vol.5 百花繚乱編 第1章前編の気になるポイント


約5ヶ月振りになるメインストーリーの更新

お〜これこれ、これがほしかったの〜(CV:オタク)になりました
後編の告知も来たので、前編時点での個人的な気になる&ここすきポイントをまとめたいと思います




気になるポイント

“20年前”の「百鬼夜行燈籠祭」

まず今回先生が招待されている「百鬼夜行燈籠祭」
最終編の一連の騒動は災害のようなもの、その空気を変えるためにも燈籠祭を復活させる
単なるめでたいお祭りではなく故人を悼み送り出す燈籠祭のチョイスいいですね
気になるのは“復活”、そして“20年前”という文言


なぜ廃止されたのか詳しい経緯はユカリも知らないようです
(言い淀み方から知っていて黙っているようにもとれる)

ブルアカの作中でこれまで具体的な年数が語られたことはない…と思います
中学生のころ〜とかエデン条約がすごい昔〜とかではなく具体的な数字

話は反れるのですがユカリが10ヶ月前に百花繚乱に入ったことも語られています

こういった何ヶ月という表現すら見た記憶がありません
日本と同じ4月入学とすれば作中時間は2月頃ということになりますがはたして……

…とにかくわざわざ20年前と言及するからにはそこに意味があるのだと邪推してしまうのがオタクの性
これが5年前や100年前でなく20年前なのはなぜか

おそらく今存在している生徒たちの生まれる前、かつ記憶の残る先代もいる時代設定にしたいのではないでしょうか
20年前の出来事であれば当時の生徒や大人たちは覚えていて当たり前だと思います
ちなみに20年前のアニメは『明日のナージャ』や『ボーボボ』らしいです
昨日のことのように語るオタクも普通に観測しますよね

祭儀の関係者だけが過去の燈籠祭が廃止になった事情を知りつつ、ユカリたち次代には伝えていない理由があるのだと考えるのが自然です
ブルアカが生徒の母親を出すとは考えづらいのですが、過去の生徒として登場するぐらいは期待していいかもしれません

もう一つ考えられるのはトンチンカンですがタイムスリップでの過去改変、からの記憶改竄
本当は重大事件があったけどこれから過去改変を行い、廃止されたという結果だけがそのまま残ってる的な……

そういえばキヴォトス人や犬猫たちの寿命ってどのぐらいなんだ?
世代交代が20年より短ければ何も記録に残らない可能性…はさすがに無理あるか
分かってないことが多すぎるぞキヴォトス

花鳥風月部と“怪談”

続きましては陰陽部に訪れニヤの相談を受けるシーン




ここで気になるのはニヤがわざわざ“時代を越えて送られてきた手紙”と例えていること
そのあと都市伝説やゴシップ的な存在だと補足を入れているのですが、そういったものを“時代を越えて”と表すでしょうか
ニヤの口振りからは花鳥風月部が過去に存在していた部活のようには思えません
であれば空想やおどぎばなし、それこそ怪談から送られてきた手紙と表現する方が自然です
それでもあえて『時代』というワードを選んだライターの意図があるはずです(深読み)

つまり──何を意味する?
かは分かりませんがタイムスリップ匂わせの一つかな、と

また手紙の文面は以下の通り

<そなたらに告げる>
<我々の風流は終わってなどいない、風情は大勢で味わうべきもの>
<お楽しみが始まり、空に咲いた大輪の花を見上げたその時に──>
<もう一度──そなたらの元を訪れよう>

不穏すぎる…
風情(大火災)とかだろこれ…
また最後の“もう一度”、これは先述の20年前の話をしているのではないでしょうか

この内容をどう回収してくるのか見ものですね
やめてくれ


ユカリやナグサの匂わせ

続いてユカリやナグサが先生との交流があったかのように匂わせるシーンについて



初見時は「先生犬説www」なんて冗談と受け取っていたのですが、これ以降の匂わせもなく、ユカリが誰彼構わずナンパするギャルというわけでもない……ということはこの台詞には意味があるってことなんですね〜メガネクイッ
そしてより分かりやすい匂わせがナグサとのメモロビシーン



“まだ”
全読者が引っかかったであろうこの言葉、明らかに先生との関係を匂わせています
確証のないユカリと違い、ナグサには明確に何かを知っていそう

ですがシャーレの先生のことをよく知っている…とも言えないのが直前のこのシーン



シャーレの先生の容姿を知らない、初対面の反応なんですよね

最終編でのクズノハの巻物についての一連の言動からも先生と面識があるわけではなく、伝聞で聞いているだけという感じです

ここ見返しててふと思ったのが、“彼女(クズノハ)が〜と(アヤメから)聞いたから。”となり、クズノハの言葉を聞いたのはアヤメなんですね
ナグサは百花繚乱部長の“証”をアヤメから渡されたようですがクズノハと接触できたわけではなさそう…?
最終編で出会ったのは黄昏の寺院から引き返してきたタイミング、巻物もそのとき渡されたのかな〜なんて想像してましたがどうやら違いそう

先生と初対面のはずが何かしら記憶がある
ぱっと思いつくのは先述したタイムスリップで幼い頃先生と出会っている可能性でしょうか
ただそうなると20年前へのタイムスリップでは無くなるんですよね……

今後の展開としてはあの大火災スチルが現在のものか過去のものか分かりませんが、過去にタイムスリップして元凶を絶つ流れだと想像してます
百花繚乱メンバーも一緒にタイムスリップして事件解決するけど現在に戻ってきたら先生含めみんなその記憶を失くしちゃう…とか?

