ブルアカアニメ5話の例のアレ


先日放送された「ブルーアーカイブ The Animation」第5話

予告などから柴関ラーメンの例のアレが起こる回か……アニメはどうするんやろと内心ドキドキでしたが、まさか全然別の場面で炎上するとは

先に言っておくと自分もあのシーンに関しては否定寄りです
後半からが先生の見せ場であるということは重々承知のうえで、その期待通りに描いてくれるか不安でもあります

なぜそう感じてしまったのか、どういう演出の意図が考えられ、今後どう描いて欲しいか
そのシーンやここまでのアニメ全体についても思うことを書いておきます

前置き

注意事項としまして、まず自分が超ブルアカ大好き信者ということです
他の記事で延々と語ってるのを見てもらえれば伝わるかと思います
加えてアニメブルーアーカイブに対しても非常に贔屓目に見て楽しんでいます

ファンとして観とかなきゃという義務的な面は否定できませんが、アニメという媒体ならではの情報が増えて新たな理解が生まれることを純粋に楽しめてもいます
少しでもキヴォトスの理解に繋がる情報はないかキャラの表情変化を見落とさないか、目を皿のようにしてかぶりついて見ています
日曜深夜が楽しみで、観たあともだいたい昂って2時3時まで寝られず反芻しています

そういった点で普通の中立的なアニメ視聴とは違うスタンスでの鑑賞、感想になることをご承知おきください
普通のアニメ視聴とは原作を知らないダンジョン飯をサブスクで観て「世界も人間模様もおもしれ〜〜〜この後どうなっちゃうの〜〜〜〜」って言ってる自分を想定しています


注意事項はもう一つあり、自分はブルーアーカイブ内の全てのストーリーを読めてはいないことです
メインイベグループミニは読了しましたが、絆ストーリーに関しては未だに未消化も多く
実装された生徒の約6割ほどしか読めていません
つまりブルアカを4割損していると言っても過言ではない……

こんなヘイト記事を書いてる間に読んでこいっちゅう話なんですがどうかお許しを……
ちまちま読んでいるのですが愛用品も増えてて……

未消化のストーリー内での描かれ方はまったくの無知ですし、たとえ読了済みでも1年以上前の記憶が正確かと言われると自信がありません
とにかくブルアカの全てに精通してるわけでもなんでもない人間なので誤解や見落としはいくらでもあると思います
ご承知おきのうえ、何かお気づきの際はご連絡ください

最後にもう一つ、アニメの展開やアニメ先生への批判的内容も書いていきますが、製作している特定の個人を攻撃する意図はありません
監督脚本作画音響声優……アニメは多くの方が関わって生まれる作品なのでこの人がこうだから〜みたいな主張はかえって本筋から外れてしまいがちです
私はどの話数を誰が担当しているのかなど把握していません
ただお出しされた作品への感想を書いていきます
また声優さんの演技に関しても全員申し分なく頑張って頂いていると本心から思っています
文句をつけた時はそれを是としたディレクションに対してだと受け取っていただければ幸いです

アニメの先生と5話のアレ

これまでのアニメ先生

本題に入る前にアニメでの先生の足跡を確認しておきます

第1話ではアビドスで遭難し助けられ、ホシノに意味深な目線を向けられるも物資支給で感謝される
アビドス校内をシロコに案内してもらっている最中に襲撃
アロナにサポートされつつ、戦場に降りてきて「君たちはどうしてこの学校を守りたいんだ?」と問いかける
そのまま戦闘指揮、勝利、夜の教室で1人アロナに話しかけるところまで

第2話ではシッテムの箱起動のシーン、戦闘指揮をしたっぽい、セリカをストーキングしてキレられ落ち込む、柴大将と意気投合
セリカ失踪後はシッテムの箱の権限を利用し位置を特定、アヤネに守られつつ作戦立案と指揮、セリカツンデレられる

第3話では借金の対策会議でアヤネと一緒にリアクション、アイドルを選択しようとするも遮られる
便利屋襲撃に遭い最後だけ作戦指揮して決着(引き分け)

第4話では対策委員会とともにブラックマーケットに赴き、銀行強盗しようとするシロコを止めようとするも折れる、その後納得して参加する
実行中は外で待機、一般人に危害を加えないように忠告、無事脱出後ヒフミといっしょに落ち込む
現金を持ち帰ろうとするセリカを静止

第5話では会議を転がしつつヒフミとの別れ際「大丈夫!きっと方法はある!…んじゃないかな…多分……」と煮えきらない
翌日寝不足で現れ、ノノミからホシノの変化について聞く
それに対して「私が来たからかな…ホシノが変わったのは」「あはは…なんて……」「いや、その、なんていうか…あはは……」
ノノミは笑いつつも窓の外を遠く眺める

以上ざっくりまとめでした


アニメ先生の違和感

これらを踏まえて問題のシーンを中心に考えていきます

画像はニコニコ動画からのスクショです
ニコニコならダイナミックコードも面白くなるから不思議だね、というのはさておき

アニメ先生と原作先生を比べつつ違和感を並べていきます
この項はアニメ先生単体での評価ではなく、原作先生との違いに焦点を当てており、批判的な内容を多く含みます
擁護したい点もあるのでそちらは次の項にまとめたいと思います

①先生の冗談

まずは原作先生に対する自分の認識を書きます

先生は場の空気に合わせて、いや時には空気を読まずに冗談を言うことも多いです
あはは……と濁すこともあれば悪ノリやからかうこともしばしば

メインでは控えめですがモモトークや絆ストでアクセル全開です
全会一致でライン越えのイオリを例に出すのは不適切かもしれませんが
私の大好きなイベントストーリー「放課後スイーツ物語」でも度々先生が悪ノリしてました

一方で生徒の変化や成長を「私が来たからかな」みたいな台詞は冗談含め見覚えがありません
方向性が真逆の、恥ずかしがる生徒に「私の“せい”?」みたいなのはありますね

自分は絆ストを全て読めてはいませんし、過去読んだ内容を完璧に覚えているわけでもありません
都合のいいように記憶改変してる可能性はあります
現に先生の台詞は基本エモくて好きなやつしかSS撮ってなくて、上記も探してようやく見つけたものです
冗談を言う先生が好きという訳ではないので記憶から抜け落ちてる可能性は全然あります

もし生徒の変化を自分の“おかげ”だと言うような台詞がありましたらぜひ教えていただきたいです
自分の中の解釈をこねくり回すので

ではその逆「私ではなく生徒のおかげだよ」はどうかというとちょいちょい言ってます
先生はよく生徒から「さすが先生」的なことを言われるのですが笑って受け流したりノーリアクションなことも多いです
ワーカーホリック的な自虐とかならあります
「こういうのには慣れてるからね……」的な

これはミドリ絆ストのキザな先生

なのですが、しっかりと言及することもあります

これは「百夜堂FC計画」での終盤、先生に恨み節を言うカイザー元理事へのカウンターです
めっちゃいいですよね実際そのとおりだし

以前も書いたのですが、自分にとって初めてのイベントがこの「百夜堂FC計画」で、当時は正直あまり印象に残ったストーリーではありませんでした

ですが改めて読み直すとギャグ9割で進めつつシズコというキャラの魅力をこれでもかと詰め込んだ名作に思えました
序盤のニヤとシズコのやり取りだけでも絶頂物です
やはり積み重ねてきた物語が味わい深いですブルーアーカイブ
不忍も常設来ましたし、そのうち常設の来るアビ夏百鬼夏も多くの方に読んでいただきたいですね

という感想はさておき、これを最初期に見ていたせいか自分の中での先生像が無意識に固まっていたのかもしれません
作中で描写がなくても、プレイヤーの私たちが「生徒たちがやってくれたんだよ」と思う時は、先生も同じように思っているんだろうなと

一方でこういったお話を通っているかいないかで印象が大きく変わるのかもしれません
キャラクターへの印象が絆ストーリーを読んでいるか否かで大きく変わるように

そもそもブルーアーカイブの最大の魅力はシナリオでありテキストだと言っても、現状実装されているお話をどれだけの人が読破しているでしょうか
メインストーリーならまだしもイベストグルスト絆スト……ユーザーの何割が読めているのでしょうか
自分も冒頭で述べたように人のことを言えません

もし仮に全部読めていたとしてもその記憶や解釈は個々人で差があって当たり前です
読解力のある人の解釈が必ずしも正しいとは限らない、行間を読みすぎて素直に受け取れない場合もあります
先ほど自分のケースをお話したように、どのタイミングでどの話を読んだかにも大きく左右されると考えています

だいーぶ脱線しましたがとにかく原作先生への解釈は人それぞれなのが前提
自分は上記の根拠をもとに「自分のおかげ」的な冗談を言う人ではないと考えています
原作で言ってないという根拠なので、重ね重ね申し訳ありませんが見落としたシーンがあれば教えていただけると幸いです

っていう原作先生に対する認識を確かめたところでアニメ先生の台詞を見ていきます


「私が来たからかな…ホシノが変わったのは」
「あはは…なんて……」
「いや、その、なんていうか……あはは……」

最初の台詞が主に燃えている箇所ですね
うーん、やっぱりキツイな
ちなみに本気で自惚れているわけではないと思います
その後の誤魔化し笑いから冗談ではあるようです

空気を変えるための冗談か……
そもそも空気変えよう、変えたいと思う場面だったかな?

ノノミの言い方も過去つらかったという重い話題ではなく過去とは違って今は丸くなったという前向きな話題でしたよね

ノノミがそういったセンシティブな過去を語ってくれたのはそれだけ先生を信用してくれているわけで、先生的には「話してくれてありがとう」「過去に何があったのか気になる」の気持ちじゃない?
茶化して打ち切りたい話題には思えません

まぁまぁまぁ先生は真面目なシーンでも茶化すことが無いわけじゃないですから、そこは置いときます

自分の結論としては冗談であるという前提だとしてもそんなことは言わないでしょ、です

②先生の二面性

このシーンに限らずアニメ先生は「あはは……」や「多分……」が多用されています
キヴォトスの常識についていけず困惑する様子は初見勢の代弁者として描いているのかもしれません
その一方で戦術指揮に関しては「提案」という体を取りつつも自信を持って行えているように見えます

これらをざっとまとめると“普段は優しく気弱でナヨナヨしているけど、いざという時は頼りになる大人”として描いているように見えます
これ自体は原作先生ともある程度共通しています

コミカライズで描かれている色んな先生も同様です
アドバイザーとして見守りつつ4人それぞれと違った関係性で接しているメガネワーホリ便利屋先生
ムキムキマッチョで全く喋らないのに大事な時は助けに来る穏やかな怪物パヴァーヌ先生
だいぶ癖の強い風貌をしていますが彼ら妙な納得感ありません?
これはこれでアリだなって

一方アニメ先生はというとルックスだけ言えば最大公約数、つまりより多くのユーザーに受け入れられるデザインかと思います
DoReMi先生 is God.

ですが先程述べた“いざという時は頼りになる”点が現時点では戦闘指揮とセリカ発見ぐらい(描写の仕方はノーコメント)
これがアニメ先生のコレジャナイ感を生んでいるのだと思います

なぜかと言うと原作先生の「普段はアレだけど頼れる大人」像は生徒とのコミュニケーション“だけ”でも描けているからです
コミュニケーションの緩急だけでその二面性を描けている

アニメ先生は現時点では「コミュニケーションは下手だけど戦闘指揮やサポートは頼れる大人」でしかない
口を開けば頼りにならない言葉ばかり、でも戦闘では役に立つ、そんな感じ
“頼れる”面をコミュニケーション以外で補ってしまっている

原作のおバカちゃんなオート戦闘をプレイヤーの指揮によって勝利に導くゲーム体験、の部分をアニメで描く必要はあったのでしょう
ですがシナリオ上で先生が信用信頼されているのは指揮の上手さからではないはずです

なので問題のシーンに限らず回が進むごとに違和感が増しています
4話の銀行強盗のシーン、原作でははっきり明言しています

いざとなったら頼りになるってこういうことじゃない?
ってのは語弊があるとしても自信満々にウキウキでやっているのが伝わってきませんか?
この時点でキヴォトスに馴染んじゃってますよね原作先生

こういういざとなったら腹をくくって生徒の背中を押すっていう先生像、アニメ1話や2話では見られた気もします
1話の玄関口からみんなに問いかけるシーン、2話のセリカの行方を突き止めるシーン

それが4話5話にはありませんでした
4話のセリカを静止するシーンの声色は先生らしさが出てましたが、実際に諭したのはおじさんなのでノーカン
段々と原作先生に近づくどころか離れていってしまっている印象すらあります

話の展開として先生の出番が少なく描きづらいのはあるかもしれません
そこらへんは擁護点として後ほど語りますが、だからこそアニオリに期待するところでもありました

そして1話ではそれがよく出来ていた
頼りなさを見せつつ、穏やかにシロコの話を汲み取り、急に当たり前のことを聞いてきて、かと思えば自信満々に協力してくれる
原作先生らしい二面性が描けていたと思えます

