです
それは優しい子、弱い子、好意的な子に向けた都合のいい台詞ではなく不良も、権力者も、先生を嫌っている子も、すべからく生徒であれば寄り添おうとするんです
もちろんその姿勢が理解できない、平等ゆえに不公平になってしまう、綺麗事だ、などと拒絶されることもありますが先生自身はそのスタンスを崩しません
ネームドに限らず作中の1モブに対しても話を聞こう、なんとかしようとする姿勢を持ち続けている先生が大好きです
さらに脱線すると自分はソシャゲの主人公に自己投影するタイプではありません
作中のキャラの一人として自我を持って行動してくれたほうが好みです
その辺りは型月主人公で鍛えられたのかもしれません
…自分語りはいつまでもできちゃうのでここまでにして続けます
キヴォトスは治安が終わっているとは言いますがやはり不良には不良の生きづらさがありました
普段迷惑集団として描かれることが多いのでたまにこういう描かれ方をされるとグッと来てしまいます(先日の正月イベントもそうでした)
その吐露に対して真っ先に答えたのはヒナタでした
聖堂でのボランティアなら食と住を約束でき、その後の生活の足がかりにもなるという完璧な解答
さすがシスターでありヒナタの善性がよく表れています
引っ込み思案で遠慮しがちなヒナタがこの場でスラスラとこの提案ができたのは、救いの手を差し伸べることを常日頃から意識し実践してきたおかげなのだろうと思います
ここほんとうにだいすき
また自分語りをさせていただくと(書いたらまじで長く鬱屈な文章になったので省略)
はい、そんなしょうもない自分と重ねるのもおこがましいですがヒナタちゃんはそれが自然とできてしまう常に優しさを持ち続けている女の子なんですね、良すぎます
前述の通り先生は生徒の力になろうとしますがシャーレに匿うことが社会復帰につながるかは分かりません、庇護はできても支援は難しい
アリスクやRabbit小隊へのもどかしさと同じものを感じます
なのでヒナタがこの提案をしてくれたことはほんとうに最善だったと思います
そしてここのスズミの意味深な反応…
シナリオで語られるように自警団はスズミの個人的な活動から始まった非公式な部活
絆ストーリーでスズミ自身は人が傷つくことを嫌い、パトロールの必要がなくなる社会を望んでいると語られています
そんな優しい子がなぜ自警団の活動に至ったのか、そしてこの場面での沈黙は感動か羨望か嫉妬か…
うへ〜ブルアカは過去を語ってほしいキャラや組織が多すぎるよ〜
あ、ぼくキャラクターの性格がテンプレに収まってるんじゃなくて過去の経験から形作られてる作品はキャラが生きていると感じられて〜(略)
-
セリナかわいいしこわい
最後の材料である水晶薬ですがセリナが用意してくれていました、なんの連絡もしてないのに
ここは絆ストーリーの内容も含むのですがなんなんでしょうかこの子
なんかもう善人というより看護という概念の精霊みたいな感じです
困っている人傷ついている人がいたら見過ごせない、そんな「少し似た」2人にほっこりしましてようやく復元の素材が揃いました
-
ウイについても語らせてください
方々を駆け回ったヒナタと先生はお休み、ここから先はウイの仕事となります
しばらくして古書館のソファで目覚めた先生に、ウイは本心を話してくれます
外の人という偏見がないのか、大人だからか…
そこも含めて妄想を語らせていただきます
そういえばケーキを持ち帰ったときも
こんなふうに汲み取ってくれました
先生へのチョロい好意、なんて片付けてもしまえるところですが自分はウイのことをもっと深い深い女だと思ってるので妄想します
ウイは物の状態だけでなく訪れたヒナタや先生に対してもよく観察して所見を述べています
常人よりも視覚から得られる情報が多くそこから色々と推察する癖のようなものがあるのかもしれません
その癖はヒナタや先生のような裏表のない善に寄った人間にとってはなんともないことですが、ここはトリニティ
ユウカのふとももより分厚い鉄仮面を被って踊る魔境、キヴォトス1の性格の悪さを誇るトリカスとの相性は最悪ではないでしょうか