まぁブルアカは割と気合でどうにかしちゃうので考えすぎずに待ちたいと思います


謎の声

最後に先生を導いた謎の声について



ナグサの窮地を伝えるように先生の脳内に流れます
さらにナグサとの会話シーンでのホラー演出



いいねぇ、いろんなサウンドノベルやってきたけどどれもホラー演出凝ってますよねぇ
こういうのやってこそのサウンドノベルまである

2つ目の台詞が顕著ですが、どうやらこのファミチキボイスはナグサのことを知っているようです

自分の考察としては今回急に出てきた要素の『幽霊』、声の主はそれかなと
さらに言うとナグサと関係があってまだ登場していないキャラ、アヤメが謎の声の主だと予想します
幼い言動なので全く別の幽霊という可能性はありますが、“アヤメは陽キャっぽい感じ”というミチルの評から大きく外れないとも思います



行方不明になったアヤメ、それは何らかの理由で幽霊となり見えなくなってしまっているとすれば辻褄が合います
まぁ『絶望に打ちひしがれる百花繚乱メンバーをどうにもできないまま見せつけられ曇るアヤメ』を観たい私の願望を多いに含んでいますが

それとこれは謎の声ちゃんと関係あるのかは分かりませんが序盤のモブの気になる台詞もありました



初見時は責任のなすりつけ合いかとスルーしちゃってたのですが読み返すとここも何か意味ありげ
ファミチキボイスで唆して、治安を乱そうと暗躍してる何者かがいる…?

〜追記 11/22〜
後編読みまして雑考察はやっぱり外れてました
後半は一部当たってましたけど
後編の感想まとめもそのうちやります



以上が現時点での気になるポイントと自分の考察になります
ここからはキャラ個別のここすきポイント書いていきます

ここすきポイント

ユカリ

今回の主役とも言える勘解由小路ユカリ



「か、勘解由小路…?」となり調べてみたら実在していて、由緒正しい苗字の一つだとか
作中の描かれ方とリンクしますね

由緒正しい家柄に生まれ、何事にも全力で楽しそうに臨む快活お嬢様

と同時に百花繚乱内ではみんなに可愛がられる後輩キャラというのがさらにいい
百花繚乱や先輩たちに対しては並々ならぬ愛情を抱いています
百花繚乱の活動がユカリ生来の正義感と合致するんでしょうね

まぁきっかけが



顔が最強で喧嘩も強い先輩にこう言われちゃユカリでなくとも恋に落ち心酔しますわ

そんな彼女がこれから曇りに曇らせられるんですよ、どうせ
でもね、ぼくぁ「それでも!!」と立ち上がる主人公が大好きなんだ

だからこれからもたくさん見せてね
ユカリちゃんの伝説、『ユカリ・ざ・ろっく』を!

ナグサ



顔が優勝
ふつくしすぎんだろ……

最終編では掴みどころのない変な人という印象でしたが、今回のお話であのコスプレ主張も自分はもう百花繚乱ではないという意思表明なのだと重みが増しちゃいました
一方でほか2人の先輩同様百花繚乱の羽織を脱がないのは…おもてぇ、この感情言葉にするには重たすぎる

それはそれとして



囲まれてる状況で食べきるまでどころか2本目いってたり



ヒマリ族だったり



先生の静止が間に合わないぐらい喧嘩っ早かったりおもしろ属性てんこ盛りなんですが
てか忍研との出会いでもユカリの過去回想でも、戦闘の度に手を出す早さに言及されてるのすごいな

そして立ち絵が変わっても見えない右腕
巷では百花繚乱の“証”が埋め込まれサイコガンになっているとかいないとか

冗談はさておきその右腕関連で気になる描写が



てっきり右腕がないor動かせないのかと思いきや“右側”という表現
実際直前の戦闘でも右から来るアラタに気づけなかったような素振り

もしかして右腕に限らず右半身、右目までも使えていないのでは
右腕の事情は今後のお楽しみですね

レンゲ




顔が最強
先日CVが公開されましたが100億満点のキャスティング、かんしゃ〜

文化部巡りのエピソードからも、青春に憧れつつ根っこが体育会系のよき先輩キャラという感じ(本人にどこまで自覚があるのか分かりませんが)
百花繚乱の活動を腐しつつも愛着はあるようで

苦しむ…ユカリ同様百花繚乱のことが好きなのでしょうね
キキョウも言及していますが、“証”の返却はそれほどまでに重大で取り返しのつかない決断なのか…

またレンゲの発言で気になるポイントが



「みんな、いつ委員長が居なくなってもおかしくないと思っていた」


そんなことあります?
ナグサの消え入りそうな、飛んでいってしまいそうな儚さのある人物なら分らんでもない
ただ陽キャと噂のアヤメだと不自然
ここらへんも百花繚乱の過去とともに語られるのでしょうか