あぁこういうアニオリを勇敢にもやってくれるのであれば安泰だ、そう思っていた時期もありました

原作も初期はキモセクハラしてたけど今は控えめ、みたいな先生の変化は語られるところではあります
けれど先生の核の部分、誰のために何のために在るのか、その姿勢はむしろ対策委員会編の時から変わっていないと読み直すたびに思います
初見時はともかく他のシナリオを通った後に読み返すとアビドスも面白いな…!になるのはその一貫したブルアカとの向き合い方をユーザー側が掴んでいるからだと思っています
「ブルアカが変わったんじゃない、俺たちが変わってしまったんだ」的な

そういった“ブルアカの先生らしさ”がアニメ先生からはまだ見出だせない状態での軽薄な発言に視聴先生たちの不満が爆発したところもあるかと思います

ってことでまとめると問題のシーンが特に顕著ではあったが、『先生らしさ』を描ききれていない違和感が積もり積もっての爆発だったように思えます


アニメ先生に対する擁護

ずいぶんと批判させてもらいスッキリしたので、ここからはアニメとゲームの媒体の違いにも触れつつ現状の擁護をしていきます

①アニメ先生と原作先生は別人でいい

はい
前の項をすべてちゃぶ台返しするようですが、そもそもアニメ先生とゲーム先生とが同じである必要はありません

ゲームの開発陣は「ユーザー1人ひとりの分身として感情移入して楽しんでほしい」と発言しており、ゲーム先生自体がユーザーの数だけ存在することを推奨しています
前述のコミカライズ先生たちもアニメ先生も無限の可能性の1つでしかない、というのも作り手から度々発信されています

ただこういった内容は韓国語でのインタビューであったり、生放送内でのメッセージであったり、全ユーザーに届いているかは定かではありません
また作り手の願望通りに作品を受容する義務もないと思います

〇〇が至高!それ以外は解釈違い!とするのも、公式が正義!全部受け入れる!とするのも個人の自由です
意見の違う他者へ攻撃的にさえならなければ

私としてはなかなか感情移入しづらいというか、先生の“私とは違うところ”が大好きなので独立したキャラクターとして見てしまいがちです
また原作先生が好きだからこそ、別の先生が出てくるたびに「どうか!どうか解釈一致であってくれ……」と祈るような気持ちで楽しんでいます

と言いつつも、便利屋先生もゲーム開発部先生もすんなり受け入れられたので案外許容範囲は広いのかもしれません
(本音をいうと両コミカライズ先生の原作理解度と表現力が一介のオタクを優に超えているだけだと思います)

自分の中で大事なのは見た目よりも生徒とどう接する『大人』として描かれているか、です
最終編を通して別世界線の先生も「同じ状況で同じ選択」ができる先生なのだと感動しました
なので基準はそこ

過程や結果、性別や容姿が違っても先生の『大人』としての軸に共通点を見出したいんです

じゃあアニメ先生はどうなのかというと、現時点ではわかりません
1話で分かった気になっていたけど今は分かりません
今後の描き方次第でどうとでもなる、けどそれに期待していいのか不安です

アニメ先生と原作先生を別人として捉える、先生としての信用を一旦リセットしてフラットに見る、それもアリでしょう

まぁそうすると現状文句しか出てこないんですよね
アニメ先生も原作先生と一貫した信念を持っている前提ならいくらでも擁護しますけど、それが証明できないなら何者でもない頼りない大人でしかない

ついでに言うと「アニメ先生は解釈違い=プレナパテス先生のBADENDルート」という意見にも大反対です
あいつも同じ選択をする『先生』だっただろうが……!失敗の代名詞に使うのは許せん……!のお気持ち

ただ別枠として考えるのもそれはそれでワクワクします
いちから『先生』としての信頼を勝ち取っていく物語を見せてください、期待していますよ先生……クックックッ……ってゲマトリア仕草ならイケるイケる
はたしてアニメ先生は楽園を証明してセイアを赤面させられるのか見ものですねクックックッ…………

②アニメとゲームの媒体の違い

続いて擁護というか同情する点

ゲーム内のメインストーリーはテキスト以外は背景立ち絵SE程度で情報が少なく、それをアニメーションに起こすのが単純にハードルが高いというのが1つ
全てを再構成するのが難しいせいかブルアカアニメでもぼっ立ち会話が目につきます
細かく動かしてくれてはいるんですが……

それと公に出す以上過激な表現は当然避けがちということも1つ
ノンデリセクハラ先生をカットするのもそうですし、アルやハルカの爆破に対しても丁寧にフォローを入れています
先生が銀行強盗に乗り気でなかったのもこういう配慮だった気がします(普通の大人は銀行を襲わないので)

ブルアカのキャラクターの妙はギャップだと思ってる人間なのであまり説明が多いと魅力半減な気もしていますが、原作そのままだとハルカがただただよく分からないヘイトタンクになってしまうから致し方ないんでしょうね……
あの第一印象から絆ストーリー読んでの衝撃がいいんですがね……それをアニメで描くのは難しいね

そして何より大きく違うのは「先生=プレイヤー」の構図が使えないこと

原作ゲームの序盤はプレイヤーが自己と先生とを重ね合わせて話を読み進められます
この段階ではむしろ無個性であることが没入感を高めています(ノンデリ先生が無個性……?)
先生の1人称視点なので先生が何を考えていて何を思っているのかを描写する必要性が薄い
薄くても違和感を感じづらいのだと思います

だからこそ対策委員会2章の中盤以降、黒服との対峙や各校への協力要請など、先生がプレイヤーの手を離れて活躍する展開に意外性があり熱くもなれるのだと思います

けれどアニメではそうもいかない
アニメ先生も他の生徒と同じ1キャラクターとして独立してしまっている
視聴者の分身として感情移入することが難しい

私は1話時点でアビドスの話から始めたことを評価していました
というのもいきなりチュートリアルの話から始まってしまうと上記の感情移入の難しさは変わらず「結局誰?」「結局何の話?」となってしまうだろうと考えていたからです
1話のキャラが2話以降ほぼ出てこないことにもなりますし
これはアビドスを救うためのお話です、とぶち上げてしまった方がアニメの方向性を伝えやすい
それに加えてアビドス目線にすることで、先生が「よく分からない頼りない大人」という独立したキャラクターとして違和感なく描けるとも思っていました

先生についてあえて説明することを諦め、1キャラクターとしてその魅力を描いていく、そう思っていた時期が(以下略)

③描きたいアニメ先生像

①②を踏まえてじゃあアニメ先生をどう描きたいのか考えると「まだ『先生』として未熟な先生とその成長」というのが自然な気がします

原作先生とは違い、生徒とのコミュニケーションもキヴォトスの倫理観も『先生』としてのスタンスも固まっておらず未熟な先生
だから失敗することもあるし問題のシーンはその未熟さを描きたかった
この後のいろんな展開を経てアニメ先生が『先生』になっていく、そんなお話

その流れの方がアニメから入ってくる視聴者にとって、何も知らない先生が感情移入できる分身となりえる
成長を描くのであれば前半は溜め回で後半ぐぐぐっと伸びていく可能性もあるので、現時点で評価するのは適切ではありません
問題のシーンも先生の「未熟さ」として描いていると受け取れますし、ノノミの刺さってなさからもそういった意図を汲み取れはします

ですがそう捉えるとその「未熟さ」の描き方について不満点が2つあります

まず特に明かされないアロナと戦闘指揮の謎
先生は初登場時から指揮を取り、それで戦闘が有利に進むという描写があります
まるで熟練の指揮官のように
その描写のクオリティはともかくなぜそんな指揮ができるのか、より銃撃戦に精通しているであろう少女たちよりも上手なのはなぜ?
そこへの説明が全くありません

個人的に初見バイバイと思っているアークナイツアニメでさえ、ドクターの記憶喪失前は優秀な指揮官であったことを匂わせていました
明確に理由を挙げなくてもそういう匂わせがあるだけで納得感が違うんですが……
諸葛孔明ならライブハウスの動線を操るのなんて簡単、とかね

放映前に自分が期待していたのは戦闘指揮にアロナの存在を巧みに織り込むことです
例えばアロナサポートのお陰で戦況を俯瞰できたり、ゲーム内でスキルの射程が見えるようにそれぞれの射程や動きを完全に把握した指示を出せたり、みたいな

原作でもなぜ先生の指揮が上手いかはテキストで語られておらず、SD戦闘での体験によって言外に伝えている形です
それをアニメでどう説明するのか期待していましたが……思いつく策も特別感ないし……

もう一つはチュートリアルをカットしたこと
先程は好判断として取り上げましたが、未熟な先生を描くならむしろチュートリアルはちゃんとやるべきだったと思います
リンやユウカの説明に置いてけぼりの先生を描くことで視聴者と同じ立場のキャラクターとして伝えるべきだった
俗に言う「転生モノ」の世界観説明パートみたいな

これらを省いたせいで誰に感情移入されるわけでもない、問題に対して矢面に立つわけでもない、当たり障りのないことしか言わない、何考えているかわからない大人が構築されてきている
ソシャゲにありがちな「無個性主人公」になりつつある
それはアニメ初見勢にとってもブルアカ既プレイ勢にとっても魅力のないキャラクターではないか

やばい、擁護パートのはずが次から次に文句が止まらない

話を戻しまして
原作とは違った、アニメという媒体に合わせた先生が描きたかったという擁護はできます
そして現状どれだけ不満があろうとその是非は1クール放映が終わってから最終的に判断すべきです
なので私も今後次第で手のひらを返す準備はしておきたいと思います

個人を攻撃する意図は無いので濁しますが、5話放映後の関係者の投稿に頭を抱えたことだけははっきりと真実を伝えたかった……


今後のアニメ先生について

色々と述べた上で今後のアニメ先生について期待することを語っていきます

まずは先程書いた先生の成長物語にするのであれば、しっかり打ちのめされてそれでも立ち上がる王道主人公のように描いていただきたい

それを『先生』と思えるかどうかは怪しいですが今までの描写と整合性を取るならそっち
ぜひともアニメ先生ならではの魅力を描いて「これはこれでアリだな」と思わせてほしいです

一方で今までのことは忘れて原作先生と同じ路線で描いていくのもアリ
都合悪いシーンは黒歴史ってことで闇に葬ります
既プレイ勢としてはむしろこっちの方が望ましいかも

だってよ……おれはずっと妄想してたんだ

しれっと便利屋の引っ越しに立ち会うフラットな先生を、夜の校舎でざわついた心のまま声を掛けることしかできない先生を、毅然と黒服に立ち向かう先生を、大人としての威厳を捨てて生徒のために頭を下げる先生を、ダサくてキモくてカッコいい先生を…………

アニメ化に期待していたのはやっぱり原作先生のアニメ化なんですよね……
私がそうなのであってみなさんもそうであるべきとは思いませんがそれでも私は……

「-ive aLIVE!」をアニメ先生のルックスと声で再生するの超超超最高だったんですよ!!
まじであの見た目と声で最高の先生が描けるはずなんですよ!!!

頼みます……こんな素人の憂慮をはねのけるような素晴らしい物語を見せてください……


アニメ全体への感想

先生だけでこれだけ語ってしまいましたが、アニメ全体への感想も軽く書いておきます

まずキャラが動いて喋ってるだけでいい!まずはそこ!
みんな表情豊かで細かく動いて、日常パートは作画いいなと感じるほどです

特にセリカ、ああいう喜怒哀楽の出やすい子ほど声と動きで魅力が何倍にもなりますよね
3Dのイズナと同じタイプ

同じくハルカ、間違いなく製作陣にハルカ推しが居ますわ気合入ってる
っていう冗談はさておき、5話の爆破を見据えてハルカはかわいいよ〜アルちゃん第一で動く子だよ〜って説明したい意図もあった気がします

なんなら5話の爆破でプチ炎上とかするかなと思いましたがそんなこともなくもう既プレイ以外あんまり見てないのかも

アルちゃんについてもアニメでは序盤からunwelcome多用で説明過多な気がします
アニメという媒体で憎まれない悪者を描く難しさもあるでしょうし、むしろポンコツを打ち出すことで終盤のカッコよさが映えるかもしれませんし今後に期待ですね

それとホシノやシロコ、ノノミの意味ありげな表情も先の展開を知っていると味わい深いものが多く、こだわって描いてくれてるな〜と感じます

ホシノはまだ先生がどんな大人なのか警戒し見極めようとしている、そんななかノコノコ戦場に出てきた先生に「何言ってんだこいつ…」とでも心の声が聞こえてきそうな顔
今までとは違う大人に出会った顔とも読み取れて味わい深いです

日常パートで付け加えるとアニオリが例のアレ以外ちゃんとしてます
たとえばセリカを追いかけるストーカー先生をセリカ目線で描くことでつけ回すような印象がなくなったり(先生がそれで落ち込んでるのも不快感を下げるのを助けていました)、セリカ追跡をみんなで協力してたり、覆面水着団がキラキラ見えてるアルちゃんとか
細かなアニオリのほとんどが好印象です
今後も期待しています

擁護のしようがないのが戦闘描写
先生をなんとか活躍させようとするのもそうだし、引きの画で臨場感がないのもそうだし
一方で肉弾戦でのガンカタはいい動きしてます
シロコの蹴りとかね
ああいうの主体なら見れるものになりそうとは思いつつ、そもそもブルアカの戦闘はおまけなので上手く描けないなら尺割かないでくれ〜が本音
今後も不安ですね……