また歴史を重要視している学校でもあり古文書を復元できる人間は勢力図すら塗り替えられるオーパーツとなりえます
ウイやウイの大事とする書物を利用しようとする勢力もあったかもしれません(今回の話も誰かの掌の上だったかも)
鶏が先か卵が先かの話になりますが、そういった環境がウイの外の人嫌いを作っていったと考えるのは難しくありません
よく創作では聡すぎると心が読まれているように感じたり不気味に感じたりで距離を置かれる話もありますし周りが離れていった結果という線、傷つけ傷つけられ閉じてしまった線もありえます
本心をあまり出さないのも小声になるのも、拒絶された経験があるからだとしたら……うぅ
まぁそもそもが根暗なだけかもしれませんが(ちゃぶ台がえし)
話をちょっと戻しまして、先生に好意的なのは事前にそう聞いていた可能性もありますが、立ち居振る舞いを見て信用できそうと感じたのかもしれません
信用できると直感しても今までの癖で無茶を吹っかけ離れていくように仕向けてしまう、そんな歪んだ偏屈さがウイの愛らしさでもあります
絆ストーリーネタバレになりますがやはり分かる人にはウイの善性が分かるようで
図書委員からは慕われているのではないでしょうか、古書館を私物化していることを除いて
うーん、会話せず1日古書館に入り浸りてぇ〜〜〜〜
ウイに薦められた本を黙々と読んでどんな顔してるかウイにチラチラ覗かれてぇ〜〜〜〜〜〜
妄想おわり
-
とりあえず動くが何もできないヒナタと…
そして復元作業も終わりが見えてきたところでヒナタのスマホに入ってきた連絡は
き、キナ臭えええええええええ!!!
キナ臭すぎるだろ!
日程を早めるのはまだ分かるとしてなんでわざわざ深夜12時に?しかもその日のうちに連絡?!それが全会一致で承諾??!
怪しい…怪しすぎる……
そもそも上層部も集めて大々的に行う式典なんだからそれぞれの都合を調整するのも難しいはずで、慎重に慎重を重ねて執り行われるものでしょう
普通の作品なら展開の都合かなと流しちゃうけどブルアカを信頼しているので何か理由があるはず…トリニティの上層部が全員頭マコトとかならそれはそれで面白いけど
とにかく言われた以上なんとかするしかないと向かうヒナタ
また健気でかわいそうな目にあってるよ好き
ウイの自責の念も諦めも含まれている独白から先生ひらめく
-
今まで積み上げてきたもんは全部無駄じゃなかった
助けてきた人が助けてくれる王道展開さいこ〜〜〜〜〜う!!
こういうのでおじさんも「こういうのでいいんだよこういうので」と言っています
セリナの超回復やスイーツ狂いのトリ貴族などご都合展開ではありましたがまぁそこはギャグってことで
回り道しても遠回りしても、情けは人のためならず、最後には優しい人が救われるような!
そんなハッピーエンドが私は好きなんです!!
- 後日談で狂う
そして後日談としてウイに報告に行きます
そして狂わされます
ウイ…ウイ!!!
愛おしいよウイちゃん…
外の人を遠ざけるのは邪悪な人間は当然として、善良な人間にはそれはそれで心配して気疲れしちゃうって…
もしかして…いい子なのか?
意地悪してましたって早々に折れる正直さ、嘘を黙っておけない誠実さを兼ね備え最強に見える
学校の謎として気になるところはあるけどキレイにまとまったなぁ…
さてと……ん?
お、おまっ…ウイ!!!
自分の興味のためには嘘もつく!
さっき褒めたの返せ!
有能!!大好き!!!
-
まとめ
というわけで軽くまとめるつもりが感情が溢れて溢れて、何度も読み返しながら書いたら長くなっちゃいました
自分がイベントストーリーに期待しているのはキャラクターの掘り下げや新たな関係性を見せてくれるかどうかなのですが古書館のシナリオはその点とても良かったです
シナリオの中に絆ストーリーでしか知り得ない部分も描写されていて、登場した子たちのことをもっと知りたくなりました
キャラの魅力を掘り下げつつ爽やかな青春の1ページを見せてくれる…
ブルアカらしい素晴らしい時間でした、ありがとうございました!
今回で何人かのモモトーク読んだし結構減ったかな?
未読スルーごめんなさい