キキョウ



顔が最凶

これが刺さるオタク絶対いるよな〜って思いながら読んでましたし、最近の二次創作で一番見る気がします
ワンコ系後輩のユカリにクールデレデレ先輩は相性良すぎだろ

歯磨きチェック、反吐が出る、私だけで十分。……

ここすきポイント盛りすぎです!!
キツい言動の一方、前半時点でも手厚いフォローがあり好きになれる余地を与えてくれている
リオとは違うんやリオとは
そのフォローの過程で先生やシズコの良さを引き出してもくれました

百花繚乱に解散令を出し、それでも自分は百花繚乱の部室に残る、この愛憎たるや…

後編予告のスチル見ました?
キキョウ絶対いい子なのにめちゃくちゃに曇らされてポッキリ折れちゃうんですよきっと
もう待ちきれないよ!早く出してくれ!


アラタと手前(仮)ちゃん



ストーリー開始早々、予想外のところからぶん殴ってきた魑魅一座のネームド・アラタちゃん
表情がコロコロ変わってちょっとお馬鹿な感じもあって魑魅一座らしくてよい

そんなアラタちゃんをめちゃくちゃにしちゃう匂いプンプンの新キャラ



名前がまだ登場してないから手前ちゃん、猫の手ちゃん、ヘイローダイマックスちゃんとか言われ放題
明らかに怪しい雰囲気から花鳥風月部で今回の黒幕の一派だろうと思います
後編PVでも

手前どもの「百物語(かいだん)

と言っていますから百物語側の人物なのでしょう
同じPVに出てくる真の黒幕っぽいお姉さんとの関係も気になります…


新モブ



今回は新デザインのモブもたくさん出てきました
ブルアカは目隠れフェチにも手厚いです
クロレラ観察部…多面指し将棋部…フィットネス落語部…
百鬼夜行は忍研以外にも変な部活多いっすね
多面指し将棋部はもう将棋部でいいのでは?

クロレラ観察部ちゃんがインパクト強すぎたけどほか2人もお淑やかでいいですね、二次創作増えろ増えろ

ニヤ

ここからは既存キャラについても少し

先生をうまく誘導しつつ利用しよう、的なムーブの多いニヤですが先生と2人のときは意外とストレートに本心を言ってくれます
(いやそれすらもニヤの掌の上かもですが)

継承戦の立会い人は幹部から1人外部から1人必要であると言われており、先生が立会い人を務めるのであればニヤまで請け負う必要はありません
先生一人に任せてしまわないニヤの優しさ
そして

先生に助けてもらったことを少なからず恩に感じ、その借りを返したいと思っている
すべての物事を掌の上で転がす悪役のようなムーブもありますが、百鬼夜行のことも先生のことも大切にしてくれています
ニヤの株がまた一つ上がりました

またこの前にユカリの覚悟を試すシーンもありますが、後出しで指摘するのではなく今言ってあげることは優しさでもあります
陰陽部、ひいては百鬼夜行の長としての器のデカさを感じますね


シズコ

最後はシズコです
終盤少しだけの出番でしたがシズコのいいところがぎゅっと詰まってました


ここでフィーナ持って来るのズルでしょ〜
フィーナは任侠に憧れてあえて百鬼夜行に転校?進学?してきたという描写があるのでまさに「自分の居場所を決めるのは自分自身」の例ですよね

てかさ
自分の居場所を決めるのは自分自身」てさ
アビドスに残り続けたホシノと、勇者を選んだアリスと、アズサの隣に立ったヒフミと、SRTで在り続けるrabbit小隊と……
ブルアカに一貫するテーマであり、ブルアカオタクが全員好きなやつじゃん!!
じぶんもう一回『放課後スイーツ物語』読んで泣いてきていいっすか(泣いた)

先生のいつもの青臭い理想論もシズコとの合せ技でより映えています

シズコといいニヤといい既に人間ができてる生徒との絡みも大好物です


まとめ

以上前編のまとめでした
メイン更新をだいぶ待たされたからこそちゃんと面白いものをお出しされて大興奮でした
新キャラ、新BGM、そして陰鬱な影…
これこそメインストーリーに期待しているものでした

ここのパーティゲームみたいな新BGM好きすぎてそのまま何ループも聴いてた
イベントのメインテーマでもいいぐらいの曲を使うのここだけとは、もったいない

また今回は先生の“先生”らしいカウンセリングも随所で見られ満足でした
ユカリとナグサとキキョウと…唯一レンゲとは長く話す時間がありませんでしたが、修行部やキキョウがその役割を担うのでしょうか

どうやら百花繚乱の先輩方は百花繚乱のことがまだ好き、でも状況的に諦めざるをえないという感じ
状況が変われば元鞘に戻る余地は全然あるのですが、アヤメと証と百物語次第でしょうか

まぁど〜〜〜〜せはちゃめちゃに曇らされるんでしょうけどね
最後はハッピーエンドにしてくれると信じて曇りパート楽しむぞ!

…うぅもうつらい