不安でいうと「劇伴」、劇中伴奏も悪い意味で印象に残りません
良いねって思ったのハミングConstant Moderatoぐらい
これも媒体の違いがあるので仕方ないのですが、原作ゲームの音楽が非常に印象的で感動的なせいもあり比べて劣って見えてしまいます

夜の校舎でのホシノとの会話シーン、ゲームではAiraとKIRISAMEとMidnight Trip、ブルアカを代表するエモ曲たちが最高の雰囲気を作ってくれていました
それをアニメの劇伴が越えられるのか……
エンドロールで果たしてあの曲は流れるのか……

原作の魅力の再発見で終わってもそれはそれでいいんですがね

最後に大正義OPとED!!!
もうこれが世に生まれただけでアニメ化の甲斐があったと言えるほどの素晴らしさです
アビドスの日常と若干の憂いと吹き飛ばすような青春の風
最高です
製作してくださった神々に感謝してもしきれません
ありがとうございます



ってことで色々好き勝手言いましたが今後もブルアカアニメはリアタイ視聴するし期待もしてます
ここで述べたように何もかもが悪い作品とは思っていません
ですが新規か既プレイか、誰に向けたどんな作品にするかがブレているようにも感じます

ぜひともこれから素晴らしい物語を描いて手のひら返させてください
面白いならなんでも正義なので

「-ive aLIVE!」は神だしズルいっていう感想


2024/4/24から開催中のイベント「-ive aLIVE!」

5thPVが公開されたその日からいまかいまかと待ち望まれていたイベントの1つ、放課後スイーツ部のバンドイベントです

このイベント及びストーリーの評判がいいことは言うまでもないでしょう
ご多分に漏れず自分にとっても、ボロボロ泣きながら読ませていただいた最高の物語でした

もちろん新しい演出やムービーで力が入っていて凄い!は分かりやすく誰の目にも明らか
ですが自分が感動したのはそこだけではない……
無限にいいところを見つけられる神ストーリーであるとともに、“今”の“ブルーアーカイブ”だからこそ神に昇華した、たいへん『ズルい』作品だとも思ったのでまとめていきます

いつも通りメイン、イベスト、絆ストなど登場人物たちのこれまでのエピソードのネタバレを含みます

まだ「-ive aLIVE!」を読んでいない人はこんな記事を読む前に自分の心で受け止めて来てください
また「-ive aLIVE!」を読む前に、放課後スイーツ部のグループストーリーと常設イベスト「放課後スイーツ物語」だけでも先に読んでください
できれば同じく常設の「どたばたシスターと古書館の魔術師」、メインストーリー全て、スイーツ部4人特にアイリの絆ストーリー03を読んでいただけませんか
後生ですからなにとぞ……なにとぞ…………

基本的に続編だろうと順番気にせず好きなものから読め派の自分ですが、さすがにさすがにこのお話に関しては前提次第で『ズルさ』を存分に楽しめないのがもったいなさすぎる……
なんなら「いいストーリーだと聞きました!」みたいな先入観も一切無しで読んで欲しい!

無茶を言ってるのは重々承知で
誰にも届かないとしても、うるさいオタクだなと思われたとしても、この物語を十全に楽しんでもらいたいと祈ってしまう

これは自分に限らず「-ive aLIVE!」に脳を焼かれたオタクたちの総意かと思います

何がそこまでさせるのか
前置きが長くなりましたが、感想を書いていきたいと思います




生放送での告知

4/20の公開生放送で発表されました新イベント「-ive aLIVE!」

5thPVのスチルから他にも候補はありましたが、自分の中では最有力だったので意外ではありませんでした

根拠としては3つ
①先日イベントストーリー「放課後スイーツ物語 甘い秘密と銃撃戦」が常設化されたこと
②トリニティの学園祭が複数回に分けて行われるなら(願望込み)、最初はスイーツ部のバンドという予想
③アヤネセリカが登場するアイドルイベントは来月以降だろうという予想

①は順番通りの常設化なら何も違和感ありませんが、去年の復刻順は「不忍ノ心」→「スイーツ物語」→「アビ夏、百鬼夏」でした
京都での各種コラボや生放送のことを考えても「不忍ノ心」を常設化するのが順当かと思います
そもそも去年の復刻の時点でだいぶ順番飛ばしてたので「アロナちゃん特に考えてないよ」案件もありえましたが

②は5thPVでのスイーツ部が楽器を見ているスチルから来るとしたら準備段階=学園祭の前座かなと考えていました

アイドルの方もマリーの練習スチルがあり同様に考えられますが、そちらは登場キャラ数的にも学園祭の目玉っぽいので

プラスで③のセリカアヤネのアビドス組の出番はアニメと連動させたいんじゃないかと考えていたのもあります
どうやら対策委員会第3章もそういった進行のようですし、来月末ブルアカアニメが対策委員会編を描き切って「一段落したところでこの子達の幸せなシナリオを読みたくないかい?」という悪魔のささやきによりアイドル登場が熱いかなって

ただ誰がガチャに来るか配布はあるかなどは全く予想していませんでした
なので生放送でたまげることに

(こんなにかわいい)アイリもらえるのぉ?!
立ち絵やメモロビ、スチルだと童顔でかわいさの目立つアイリですが、今回はその面影を残しつつ少し大人びた綺麗さも帯びています
今回担当してくださったMx2J先生は良くも悪くもキャラの印象が大きく変わる絵師さんと認識しています
水着ハナコや水着シロコは顕著ですよね

今回の3人も普段より大人びて見えるのですが、バンドで気合の入った衣装ということを加味するとむしろ味わい深いです
ありがとうMx2J先生
先日のガイド衣装に続いてちょっと働きすぎてないか心配です

あと衣装のオーバーサイズ感がたまりませんよね
特にバンドTシャツの裾がタックインで膨らんでるとこ
† 癖 †ですね

ついでイベントタイトル「-ive aLIVE!」

自分が最初にパッと浮かんだのはゲームの「LIVE A LIVE」でした
ただイベントPVでけいおん!やぼざろのオマージュがあったので、もしかしたら涼宮ハルヒシリーズの「ライブアライブ」から来てるのでは?と思いつきました
かの有名な「God knows...」が生まれた回ですね
関係ない部活の子たちが急遽バンドを組むって流れはバンド物よりむしろハルヒのエピソードっぽいですし
ただそうだとしてハイフンはよくわからない
ここらへんはまた全体のまとめで語ります

ちなみに生放送で一番驚いたのは「青春あんさんぶる」と新シリーズ「絆ダイアローグ」が計3曲も公開されたことです
それ自体はめちゃくちゃに嬉しかったです
あまりにもハイペースかつ個別キャラソンの軸までぶち上げちゃったもんですから

一方で「こんなに楽曲作る意欲あるのにバンドイベで新曲がない?妙だな……」と不思議に思っていました
ブルアカを作ってるオタクたちがこんな好機を逃すのか?普段と違う軸のバンド曲出せるのに?
いや、やつらはそうじゃないだろ
という謎の信頼がありつつもEXスキル中のムービーも普通のインストっぽくて自信はありませんでした
加えて、もし楽曲発表するなら生放送以上に相応しい場はないだろうしなぁ、とも

期待しすぎても仕方ないのでこのオタクの願望は一旦横に置いておくことにしました


と妄想を一通り語ったところでそろそろストーリーの方にいきたいと思います

過去の記事にも書いたように自分は「放課後スイーツ物語」が大大大の大好きです
その後もいくつかイベントがありましたが今でも一番好きなストーリーです

その続編が来るとなっちゃあ気が気じゃないわけですよ!
期待しまくる一方で、当たり障りのない普通のシナリオだったらどうしようなどと裏返しに腹が痛くなってくる気さえしました

期待ほとんど不安ちょっぴりで超ドキドキ、そんなこんなで更新日は訪れました




ストーリー感想

その日少女は運命に出会った

いきなりホラー演出から始まる導入
その後のアイリの反応が遅いのも不穏で何が始まったんだと一気に引き込まれました

なお話題は「学園祭の出し物なににしようか?」という実に平和そのもの
モブちゃんとの会話もアイリの交友関係の広さを伺わせます
アイリはヒフミさんとも仲いいですし

先程の

“本当にそのままでいいの?”

はその流れで出てきた何気ない一言でしょう
けれどそれがアイリには重たく響いた
“”というダブルクォーテーションマークが付いてるのも気になります
作中でこれがつくのは先生の台詞ぐらいです
プレナパテスの台詞にもついていませんし、シュロの囁きには<>がついていました

実は同じような疑問がアイリの絆ストーリーで登場しています

思ったことを言えずうやむやにしてしまう、消極的な性格が周りをイライラさせてしまうかもしれない
だから「このままで良いんでしょうか?」

アイリの独白にこちらもグサリグサリと槍100本刺されながらも、その場はスイーツに関するアイリの積極性を挙げて励ます先生
先生目線ではそう見えていても、アイリ自身はそうは思えなかったのかもしれません

もしかすると放課後スイーツ部に所属していることが裏目に出ているかもしれません
スイーツ大好き人間に囲まれていると自分の異常性に気付けないかもしれない
チョコミント好きは100歩譲ってアリだとして、いつ見ても食べてるのはイズミぐらいぶっ飛んでるよ……

というわけで初期にさらっと出てきた設定の掘り下げ、といった導入から始まりました
新しい演出も相まってワクワク

電車を降りたアイリの耳に入ってきたのは何かの音色
近づいていくとそこには

『その日、少女は運命に出会った。』の顔じゃん!!!
ズルい〜ズルすぎ〜〜
今までこんな序盤に特別スチルなかったじゃ〜〜〜〜〜ん

この時点で並々ならぬ力の入りようを感じていました
まったく予想していなかった話の入りでふわふわしたような、テンション上がりすぎてどこか浮ついた気持ちになって
「そして、次の曲が始まるのです」



スイーツ部の日常と少しの異変

場面は変わってスイーツ部の部室

おぉ〜これこれ〜〜全身に沁みるぅ〜〜
どうやら学園祭に向けて出品するスイーツの構想を練っている模様
先生もお呼ばれしてあーでもないこーでもないの日常が広がっている

スイーツ部の良さがもうすでにこれでもかと見せつけてくる
ズルいよ、ちょっとの出番でちょっと掛け合いするだけでおもろいんだもん

学園祭の正式名称は「トリニティ謝肉祭カーニバル」だそう
最初はナツの狂言かと思いましたが、後ほど謝肉祭運営という名前も出てくるのでどうやらホントみたい

少し調べると謝肉祭は西方教会由来ですがこれといった決まりはなく、世界各地で様々な伝統祭事として残っている模様
ヴェネツィアの仮面舞踏会もカーニバルの一種とのことで5thPVのスチルと繋がるのか期待が膨らみます

話題はスイーツ部の起源に転がり、誰が創部したのか予想することに

ここ択ですね
ブルアカでは珍しく本当にそれぞれ分岐するのでやっぱり今回はひと味違うぞと思わされます
選ばれた子が喜んで、他2人に殴られる(比喩)というこの3人の関係性がたまらない

後ほど詳しく語りますが今回の1つ1つの描写が今までのスイーツ部のストーリーとお互いにその実在性を補完しあっていてマジでズルい
この子達はこういうことを言う、こういうことをするっていう質感が出番が増えるたびに強固になっていく、解釈違いがほとんど無くただただ強くなっていく
ズルすぎますわ…ほんまに

そんなわちゃわちゃやってる中に鶴の一声

アイリの唐突すぎる提案にみんな困惑
アイリ自身がなぜそう思うのか判然としないのもあって

今回はナツも多めに殴られていて満足
アイリは理由を自覚していないというよりは隠したいように見えます

スイーツに関連したものというヨシミの正論を受けてアイリが取り出したのはあるポスター
学園祭オープニングのバンド演奏で入選するとスイーツが貰えるという
その名も「フレデリカ・セムラ」

ドカ食い死亡部の逸話まである伝説のスイーツ
スイーツ部が動くには十分すぎる理由です

まずは役割分担からですが先生の手腕が光ります
それぞれの「バンドに必要なもの」と「バンドに一番重要なもの」を聞き取り、それをそのまま担当することに

あまりに鮮やかな流れで惚れ惚れしました
ハウツー本に実践例として載せるべきでしょ

周りの推薦や評価によって決めるのではなく、自分自身がきっかけ
それぞれが一番重要視している要素を、仕事の多寡や向き不向きを視野にも入れさせずに聞き出す
だからこそより純粋な願望足り得るし、そのために努力することはきっと楽しいことのはずです

こういう担当決めってどうしても醸成された空気感で決まってしまうことが多いと思います
この子はまとめる役、この子がイラスト、この子がアイデア出し、みたいな
一旦そういう枠組みから離れて勢いで決めてみるのも新たな発見がありますよね
水あさと先生のゲーム開発部公式コミカライズでもみんなでアイデア出し合ってるの良いですよね

そこにそれぞれの熱意(パッション)を乗っける名采配
勉強になります

スイーツ部のみんなも困惑しつつも前向きに動き出します
残り2週間で楽器買うところから演奏まで?!
出来らぁっ!
以下名シーン集

強火のアイカ
どの口が言ってんだの言葉遊びナツ、ペチペチからの雑なロック呼びヨシミ

いや〜〜最高だろもう
このやり取りのどこを切り取っても青春すぎて眩しいよ……!

そんな中、先生はアイリの様子が気にかかるようで

不穏の香りをふわっと纏いつつ解散、次の場面へ



ツムギとの邂逅

シャーレに戻った先生を訪ねてきたのはアイリ
さっそく新衣装を着ています、ヨシミ仕事が早すぎるし似合いすぎてる!!

曲選びの担当になったアイリですが『正解』が分からないから教えてほしいとのこと

いやぁもうこの時点でアイリが背負いすぎてるのが伝わってきます……
音楽に限らず芸術において『正解』なんて追い求めてもうまくいった試しなんかないんだから

先生も少し話をズラしてアイリの心を掴んだ演奏者を今すぐ探しに行くことに
深夜から探して見つかるの?というのもありますが、先生は半ば強引に連れ出します

バンドアイリの絆ストーリーにもありましたが、アイリは衝動的に動くこともある一方で、一度冷静になると引け目申し訳無さを感じてしまう子のようです
思い立った今すぐ動く、今のアイリにとってはそれが大事なのではないかと

さらに忙しい先生が付き合うというのも、それだけアイリを大切に思っているという先生からのメッセージにも感じます
これを誰に対してもやっちゃうから罪作りな男ですよ先生
私じゃなかったら襲われてたよ(CV:カズサ)

2人の向かった先はアイリが出会った路上ライブ?の地
そこには探している人影はなく、ただ別のミュージシャンワンちゃんがおり情報をくれました

ここすき
先生と他の大人との会話、子どもに優しく助言する市民、礼儀正しいアイリ、いろんな良さが詰まったワンシーンでした

その後もいろんな人に尋ねながら探し回りますが気づけば朝に
朝チュンってコト?!
結果が得られなかったことでより自虐的になるアイリ

探している人は『何者か』であり、何者でもない自分とは違う世界の人間だと
探し人がワイルドハントの生徒だとわかったときも落胆するような、腑に落ちたような反応でした

そんなアイリにかける言葉を探していると
ガサガサ、ガサガサ

まさにアイリの探していた人物、椎名ツムギが草むらから現れます
うーんもう面白そう

というのもこれに続くのが

この掴みどころのなさですよ
変な人……(先生がよく言われるやつ)が似合います

深読みかもしれない感想を置いておくと、ツムギは自分が「どこの誰か」、つまり『何者か』に頓着していない印象を受けます
ブルアカで散々語られてきた名前や居場所の大切さ、「なりたい自分は自分で決めていい」という文脈と一致しているようでもあり、むしろそこに重きを置いていないようでもあり
自分を形容する言葉を羅列するのはヒマリやレイサも同じでそれらを本当に自分の代名詞として使っているようですが、ツムギはそうでもなさそう

彼女はアイリのただならぬ様子を察するだけでなく、それを脳内で『物語』に変換する
それはまるでゲマトリアのようですが彼らと決定的に違うのはその『物語』の中に“自分自身”が含まれていること

この物言いもなんとも素晴らしく感じます
脇役であることに憤慨するでも落胆するでも妥協するでもなく、『物語』にとって欠かせない重要な1ピースとして満たされているよう
キヴォトスに生きる一演者としての格を見せられている

言葉の意義を深堀りし、現実と照らし合わせながら解釈していく様は柚鳥ナツとも重なります
それが傍からみると芝居掛かって見えるところも

これぞ芸術家、これぞ表現家
この只者ならぬ雰囲気を演出するのすごいわ…
アイリが心を掴まれたことにも納得がいきます

先生の本質も見抜きつつ協力してくれることに
そんなツムギに対してアイリが望む選曲は

地雷原でタップダンスですよこれは……
無理無理無理もう見てられない
よく見守ってられるな先生よ

多分話し相手がウイだったら追い出されて「-ive aLIVE!」完!でしたね……

しかしツムギはアイリの内情を知ってか知らずか寛大にも引き続き協力してくれます
その一方でその道の先達として助言も授けてくれます

ここらへんが先生っぽくもあるんですよね
今のその子には刺さらなくても、いつか伝わってくれる日を信じて授けておくあたりが
これは他者がどうにかできる問題ではないと理解しておきながら、放ってはおけない面倒見のよさというか
理想的な『物語』を夢見ることのできる人間なんだなって……

そんなこんなでツムギから『現実的な』楽曲を勧めてもらいスイーツバンドは動き始めます




順調な練習

数日後、ヨシミから先生へ連絡が入る
ヨシミの貴重な(そこまで貴重じゃない)デレ成分も頂いたところでホクホク気分で練習スタジオに向かいます

このモノローグすき
バンドハウスやスタジオの近くを通ると演奏が漏れ聞こえてくるのすきすき
重い防音扉を開いて音がわぁっと溢れ出す瞬間もすきすきだいすき〜

ファッ◯ンテンポ!!!
映画「セッション」は芸事の指導における狂気的な負の側面だけでなく、音楽の持つ狂気的な魅力をも描いた名作ですね
ただ自分がもし音楽に本気で取り組んでいたならあれを正気で観れたとは思えません
そこまで尺が長くない映画なので未見の方は心身健康な時にでもぜひ

オマージュも挟みつつ初心者らしさも見せつつ、どうやら練習は順調そう

先日の様子も含めてアイリは気がかりなままですが

ヨシミに追い出されたもののその程度でストーカーは諦めません
時間を置いて夕方スタジオを覗くとピアノの音色が
そこには1人で居残り練習するアイリの姿がありました

ちょっと脱線してしまうのですがここで聴こえてくる演奏は“あの曲”のAメロと似ています
単にOST製作上の都合なんでしょうが色々妄想を膨らませてみると
①ツムギに渡されたコピー曲or教本のメロディ②プロローグの路上ライブで聴こえた印象的なフレーズ、などが考えられます
②の方が個人的にエモいですが、耳コピなうえバンドの演奏に不安を抱えているアイリにそんな余裕はないでしょうから①の方があり得るかな

んでツムギはそのフレーズも入れつつ“あの曲”を作ってくれたとか
初心者目線だと丸々新曲を練習するより途中まで流用できたらありがたいし

まぁ丸々1からアイリのために書いて、みんなも1から準備したと考えるのもエモいのでなんでもいいです(暴論)
“あの曲”はどんなルートで生まれていようと「エモーショナル」……ですから

閑話休題
熱心にピアノを練習する姿といえば先日のドレスヒナちゃんのイベントが想起されますが、アイリの場合は事情が違うようで

今のアイリには演奏を楽しむ余裕がない
そこにはいくつも理由があり、単純な技量、友達を引き込んだ責任、自分を変えたい願望……
演奏が上手くなってライブが成功すればそれらがまるっと解決する
だからこそ焦燥感のなか楽器に向かう……

そもそもキーボードって他3つより初心者にとって難しい楽器な気がする
楽経験者のほとんどはピアノ経験者でもあるので、たいていどこのバンドも経験者がやるパートですよね
キーボードは音色次第で色んな事ができる分、パーカスもギターも足りなければとりあえずキーボードにお願い!はよく見る光景
過去の自分に代わって謝ります、無茶振りしてごめんなさい

そんな事情は知らないでしょうし、今のアイリには気休めにしかならないでしょう

焦りからか負い目からか自分を卑下するアイリ

自分の都合で友達を振り回していると感じるのでしょうね
私たち先生はそんなことを思うメンバーじゃないと知っているし、恐らくアイリもわかってる
それでも自分がそう思ってしまうのが止められない

もう馴染みがありすぎてつらい!つらすぎ!
無自覚に他人を頼れるほど子供でもなければ、自分の願望を上手に包めるほど大人でもない

アイリのような『いい子』って周りの期待に応えることが当たり前で正しくて、自分の願望を表に出すことは浅ましくて正しくないと捉えがちかもしれません
そんなの子供にとっては当然許されることだし、大人になってもオブラートに包むことが上手くなるだけで、周りを尊重することと同じくらい我を持っていることも大切だと思っています

そういう意味で「思春期の等身大の悩み」としての解像度がエグくてエグくて……
もうこの先さらにアイリが曇る展開しか見えなくてしんどかったです

唯一この時点での光は、アイリ自身がその感情を言語化し先生に相談してくれたこと
自分自身を俯瞰的に見る一方で、自身の根源的な願望を言語化する、こんなのそう易易とできることじゃないですよ!
それだけアイリが自分自身の悩みと対話を続けてきたのだと思います
無視して脳の奥底に放っておく方が楽だろうに

さらにはそれを先生に相談してくれた!
それだけ先生が信頼してもらえて嬉しいし、アイリが自分の“弱み”をさらけ出せる“強さ”を持った子なのが嬉しいです
ずっと奥底に溜め込んでしまうのではなく、ある程度外と共有してくれるのであればいくらでもやりようはあります

ただその“強さ”も強がりに繋がってしまうとよくありません

アイリといいレイサといい、強がりのペカー顔ほんとさぁ……
ほんま情緒がおかしくなる……
空井サキのなんの曇りもないペカー顔見習ってくれ

アイリ自身これが強がりであることは自覚しているはず
この日はとりあえずここで解散となりましたが、はたしてどう転がっていくのか

読み進める手がワクワクで止まらない中、ヨシミからの深刻そうな連絡





アイリの失踪にみんなは

そう来ましたか……
突然の話に先生だけでなくスイーツ部の3人も困惑の様子
ただカズサとナツはアイリの異変に気づいていたようで

うーんよく見とる
アイリ大好き猫ちゃんはともかく、ナツをこう描いてくれたの本当に感謝
自分はナツのこういう周囲をよく観察して慮る力をめちゃくちゃに評価しているので最高です
またしても何も知らない伊原木ヨシミさん(15)
思ったことをすぐに言えるヨシミだからこそ理解が及ばないっていうのすごくすごいなぁ〜〜めっちゃいい〜〜〜

にしてもアイリは急にいなくなるような子かな?
責任に感じてるからこそ一言ありそうなもんだけど……と考えながら聞いていると

キーボードの近くに手紙が
「面と向かって直接話したら引き止められることが分かっている」からこそ置き手紙という形にしたんでしょうね
3人がいい子で絆されちゃうから……

ちょっとリオのこと思い出しちゃった
リオはどうなんだろうな……合理的に動いていた結果とも無意識下でユウカに絆されると感じての結果とも考えられるなぁ
はよ戻ってこい、先生やみんなを救って救われてくれ…リオ……

話を戻します
手紙の内容は以下の通り

「……?」の連発、飲み込めなさが伝わってきます
アイリは本当に真剣に切実に書いてくれたと思うのですが、何一つこの子達には伝わらない
アイリの問題は他3人にとっては取るに足らないなんでもないことだった
そういうもんだよね、そういうもんだけどどうしようもなくすれ違うのがまた青春だ……

その後アイリのことは先生に任せて話し合う3人
既に3人にできることはやってから先生を呼んだのでしょうし、カズサからの信頼が厚い

「あの人が」って言い直すのさすがに熱すぎるでしょウホホホホ
「放課後スイーツ物語」を乗り越えたカズサを色んなところで感じさせてくれます

ナンノハナシカナー
だからといって何もしないでもいられないのでアイリの心情を考察することに

そもそもアイリが意見を押し通すことが珍しい、それだけの熱情があったと考えるのは自然なこと
3人の目線ではバンド練習はうまくいっていた、のにプレッシャーを感じていたアイリ
つまりただバンドをするだけでは駄目な理由がある
自分たちではどうしようもない部分、それは…


そのとき、迷探偵ヨシミに電流走る

いやぁ〜〜〜おもろすぎ〜〜〜〜〜
前提を大間違えしてるのに、説を補強していく過程ではアイリがどんな子かよく分かっていて間違いがないからどんどん変な方に転がっていっちゃう
最初のポスターの不自然さも、プレッシャーに感じてしまうことも、入選のために自分の代わりを探すことも、ぜーんぶうまく繋がってしまう

昔読んだ本に書いてあった、渡り鳥は超長距離を正確に行き来するが、場所よりも方角や距離として判断しているため出発地をズラしたら到着地も同じだけズレる、みたいな話を思い出します

アイリの内心はわからないし知りようがない
けれど様々な状況でアイリがどんな言動をするのか、アイリのアウトプットがどうなるかを完璧に理解している3人が面白すぎる
カズサだけは内面にも踏み込みますがヨシミとナツの勢いに押されます
結局そこは考えてもしょうがないというヨシミの意見も一理ありますし

ここらへんのだんだん脱線して事故る感じ、「放課後スイーツ物語」で“放課後スイーツ団”が結成されるに至ったのはこんな流れだったんだろうなぁ……の解像度が上がりまくってもう最高に最高の気分でした
間違った方向にも突き進む勇気、これもまた「ロック」……

じゃあどうするかに話は移っていきます

当たり前すぎて言葉にするまでもないこと
それでも言葉にしなきゃ伝わらないよ〜〜、が青春の物語の醍醐味なんだよなぁ〜〜〜

そもそも「賞に入選する」という他者の評価基準ならどれだけ上手い演奏だろうと確実に入手できる保証はありません

……ん?ってなると演奏に頼らない確実な方法は1つしか……

“謝肉祭運営を襲うよ!”
けれどナツはいつもの狂言回し、冗談の調子ではない
カズサにしかできないことを本気で頼んでいる
警備はあるし簡単なことではない、そして成功したとしても当然迷惑をかける責任は負わなければならない

急に話がパヴァーヌ1章みたいになってきたぞ
最悪のケースを考えた上で出てきた言葉は

ヨシミぃ……かっこよすぎる…………!!
年頃の乙女な部分と火の玉ストレートのイケメンな部分を矛盾なく持ち合わせるのが最強です伊原木ヨシミ

話が大きくズレてしまいましたが彼女らの愛情と決意は本物
いやー最高です
ここまでも十分に面白かったですが輪をかけてエンジンが掛かってきました

うおおおおおおおお!!!いくぞおおおおおおおおおおおおお!!!!!!




そんな自分が嫌で

一方そのころ先生はアイリを見つけ話を聞いていました
3人に見つけられなくて先生があっさり見つけられているのも話の都合ではなく説得力があっていいですね

ヨシミが思いつく“放課後スイーツ部のアイリ”が行きそうな場所には居ないんです
先生とアイリだけが知っている“『何者か』になりたいアイリ”の向かう先なら容易に想像がつきます

深夜、迷い揺れる少女と掛ける言葉を探す先生
この辺りも「放課後スイーツ物語」のレイサと重なります

自分を否定する言葉と涙とがとめどなく溢れてくる
エデンでのヒナが思い出されます
あぁーしんどい、あぁ

きっかけはささいなこと

教本の2章分、傍から見たら大したことない差
ページ数や難易度がどうって話じゃありません
2週間前に教本からやり始める時点で無茶も無茶
そもそも初心者が集まってやってるんだから進みも違って当たり前ですし、それを気にする子たちじゃない

でもねアイリは気にしちゃうんだ、いい子だから

励ましの言葉も素直に受け取れなくなって、自分の気持ちを分かってくれない周囲に苛立って、そう思ってしまう自分が間違っているのだと自己嫌悪する…………
段々と視界が黒に染まっていき何も見えなくなって、最後には嫌いな自分だけ
そんな演出までお見事

あーーーーーーーーーーーー
つらい
身に覚えがありすぎてつらい

特に複数人での音楽演奏ってこれを実感しやすいと思うんですよね
例えば団体スポーツって自分のせいで負けたり下手くそで足引っ張ったりすることもありますが、いうて相手もいる話なので責任が分散するし、大事な大会の大事な場面での失敗でもなければそこまで引きずらないと思います

でも音楽の場合、自分がついていけなかったらそこで曲が止まる、全体で合わせることができなくなる
勝手にやっといて、そっちがカバーして、なんてのができない
だから明確に自分のせいで周りが迷惑していると練習の時点で思い知らされる
自分はバンドの数人程度でさえそれを感じていたので吹奏楽なんて想像するだけでもお腹が痛くなってきます

バンドを始めたことによって今まで漠然としていた悩みが実体をもって襲いかかってきた
今のアイリの状況はそんなところでしょうか

混乱する中で考え続けても良い結果は得られません

違う、違うよアイリ
これだけは自信を持って言える、それは違う
自分勝手だったらこんな悩み気づきようがないんだ
周りをよく見て、見すぎているからこそ耐えられない
むしろ自分自身を大切にしていないからこそ原因を自分に求めて卑下してしまっているんだ

これだけ周囲の良さを見つけられる子なのに、一番身近な自分の良さには気付けない
難しいよな……自分の良さを見つけるのって

そこから何かを始めて『何者か』になろうとすることは必ずしも間違っているわけではない
でもそれはアイリのなりたいものなのか?
本当に今のアイリには「何にも無い」のか?

アイリだろうと誰だろうと絶対本人の前では言わない乱暴な言葉遣いですが、気分としては「ふざけるなよ……」でした
アイリがどれだけ魅力的でどれだけ満ち足りていてどれだけ周りを救ってきたかを私は見てきました
そのアイリがこんな自己否定に走ってしまっているのがなんとも悲しくて許せない

私が先生なら「そんなことはない!!」って途中で遮ってしまっていたと思います
アイリにはこんなこんなこんないいところがっ!!って

でもそれじゃさっきの励ましと変わらないんです

大切なアイリのために先生のしてやれることはそうじゃない
たくさんの言葉をぐっと飲み込んで、慎重に、慎重に、言葉を間違えないように、慎重に
そんな先生の様子が目に浮かびます

そんな空気を破るように着信音が
アイリが自分のものだと勘違いしますが先生への電話でした

ここ深読みかもしれませんが「着信音が鳴って自分のだと勘違いする」ってことは着信を切ってないってことだと思うんです
ってことは休んでいる間のみんなからの通知も届いているはずで……
それをどんな表情でどんな気持ちで耐えてたんだアイリ……
ただの妄想なのにもう涙が止まりません……

その連絡の内容は






こんなことのために

戦闘パートが挟まることすらなく既に実行済みでした
これぞ「ロック」

キャスパリーグをもってしても容易ではない、治安維持組織と一般生徒のパワーバランスが垣間見えていいですね
あとブルアカお得意の容赦無い青あざ
カズサだけ軽症なの芸細

これだけ見るとただの迷惑な不良生徒
ですが彼女たちはアイリを呼び近づけます

しょうもねぇ……
でもそのしょうもないのがいいんだよ……
しょうもない結果だろうとあなたのためなら何でもできる!
もうこのシーン良すぎて大号泣です僕は

しょうもなくても誰かのために身体を張って馬鹿をやれるのが青春なんだ……!

理解が追いつかないアイリとやっぱり誤解していた3人
でもこういうすれ違いがあったからこそお互いの気持ちを確かめるきっかけになるし、腹割って話せるってもんよ

んでもってこの後はお任せの先生よ
憎いことするね〜〜アンタ!
“アイリならできるよ。”
この一言がたまらなくいいなぁ
「放課後スイーツ物語」のときのように“この子達なら大丈夫”そんな先生からの信頼も見て取れます

さてそんな青春の一幕とはいえやってしまったことはやってしまったので、スイーツ部どうなっちゃうかと言うと

イチカ好き〜〜〜大好き〜〜〜
こういう融通が効く、いい意味でのテキトウな感じがイチカの良さでもありますね
しかもしかも

カッーーー!!!最高かよ!
そら後輩たらしにもなりますわ
TTTでの騒動もイチカの中でうまく咀嚼できていたらいいのですが大丈夫そうですかね

思えばイチカもアイリとは方向性が違いますが、年相応の悩みを抱える少女です
なんでもそつなくこなせるけど、これといって夢中になれるものがない
先生に褒めてもらったギターも押し入れに眠っている、そんな子です

夢中になれる『何か』を見つけるのも良いですが、居場所であったり周囲との関係であったり、イチカにとって大切に想えるものが増えるようなそんなお話もいずれ読んでみたいです

その後イチカはどこかに呼ばれて行っちゃいました

この忙しそうな様子は5thPVにあった正実の演劇with木(忍術研究部)の伏線なのでしょうか
王子様イチカとか死人が出るど?!!
もう学園祭イベ5回ぐらいに分けてやりませんか?実装枠が足りない足りない

そんなこんなでスイーツ部の方もなんとかなりそうと落ち着いたタイミングで草陰から這い寄る影

自身の思い描いていた物語が結実したことを言祝ぎに来たツムギ
ここから先生とツムギとの対話が始まります

先生の存在や役割について切り込んでくる
やっぱりこの子ゲマトリアか?

で、それに対する先生の返答もいいんだわこれが

この回答、百花繚乱編のナグサやユカリへの言葉と重なります
話の規模もそれぞれの立場も全く異なりますが、一本筋の通った先生の考えがそこにはありました

ブルアカのこういうところが好きなんですよね
世界を揺るがす大きな事件も、1人の少女の心の中のもやもやも、同じ重みで対処していく
場合によっては平気で逆転する
これは世界の問題じゃなくて君や君の友人の問題なんだと、翻って君の気持ちが世界を救うんだと

俗に言う「セカイ系」ってやつなんですかね
まったく平成のエロゲを通ってきてない人間なのでざっくりとした認識で間違ったこと言ってたら申し訳ないです
ブルアカの場合は責任を迫ったり重く受け止めさせる文脈ではなく、事態を矮小化し軽やかに前を向くことを肯定する文脈で

見ようによってはツムギの言うように「不都合から目を背け、問題を先送りにしただけ」とも捉えられるでしょう
パヴァーヌ2章が顕著ですが、先生のこの積極的に動かないムーブがユーザー間でも非難されることもあります

でも先生は信じている、それでも見守る
生徒たちが自分とその結びつきとを見失わなければきっと大丈夫と

ベアトリーチェに宣言したように先生は問題を解決するのも誰かを救うのも自分ではないと考えているはず
誰かを救い自分も救う、子どもたちがそんな立派な大人になれるように見守り支えるのが先生の役目だと

作品側からこうまで示されちゃ私個人としてはもう見守るしかありません
いつ実現するとも分からない理想の『楽園』を一歩一歩証明していくしかないんです先生は

頑張れよ先生、応援してるよ

そんな先生の解釈をツムギも気に入ってくれたようで

第二の古則らしきものまで飛び出します
もしかしてブルーアーカイブ読んできた?

そしてそんな彼女から手渡されたものは

この結末も想定して作曲してくれた楽譜
「難しいかもしれませんが……」のくだりがとても好き
音楽に限った話ではありませんが実力や技量よりも気持ち次第で習得具合なんて変わるものです
興味のない初心者向けの「ちい恋」を練習させられるよりも、自分の大好きな超難しい曲を頑張って練習する方が上達するってもんです

そして詞はアイリ自ら書くと……
ツムギ盛り上げ上手すぎるだろ!!!
まったく同じ歌詞でも作中のキャラが書いたという背景が加わるだけで何倍も味がするというものです

自分の記憶に新しいのはウマ娘の「GIRLS' LEGEND U」
同アプリゲームリリース時から『コンテンツからそのファンへ』向けた楽曲として大好きでした
だったのにゲーム内シナリオ「グランドライブ」(一部略)にて再度フィーチャーされ『すべてのキャラクターからゲーム内外すべてのファンへ』向けた最高の楽曲に進化しました
今ではあまりプレイできていないゲームなのですがあの体験は大事に胸にしまってあります

もちろん丁寧に描かれなければ解釈不一致、顔の知らないおっさんが浮かんでしまう最悪の劇薬にもなりえます
それでもツムギは、ブルアカはアイリの作詞とした
それだけ今回のお話とその詞とに自信があるってことです

ここで物語に没入するあまり見えなくなっていたあの疑念がふつふつと蘇ってきました
「ここまでやっといて曲がないの?そんなことある??」
いやもう自分の中では疑念ではなかった

1オタクとしてブルアカを作っているオタクを信じている、今回のお話もそう信じさせるに値するものだったからこそ
どこかであるだろうな…アレが…!という確信に変わっていました

話をツムギに戻しましょう

こんな癖強娘が埋もれるってどんな個性派集団なんだよ…とも思いつつ、ツムギは今回のアイリの悩みを越えた先に居るようにも思えました
そういった点でも先達であったのかなと

ほーんとコレ
というか世の中の趣味はだいたいこれ
何事も真剣になればなるほどこの原点を見失いがちですからね
ワイルドハント芸術学院の生徒がこれを言えるってのもなかなか特異、やっぱ謙遜してるだけでだいぶ特殊でしょツムギ

綺麗に締まったところで先生はツムギと別れスイーツ部のもとに向かいます




なぜ「ここ」にいるのか

先生が戻ると相変わらず喧々諤々と言い争ってる模様

ヨシミぃ〜〜〜すき〜〜〜〜〜〜〜〜
もうこっからずっとヨシミすき、みんなすき
ヨシミにとっては「変なこと」なんですよね
一切脳裏によぎりさえしなかった発想

ナツが茶化すのをたしなめつつ、カズサはアイリがスイーツ部を創ったこと、部長を辞退していたことを教えてくれます
今回のバンドしかり思いついたことに全力疾走なパワフルガールな側面も持つアイリですから何も不思議ではありません

そして傍から見ていても他の3人がなぜここにいるのかは明らかです

カズサがヘタレてる一方、イケメンはまっすぐに言ってのけます

「分かった!?」「よくあることでしょ!」どっちも最高
素直になれない年頃でここまでまっすぐに自身を表明できるのは眩しすぎるよヨシミ…!

そんな姿に感化されたのかナツを殴りながらも本音を吐露するカズサ

「放課後スイーツ物語」を懐かしく思うとともに、「アイリは大丈夫」って勝手に思い込んでいた部分は読者である自分にも刺さりました
キヴォトスで一番まっとうに女子高生してる、まっとうすぎてチョコミント狂いでバランスを取ってる純度100%の光のJK、アイリのことをそんな風に捉えている自分がいました
そんな彼女にも等身大の悩みがあり、彼女が打ちのめされるまで気付けなかったのは忸怩たる思いもあります

じゃあどうすれば良かったのか
ここでナツが金言を授けてくれます

2つの古則や先生の言葉、今までのブルーアーカイブを全部まとめて煮込んだ解決策
見えなくなることも見つけてしまうことも肯定した上で、自分自身を含めた環境を見つめ直す
一箇所に留まって思考を巡らせたところでそこから歩けなくなる
そんな時ふと顔を上げさせてくれる、そんな言葉

さすがナツ師匠、お見逸れしました

そんなナツの言葉にアイリの脳内にはこれまでの記憶がフラッシュバックします

この演出ズルすぎだろぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜

はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜良すぎ
グループストーリー、「放課後スイーツ物語」、「古書館」、「-ive aLIVE!」そして3rdPV…………
これらすら彼女たちの過ごしてきた“日常”のほんの一部に過ぎず、もっともっとたくさんの彼女たちだけの思い出が無数に積み重なっている

その光景が眩しく尊く素晴らしく大切に映るほど、そこにはアイリ自身も当然含まれていることに気付かされるはず
これらはどれもあなたがいたから生まれた『物語』だ
あなたがいなくちゃ始まらなかった『物語』だ
だからあなたの大切な思い出や大好きなみんなはあなたが居てこそ成り立つんだ

色んな感情が渦巻いた表情変化、それでも最後は笑顔で今までの、そしてこれからの自分を認めてくれました
おめでとうアイリ
本当によかった




物足りなくない

場面はいつの日かの電車の中
プロローグと同じような会話が交わされる中で同じように出し物への意見を求められたアイリ
けれど今回は

笑顔で、自信をもって、「今のままで」と言えました
大きく遠回りをしてきましたが、その道程があったからこそ現在地の素晴らしさに気づけた

プロローグとエピローグのタイトルの対比といい、電車内の明暗の対比といい、構成が上手すぎます!

そんな既視感を覚えつつ電車を降りるとそこにはいつもの顔ぶれが待ってくれていました

ここでそれはズルいだろおおおおお!!!!!
プロローグで見せたアイリの運命に出逢った顔、ここでも同じ表情をしたっていうのはまさに
「今ここにいることが運命だったんだ」っていう気づきじゃないですか!!?!

もうすでにアイリは『何者か』になっていたんです
もっと言えば『何者か』になれる場所に居たんですね
それをアイリに喋らせることなく、スイーツ部のいつもの会話を眺める表情、スチルのリフレインで表現するのエモすぎ〜〜〜

からのこれ〜〜〜〜〜ズルすぎ〜〜〜〜〜
はぁ全て良ければ終わりも良しかよ
ということで怒涛のエモい展開で殴り続けてこのお話は一旦幕を閉じます

プレイされてた方、ここの終わり方びっくりしませんでした?
自分は結構驚きました
「あれ?あと2話残ってるけど?」

からの“アレ”ですよ……はぁたまんねぇな
そちらの感想は後ほどまとめて書き殴ります

とりあえず初見はぼろっぼろ泣きながら「やりやがった…!やりやがったな!ブルーアーカイブ!お前ってほんとそういうことするよな!!」
そんな悪態をつきながら喜び叫んだ、感謝としか言いようのない最高の映像でした…




後日譚やミニゲーム

さて今回のイベントがもの凄いのはここで終わりじゃなかったこと
先ほども触れた残りの2話が後日譚としてありつつ、そちらはさっくり終わり

本命はミニゲームの方でした
かわいく動くSD,贅沢なスチルの数々,そして読みやすくも豊富に用意されたミニエピソード
さすがに気合い入りすぎてて恐ろしかったです

その中でも特に大好きな部分だけ

杏山カズサを訪ねてきたレイサ
でも本人は不在でいつもの引っ込みモードで帰ろうとする
それをスイーツ部がそれぞれの言い方で優しく引き止めるんです

特にこのアイリの優しさが沁みて沁みて……泣
これこそ私たちが見てきたアイリの長所
相手に寄り添った押し付けのない暖かくてやわらかな優しさ
こんなことをさらっと言えちゃうのは凄いんだって……アイリ…………

この時点でめっちゃ良かったのに、カズサが帰ってきて一言

はあああああああああ最高〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あれから微妙な距離感は相変わらずだけど、拒絶することなく輪に入れてくれてるんですよねカズサ

あぁ〜最高〜〜〜
これもう「-ive aLIVE!」じゃなくて「放課後スイーツ物語」の後日譚でしょ〜〜〜〜

と「放課後スイーツ物語」のオタクが発狂したのでした





“あの曲”のライブ映像

なんの予告もなくこちらをぶん殴ってきた3Dモデルのライブ映像
めぇ~〜〜〜〜〜〜〜ちゃくちゃ良かった!!!
曲が良いだけじゃなくてそれぞれの動きが本当に細かくて愛に溢れていて最高だった!!!

っていう感想は観た人間全員の共通認識なので置いといて
こちらも個人的に好きなシーンをペタペタ貼っときたいと思います
コピバンを数年やってた程度の浅い知識で語るのをお許しください

まずもぐもぐヨシミかわいい
このあとドラムが暇な隙を見てお菓子に手を伸ばしてバランス崩すナツも好き

それとヨシミの運指は基本的にコードのバッキングっぽいですね
今回ギター演奏やヨシミのモーションを担当されたNezMayoさんが投稿した動画を見るとリードはエッグいことやってるのでぜひ見てみてください

アイリが声をかけて耳で反応するカズサ、テンパって運指を見失うヨシミ、やれやれ…みたいな表情のナツ、と三者三様の反応
ほんとに細かいなぁ〜キャラがイキイキしています

コーラスに入る前に深呼吸をするヨシミ
もしかしたらドタドタやってたナツへのため息かもしれませんが
上にも下にもハモってて最高でした

サビ前のキーボードが目立つシーンでポーズを決めるナツ

考えれば考えるほどナツがドラムなの解釈一致すぎるなぁ
ドラムって勝手な偏見なんですけど「リズム隊としてブレない自我」と「孤島にいながらもメンバーと呼吸を合わせる視野の広さ」がどちらも必要だと思っていて
自分の世界を持ちつつ周りをよく見て立てるナツにはピッタリだと思います

雲が晴れ、青空のあおさに目を奪われるアイリ
綺麗すぎるだろこの構図

演奏と歌とに入り込むカズサ
ありますよね、音楽と一体になってる感覚
気持ちいいんだよねこれが、わかるよカズサ
でも初心者なのにスラップかましながら歌い上げるのはさすがに天才が過ぎる
すごすぎてわからないよカズサ……

それと繰り返しになりますが、アイリの書いた歌詞をカズサが歌うってのがまた最高だね
ぼざろで後藤の詞を喜多ちゃんが歌うみたいな対局にある味わいはもちろん、自分の立ち位置を見直すって点ではカズサとアイリは共通する部分も多く深いとこで繋がってる
カズサの歌でもありアイリの歌でもありスイーツ部の歌でもある
最高だね

これら以外にもほんと一個一個の動きが細かくて、ギター以外はよくわかりませんが各楽器のモーションは実際の演奏者の動きを参考に作っているようでとてもすごいクオリティでした!!
楽器演奏の映像化って指先まで細かく要求されるからハードル高いのに……すげぇ……

「先ちょ」の3Dショート動画とはまた違う方々が本当にこれのためだけに作ったって感じ
最高だぜあんたら

個人的な願望としては流れてくる音源は完璧なものとして、あの場で録画された演奏はもっとダメダメで、でも最高に楽しい思い出になってくれてたらいいな、と思います
ヨシミの運指といい完璧な演奏ではなくて、後から見返すと粗が目立って小っ恥ずかしい内容なんだけど、それでもあの瞬間は最高に楽しんでたっていう青春の1ページであってほしいかなって

別にあえて下手な音源が聴きたいわけじゃないんですけどね
彼女たちの思い出として存在していて欲しいなって

それはそれとしてぼざろの8話のような不協和音の演出も胸が苦しくなって大好きなんですけどね





感想まとめ

以上が今回のイベント「-ive aLIVE!」の感想になります
改めてこのタイトル「-ive aLIVE!」について考えてみると“I've alive.”、“私は生きている。”の意になるのでしょうか
他の方の考察で面白かったのは“-(ハイフン)”の部分に色んなスペルを当てはめることでいろんな単語を作れるという発想
スイーツ部のようにバラバラで様々な言葉を作れるが、共通しているのは“I've alive.”的な?

それと記事のタイトルにも書いた『ズルい』
途中でもちょいちょいズルいズルいと言っていた気がしますが、それはオタクの鳴き声なのであまり気にしないでもらえると

真に「このお話『ズルい』な」と思ったのはその魅力が今までのブルーアーカイブの土台の上に立っていること
スイーツ部の数々の日常、カズサにとってのアイリを描いたイベスト、さらにはメインストーリーも含めブルーアーカイブでこれまで描かれてきた様々なテーマとそれに対する答え
ストーリーに一切戦闘が挟まらない、最終話前に完結する、突然始まるムービーなどプレイヤーの常識を逆手に取った演出
それらがあってこその究極の神イベントと成った、それがなんとも『ズルいな』と思ってしまいます

「-ive aLIVE!」単体のシナリオを箇条書きにすると、バンドやアイドルものならどの作品にも1つはあるぐらい普遍的な、言ってしまえば平凡なテーマだと思います
いやまぁ普通の作品は優勝賞品が欲しいからってカチコミにはいかないんですがそれはともかく

これがもしバックボーンのない作品だったら
アイリの持つ魅力を他のキャラに改めて説明してもらわないといけない
けれどアイリについて誰の説明がなくても、彼女がどれだけ魅力的な女の子であるのかをわたしたちはよく知っている

ナツの哲学が急に出てきた作者の代弁のように感じてしまうかもしれない
けれどナツがふざけているようで妙に核心を突く、そういう子であることをわたしたちはよく知っている
カズサやヨシミの言葉もそう
彼女たちがどれだけアイリのことを好きなのかわたしたちはよく知っている

先生の言葉がうわべの理想論のように聞こえるかもしれない
それでも一貫して生徒を信じハッピーエンドを目指し続ける、そんな大人であることをわたしたちはよく知っている

今までブルーアーカイブという作品がたくさん描いてきたバックボーンがこの平凡なテーマを至高の名作へと押し上げました

それに加えて前述のバンドやアイドルといった「舞台に立つこと」が目標でありテーマである作品は「ライブの成功」まで描いてハッピーエンドなはず

でもブルアカはあくまで「生徒たちの青春の物語」でしかない
ライブがどうだったとか結果がどうだったとか、アイリの言葉とも重なりますがそもそもバンドである必要もない
だからアイリが一歩踏み出したところで『「-ive aLIVE!」完』とできてしまう
ミニゲームで描かれる結果も彼女たちのいつもの日常でありオマケでしかない
すべてを彼女たちの青春の舞台装置にしてしまえる強引さ

“今”の“ブルーアーカイブ”だからこそ、この尺でこれほどの作品を描けたのだと改めて思います

この『ズルさ』が私をたまらなく幸福にしてくれた一方で、すべての人間にとって最高の作品では無いのだろうというのが寂しくもあります

けど世の中の作品なんて大概そんなもんですよね
自分のスキを再確認するために書いているブログでそんなことを気にするのは野暮でした

この作品と今この時代に出会えたことに感謝しつつ、胸の奥に大事にしまっておくことにします





おまけ

長文駄文失礼しました
バンドをやっていた経験もあり、普遍的な青春のテーマであったこともあり、最高に好みで大好きなイベントストーリーでした
こんなにしてもらっていいのか今でも申し訳なさを感じるぐらいです

最近ブルアカのアニメを見ていると少し前のCMが流れてきて懐かしい気分になります
その宣伝文句が

夢、希望、苦難、挫折。
かつてあなたも歩んだ物語。
今度は生徒さんたちと一緒に。

ゲームを始めた当初にこれを聞いてもピンとこなかったはず
でも最終編以降の物語はより普遍的で「キヴォトスの生徒」のみならず「十代の子どもたち」に共通するお話が増えてきて「今なら理解できます」(CV:連邦生徒会長)状態になっています

またブルアカのメインストーリーは読んでる最中に今まで通ってきた別作品を思い浮かべることがしばしばあるのですが、今回のシナリオは同じブルアカ内での様々なお話が想起されました
それだけブルアカの物語が厚みを増しストーリーを重ね合わせることで、外れ値も一貫したテーマもより濃く見えるようになったのだと感じています

様々な生徒や組織のお話が積み上がるごとに「対策委員会とか便利屋とかってもしかしてキヴォトスの中でも異常だったんじゃ……」と気付かされるあの感覚
メインストーリーで「自分たちの大切な居場所を守る」お話をたっくさん書いてきたからこそ、「大切な人がそこに居ないなら意味がない」と投げ捨てる決意がより映える
……などなど例を挙げるとキリがありません

エデンや最終編が語られがちなブルアカのストーリーですが、それら“非日常”の物語も“日常”があるからこそ輝くものだと思います

今回の「-ive aLIVE!」も同様で、凄まじい神作品であったとともに、そこには「放課後スイーツ物語」のような直接的に作用するものもあれば、先日の「にぎにぎとゆきゆきて」のような違う学園の違う方向性のお話からの間接的な作用もあったかと思います

一方で「-ive aLIVE!」が生まれたことにより味わいを増したお話もあるでしょうし、今後も等身大の青春としてブルアカを支えてくれるでしょう

方向性に好みはあれど、毎回同じでは食傷気味になるものです
ブルアカのライターさんは以前インタビューで「ユーザーから感想を貰えるのは嬉しい」一方で「それに引っ張られることなく書きたいものを書いていく」という旨の発言をされていました

今回のイベントが好評だったからといって毎回これが欲しいわけでもないんです
贅沢なお願いですが色んな味わいを出しながら、一貫した青春の物語を見せ続けていただきたいです

もう一つ、今回スチルの数といい曲といい尋常じゃないぐらい力が入っていました
それらがイベントとしての完成度を引き上げたのは言うまでもありません
新イベントは毎回この供給量を……とは望めないと重々理解しつつも、周年のような大きなイベントでは頑張って欲しいなと期待のハードルが1つ上がってしまった功罪もあります

今回に限っては筆がノリにノリまくって思ったよりたくさん用意しちゃった……な気がしてます
なんか久しぶりに採算度外視でやりたいことやってるブルアカに出会えた気がします
いや対策委員会第3章の戦闘もたいがいだったか……

アニメや外部コラボとゲームを連動するのは賢いし当然だと思う(むしろ出来なかったら不満)なのですが、やりたいことやってるオタク作品大好きなので今後もお願いします

倒れることなく面白い作品を生み出し続けてもらう、それ以上は望みすぎない気持ちでいたいものです

最近自分にとって存在して当たり前だった大先生の訃報が立て続いた時期がありました
それに加え、ソシャゲという媒体の不確かさ、継続の難しさも日に日に感じるところです

いずれ来る終わりの日、それに向けた心の準備を作品に対してもしておいたほうがいいなという想いが募り、今まで以上に触れる作品を心に刻みつけるようにしています

その点今回の「-ive aLIVE!」は本当に素晴らしく
今後5年10年サ終の時まで放課後スイーツ部の供給がなかったとしても、ブルーアーカイブから離れる日が来ても
「-ive aLIVE!」を胸に抱いて満足してお別れできる、そう思わせてくれるものでした

まぁ来年になったらハロウィン別衣装見たいなぁ〜〜〜〜って気分になっているかもしれませんがその時はその時
そういった望みが繋げるほどにブルアカが今後も安泰に続いてくれることを切に願っております

「にぎにぎとゆきゆきて」 諸々の感想

先日公開されたイベントストーリー『にぎにぎとゆきゆきて』


まぁほんとにいろいろありましたね……
自分も内心だいぶ振り回され、今の気持ちがこのシナリオに対する純粋な評価なのか自信がない……

ってことでまずはシナリオへの純粋な感想をまとめ、その後いろいろのことをつらつらと書いていきます

シナリオ感想

修学旅行前日

まずは導入
珍しく穏やかな1日を過ごす陰陽部
その平穏も長くは続かなかった(そんなんばっかり)

ゲヘナが全校生徒で修学旅行に来る!
しかも明日!!準備はゼロ!!!
終わってる…そりゃカホも倒れるよ

細かいところなんですが今回ちょっと演出がクドく感じた部分もありました
カホのふらつき、ゲヘナ生徒の閃光、ウミカの独白などなど……
まぁ最後のはウミカが主役でキャラクター性にも関わるところだし各話の最後に挟まる感じなので気にしすぎなのかも

それとこのドタバタ感が陰陽部の日常なのかもしれません
ドレスヒナのイベントで想像以上にゲヘナの日常がぶっ飛んでたみたいに

ニヤもこう言ってますし

ネット上でこの流れにニヤが無能だの扱いが雑だの見かけましたが、これまでも割とこうじゃなかったですか…?
気になったのでこれまでのニヤの暗躍を読み直してきました
不忍のときが分かりやすいですね

初対面の先生と忍術研究部にゲヘナの長である万魔殿の相手を任せる、に飽き足らず自ら魑魅一座をけしかけた
そういや不忍のときも万魔殿招待してて外交的にくっそ大事な場面だったんですね
序中盤ギャグだったから気づかなかったや

最終編や百花繚乱編でも裁量に任せて丸投げといった感じでしたし
信頼しているといえば聞こえはいいですが

百夜堂FC計画のときにはシズコに代わってなんとかしようと善意で動いてました
あの一連のシーンばちくそ良かったですよね(脱線)

先生とニヤの互いにバレバレなコミュニケーションがエモすぎる……!

という、これまでの描写から私はニヤに対して
『他人を想う善性を持ち合わせており、事態が逼迫していれば最善を尽くすが、余裕があればあるだけ黒幕ムーブでふざけたおす問題児』
と認識しています

かっこいいのも困ったちゃんなのもどっちもニヤの一面かなって
そのギャップに痺れますやんか

今回は後者が色濃く出ているけどらしいっちゃらしい
こういうことする子じゃない?ニヤって
何かあれば対応できるようにって保険をかけつつ放任してるのとか

あんま言いすぎると「ニヤのよさをわかってるのは俺だけでいい…」みたいな後方理解者面になりそうなのでやめときます


閑話休題
カホが百花繚乱と風紀委員会の会合の準備をする一方で、ニヤとチセは修学旅行の準備へ

といっても実際に担当するのは白羽の矢が(ルーレットで)立った我らがお祭り運営委員会!

ここらへんもニヤの照れ隠しというか本心隠しな気がします
というのもなんとお祭り運営委員会の頼れる社長、河和シズコが今居ないんです!

ニヤが「おもしろくなりそう」という基準で行動してるなら河和シズコには頼まないと思うんですよね
なぜなら河和シズコならこの大役もなんなくこなして大成功を収めるだろうから
ハプニングはあってもそれを前向きに昇華する河和シズコの強さは皆さんご存知だと思います
私はそんな河和シズコが大好きです

だからこそニヤは彼女が不在の今「おもしろくなりそう」だと狙ったのではないかと思うのです

邪推すれば有能キャラを退場させる脚本の都合かもしれませんが邪推しても面白くないんでね
私はこう捉えておきます

ちなみにシズコはトリニティのお祭り研究に出張してるらしいです
さ〜すがにトリニティ文化祭の伏線ですよねー
河和監修のカフェとか生えてこないかな、妄想が捗る

それはさておき、急に大役を振られたウミカとフィーナは大混乱
右往左往しますが結局は引き受けることに

このシーンで良かったのはフィーナがめっっちゃフィーナしてたところ

この隙あらば任侠がフィーナらしくていい
どうしても出番の少ないキャラなので旧友に再会したような気分になります
登場回数少ないキャラをどうしていくのかは今後のブルアカ注目ポイントですね

2人だとどうにも進まないのでムシクイーンのつてで修行部を頼ることに
しかしミモリは不在、ツバキは寝てる、実質カエデが増えただけで結局あたふた

先生が来てなんとかやれることからやっていこうと話が進みました
そもそもやれる子たちですからまとめ役がいればとんとん拍子にいくはずです

相手がゲヘナじゃなければ……

修学旅行1日目

修学旅行当日、場面はゲヘナ
キービジュの通り今回は全編通してキララとエリカがメイン、他の子たちがちょい役で出てくるぐらいの塩梅でした

ギャル2人目線だったからかモブの会話が多く新鮮な内容も多かったです
万魔殿はいつも通りアホやってて、誰も話聞いてないしなんなら暴れてる

ヒナっち呼びは万病に効くので無限に擦ってほしい

読み返してちょっと思ったのが風紀委員がいるから大丈夫、だけど今回は会合で席を外している
つまりこいつらを制御する子たちが居ない

そういう認識があったからこそキララとエリカは積極的にガイドの手伝いをしてくれたのかもなって
まぁシナリオで一切触れられてないので妄想なんですけど

まぁそんなこんなでわぁわぁやってるゲヘナと同時刻、百鬼夜行側もドタバタしてました

ガイド衣装に着替えてノリノリ!
なんだけどウミカは空回ってる感じ、うまく周りがサポートしてくれてます

ツバキ優秀で素晴らしいんだけど報連相もしてくれたらありがたいかなって…

そして飛び出すパロディ

ここ以外にもタフ語録や鬼滅のあれとかありましたね
クスッとできる塩梅のパロディは好物です

しかもこの台詞、終盤まで一貫した先生からの助言なんですよね
ていうかブルアカが一貫してそういう作品なので今回のお話も実にブルアカらしいテーマ
だからグレンラガン好きな自分にはブルアカが刺さったんですね(隙自語)

さてさて修学旅行が始まるわけですが相変わらず勝手に大騒ぎのゲヘナ生徒たちに翻弄されるウミカ

先生もキララの距離感にたじたじです
ただ百鬼夜行の子たちにも同じように距離感バグっててちょいちょいエリカがサポートしてっていう関係性が最高でした

ウミカの噛み方カワイイ〜のはさておき
この問題児を前にしたときにとりあえず決まった流れを強行しちゃうのわかるな〜
色々思うことはあっても立場的に言えないし、話聞いてない前提で強引に進めちゃうやつ

理想はそういう問題児すら惹きつけるような話術なんでしょうがね
こういうところも「シズコなら…」に繋がっちゃうのかも

こっから本題に入るんですけど

人力車ちゃんエッチがすぎるだろ!!!!!

デコ出し汗だくに留まらず、人力車という設定をフルに活かした無駄のない洗練された筋肉よ……!
残念ながらスマホの画面では見えないのですがiPadなどではムキムキ大腿四頭筋の盛り上がりが見えるようで
ほんまにすごい神デザインが出てきた…神です

惜しむらくはモブだということ……
プレイアブルにしても違和感ない可愛さなのですが全く同じ見た目の子が後続で来てたしさすがにね

まぁ個人的にはこういうモブの可愛さやネームドとの差が小さいこともブルアカの良さだと思っているので
5thPVやアニメなどで描かれるように、モブ1人1人もそれぞれの青春を送っていて、我々が見せてもらってるのはそのほんの一部だってのがね
いいよね

キヴォトスでは今も懸命に青春してる生徒たちがいるんですよね、最高だ

ってことで残念ですが人力車ちゃんがモブとしてでも今後も出番があるといいなぁ

話を戻しまして各地の観光や百鬼夜行の解説になっていくわけですが、行く先々でなんやかんや騒動があります

見晴らしのいい場所がツルツルに磨かれてたり、工芸品が動き出したり、美食研が暴走したり、肝試しに本格的なおばけがいたり…………

そのどれもをゲヘナ生はなんだあれって言いながらドッカンばったん楽しんでます
胃の痛くなるウミカをよそに

ここでは特に好きなシーンだけ抜粋

カブト「武士」すき

美食研のシーンは修正の話でまた触れますが、この燃え盛ってるっていう描写が後の伏線になってますね

かわいいおばけとかわいいフィーナ

こわいおばけに驚いちゃうイブキと気を失うサツキ
サツキは催眠術以外がまともでかわいい要素しかなくて脳みそバグっちゃうよ

まぁ色々ありましたがこれらのほとんどは魑魅一座の仕業でした
明日行われる「神木祭」にゲヘナが関わることが気に食わず、どうにか邪魔してやろうという狙い

こういう魑魅一座の一般的な感覚を持ち合わせてる感じすき
ゲヘナの“ホンモノ”には敵わないんや…ってのが「これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」にも表れています

一方その頃ウミカは今日の出来事がだいぶメンタルにこたえたようです

これまでにも描写はありましたが、ウミカ自身とシズコを比較してしまい落ち込んでいるのがこの夜会話でより強調されています

それを聞いた先生はというとうまくいかない苦労人として同情しつつも、

お祭りが好きで努力してきたこともシズコを頼ってしまいたくなるのも「どっちも本当で、いいんじゃないかな」と諭します

弱い自分を肯定しつつ強さも認めてあげる
百花繚乱編を思い出してちょっとウルッと来ちゃいました

その後キララとエリカの襲撃に逢い先生は恋に落ちます
勘違いしちゃうだろ!あんな登場されたら!

そんな2人の善性がこれでもかと描写されます

ほんまにええ子たち、沁みるなぁ…
あとこの後シーン青春すぎるだろ

でもウミカはそれらを素直に受け取れず自分の中でまだぐるぐると考えを巡らす
周りはしっかり評価しているのに自分が自分を認められない、というのも百花繚乱編と重なる気がします

ここでのウミカの発想が後々裏目に出てしまうのですが普通に話づくりとして自然で上手いなぁと思いました

修学旅行2日目

長い長い1日目が終わって翌朝、神木祭にゲヘナ生徒たちを招くところから始まります

実はこの神木祭、今回の修学旅行に合わせて日程を調整してもらったそうで1日目に匂わせてました

それもあってか魑魅一座が乱入!

画期的な作戦!さすがリーダー!
といつものノリで来る魑魅一座を退けて一件落着
…のはずが

そうはならんやろ
一応前日のハルナの台詞に伏線はありましたが
ただこの形にしたのはヘイトコントロールの上手さだなって感じました

アラタが“計画通りに”花火を打ち上げた、のではなくあくまで“事故で”着火してしまった
そのせいで花火は打ち上がってしまい神木祭ははちゃめちゃに

それを見たアラタは愕然とします
それまで描写されてるようにお祭りやその伝統を重んじるからこその言動だったのでしょうし、もっと穏便に打ち上げるつもりだったのかな?
その後の描写的に舞台に上がったチセが火に囲まれて危険なようですしアラタにとっても想定外の事故、として描いた
こういう細かいとこ大事だとワイは思います

さぁそんなアラタ以上に打ちのめされたのはウミカ
ここも丁寧に心を折りに来ててまぁつらい
前日の反省を活かし良かれと思った行動が裏目に出て最悪な展開を招いてしまった
前日まではゲヘナが悪いよゲヘナが、で済むお話だった
けれど今回はどうしたって『あんなことしなければ』『わたしじゃなければ』と考えてしまう

本当は全然そんなことないんですけどね
着火した魑魅一座が悪いのだし、もっと言えば事故なんだから誰も悪くない
でも自分がウミカの立場なら同じように考えてしまうよなって……
特に自分よりもっと上手くやれる誰かが思い浮かぶ時は
これまでの、ウミカが自身をシズコと比べて卑下する描写も効いてきます

そんなウミカに先生は顔を上げて周りを見てみるよう伝えます
ゲヘナはなんか盛り上がってきたなウチらも爆弾打ち上げるか!って感じだし、チセちゃんもマイペース

何もすべて1人で抱えて計画通りに進める必要なんかない
今ここにいるみんなに協力してもらおうと

先生の責任論も飛び出します
それでも委員長なら、と食い下がるウミカ
けれど彼女をよく知るもう一人の意見は違った

この台詞を見た瞬間にわたしボロボロ泣いちゃってました
『頑張り屋』って表現がまさにシズコでほんとにあったかくて優しくて……
シズコと長く付き合ってきて色んな面を見せてもらってきた、シズコの理解者としての先生に感謝……
リオの時もそうでしたが頑張ってる人間を頑張っててえらい!!!って言うのが一番好き
言い続けたい、褒め続けたい、主張し続けたい!!!
この世の頑張ってる人間みんなえらい!!!
ブルアカでそういった感情を自覚し、現実でも周囲の頑張りを見つけて認めてあげられる人間を目指す毎日です

その点ブルアカはすごいんだ
誰かの頑張りをちゃーんと誰かが見てる

キララとエリカに関してはなんなら初日からずっとウミカ達の頑張りを認めて伝えてる
えらい!キララとエリカもえらいっ!!!

さぁこっからは“お祭り”の時間だ!!

この騒ぎもお祭りの流れとして誘導し、消火への協力、いやお祭りへの参加を促します
魑魅一座にも一番響く言葉で呼びかける

それはそう、ってアラタ以外魑魅モブすら知ってたはずだけどちゃんと自分の心に素直になれるのはえらい
またゲヘナの方にはキララエリカが向かい、

うまく煽ることでその気にさせる、エリカらしい話術です

近くで会合をしていた風紀委員会や百花繚乱も駆けつけみんなでの“お祭り”になっていきましたとさ
その際に先生の独白が入り、ニヤの思惑を測るのですが

いや流石にそんなことはないはず
ニヤの話で触れたように保険として、もしくはお祭りがうまく運んでいたら見物できるように、ぐらいはありえますが

まぁこの底知れなさがニヤらしいし、こういう過大評価されちゃうのは先生とも似てるのかなって
先生もよくあるじゃないですか、「なんかすごいと思ったらあなたの力か、先生」みたいな展開
指揮はともかく大概の場合、作戦立案や実行は生徒任せでついていってるだけなんだけど

どこまで考えていて操っているか分からない不気味さが先生とニヤ、あとハナコとかも似通ってる気がしてます

解決後のニヤとのやりとりもなんとも奥ゆかしいです

このお互いに断言しないもにょもにょとした気持ちよさたまんねぇ〜〜〜〜
ニヤとは永遠にこの距離感でもにょもにょしてて欲しい

祭りの後

色々あった修学旅行も終わりが近づくと寂しいものですね
ほとんど出番のなかったヒナとアコのシーンがあって嬉しかったです

いつもの空気感で安心、いつもの人たらしだなぁ

そしてゲヘナの子たちは帰っていってしまう

好きになっちゃう〜〜〜〜
これで実装しないとかマジ??正気か???
ただここまで来るともう出番さえあれば毎回いい印象に決まってるからいつどこで来てもいいな

百鬼夜行の子たちは百夜堂でお疲れ様会かな?
しれっといるユカリかわいい
あの社交性ならどこに行っても可愛がられるだろうな

シズコォ゙〜〜〜〜〜愛してる〜〜〜〜〜〜〜
後光すら見えるよ

公式の濁点芸は無限に味がするなぁ

ってことでウミカと先生も互いをねぎらいつつ、ウミカは次の祭りへと目を輝かせるのでした

まとめ

以上がシナリオへの感想になります
どういったイベントになるか色々想像していたのですが、ウミカの紹介イベントとしてはとても良かったと思います

自分がシズコ大好き大尊敬人間なのでその贔屓目込みですが、2人を対比させつつ最後にその背を押すのも先輩の影というのがなんとも素晴らしかった
最後しか登場してないのにこれまで存在感あるのすごいし、後輩の中に根付いている先輩の姿ってのがとてもいい
ところどころメインの百花繚乱編との重なりも感じつつ終盤グッと心を掴まれました

考えすぎかもしれませんが終盤チセにゃんのように“夢”というフレーズが印象的に使われていた気もします

お祭りの特別な空気を“夢”と例えてるのかなって

それと序中盤は色んなキャラを出しつつギャグのテンポよく進んでいましたね
1つ苦言を呈するなら主役であるウミカやキララエリカ以外の出番は顔見せ程度になってしまったことでしょうか
特にゲヘナ側はモブの出番が多く、様々なキャラが旅行を楽しむ姿を想像していた方にとっては期待外れだったのかも

個人的にはゲヘナモブの解像度が低いのでその点は新鮮でした
それとまだ出番の少ない万魔殿もグループとしての掛け合いの解像度が高まりました
ただ惜しむらくはPVにあったサツキとチアキの晴れ着!!
あれが無かったのがな〜、差し込むの難しかったのかもしれないけど見たかったな〜〜

ってな感じでサクッと読みやすく要所でエモさが殴ってくるブルアカらしいお話だったかなと思いますまる




いろいろありましたね

ここからが本題とも言うべきでしょうか
ほんとに色々あったので自分の耳に入ってきたり気になったところだけでも書いておこうかなと思います

前提として去年の怒涛の最終編更新とは違い、今年は月1で新イベントやる以外はおとなしいブルアカ君
アニメ放送に向けて力を溜めているのは分かるがモチベ下がり気味、みたいなユーザーの空気感があったように思われます
ここから書く様々な疑念もブルアカ大丈夫か…?っていう不安に起因するものも少なくないようです
後に行くほど自分の中で重かった順で書いていきます

制約解除決戦のバグ

これに関しては完全にエアプです
総力戦のように毎日こなすコンテンツのバグじゃなくて良かったね
新規コンテンツを追加したら絶対にバグるという悪い意味の信用があるので、今後も地道に頑張っていってもらうしかないですな

制約解除決戦については良いコンテンツが来たなと思っています
今まで日の目を浴びなかった子たちが活躍しているのは見ていて気持ちがいいです
もちろん育成がきついとか持ち物検査だとかあるんでしょうがそこはソシャゲのお約束
むしろある程度そういった要素がないと何もやることがない虚無になってしまいますから

しかも1ヶ月更新で自分のペースで進められるのも報酬がささやかなのも気楽でよい
ガチ勢の方々の目標にもなりますしよい塩梅で出してくれたと思います
自分は49クリアして低みの見物です

記念イラストの疑惑

はじめに自分の生成AIイラストに対するスタンスを示しておくと「今後3Dモデルのように共存の未来もあるかもしれないが、現時点では不可、見たくもない」となります

先日ブルアカ公式Twitter(X)において公開された、今回のイベントの記念イラストがAIを利用したものではないかと炎上しました

この疑惑については描かれた先生自らの投稿によって根拠つきで否定されています

疑われる要点は①背景のクソ長鳥居②キララの6本指③ツバキの指塗りミス④その他背景の怪しい部分、といった感じでしょうか

①については「日本の鳥居を見たことがない先生が資料を元に描いた」からとのこと
②,③についてはブルアカ公式が公開した絵ではトリミングされてる部分でした
④についても見えづらいだけで描いてるよ〜って感じ

正直私はまったく絵を描かない、Xに流れてくる神絵をただ拝んで貪ってるだけの人間なのでその真偽は杳としてわかりません
ただそんな素人目線でも②や③はAIが現れる以前からよくある作画ミスとして見かけたかと思います

AIで生成された絵の特徴として初期には指に注目することがありましたが最近は自然なものも増えているようです
そうなると背景とか境界線が溶けているような表現に注目するようですが、AIの進歩を見ているとそれもいつまで通用するか……

幸い自分のTwitterのおすすめTLにはAIイラストがほぼ流れてこないし、ぽいやつはpixivを見てやっぱりか……と気づけてもいます
しかし全部に気づいて弾けている自信もないですし、ブルアカで検索すると大量に表示され危機感を覚えています

自分が恐れているのはAIがどうこうというより、今イラストの世界で頑張っておられる方々の筆を折ることに繋がる危険性です
それは生成AIにより直接的に権利を侵害されている場合もそうですし、今回のようにAI疑惑がかけられ制作者が追い込まれる場合も含まれます

AI疑惑が否定されても「疑われるようなクオリティで世に出したのが悪い」とお気持ち表明で躱す光景もしばしば見るのがほんに厄介
それ自体は今まであったお気持ち表明の一意見で流せばよいのかもしれませんが、描き手の払わされる労力や心労を思うと不憫でなりません

そして一度流れた悪評を拭うことも描き手に課せられる
なんともなんとも心が痛い……

このAIとクリエイターとの関係性はイラストに限りません
翻訳やプログラミングの分野では当然のように利用されていますし、音楽、動画、声優の領域まで侵食しています

1オタクとして特に気になるのは声優の音声を利用した生成AI歌唱でしょうか

ぶっちゃけて言いますと、既存曲をキャラクターの声で歌ってもらう技術というのはすなわちこの世のすべてがキャラソンになるってことで、妄想でしか描けなかったある種理想の世界かと思います

ミカにあの曲合うよね、おじさんにあの曲歌ってほしいな、なーんて妄想をするオタクは少なくないはず
けれどそれは本来叶わない願望です
キャラソンが出るとしても新曲書き下ろしでしょうし、カバーするとしても声優のお仕事としてでしょう
そもそもそういった歌を販売しない声優さんもいます

それを叶えてしまう技術が生まれてしまった
今までも人力ボカロや音MADなど本家の音声をいじくる文化はありました
ただそれらは公式でないこと、そういった編集を通していることが分かりやすかった
もちろんホワイトではなくお目溢しされているだけで怒られたら取り下げるのは当たり前の当たり前なんですが
それでも映像や楽曲の著作権侵害と比べてだいぶ広範囲で許されてきたように思います

AI歌唱はそれらと比べ圧倒的なクオリティに感じます
繋ぎ目が自然でちょっと棒気味に歌ってると言われれば本人だと間違えてしまうほどに
そもそも歌唱データは様々な加工を通している前提ですから多少の不自然さには目をつむれてしまう

これは明確に声優の職を奪い権利を侵害する事態になりかねないと思ってます
ぜってぇ誰かこれで商売始めるでしょ
そうでなくても某内閣総理大臣のようにフェイクニュースに使われる可能性もあります
ひっどいことを言わせてる動画もうありますしね

絵や映像はまだ視覚的に区別できる部分がありますが、音声についてはそれらよりも遥かに近づいてきていると感じます
音声というものに対しての扱いは今後どうなっていくんでしょうねほんとに

しんどい時代だ……

イベントBGMのループが雑

今回のイベントBGMはいつものブルアカ3神ではなくEmoCosineさんに提供していただいたものです

自分は詳しくなく申し訳ないのですが、様々な音楽ゲームやブルアカにも中国版0.5周年記念楽曲を提供されている方だそうです

めっちゃいいですよねこの曲
ブルアカらしいFuture bass満載で楽しいお祭り!お祭り!お祭り!って曲

ですがこちらも残念なことが1つありゲーム内のループが雑!
ブツッと途切れてしまうのが結構気になります

ブルアカを音楽に惚れて始めた人間としてはこういうところも頑張ってほしい
もちろん先程のイラストしかり外部に受注している難しさもあるのでしょうが、逆にその仕事を引き受けてくださる方にとっても数少ない大事な1曲になるわけで

とりあえず今度のDJでお3方の誰かがこの曲使ってくれたり、なんならEmoCosineさんがDJやってくれないか楽しみです

キララのボイス無し

これマジでアカンかった
ほんとに
正直普段からそんなにショップのボイスを聴き込む人間ではないのだけれど、あるはずのものがないっていう寂寥感に苛まれる

特に今回はカードめくりだからおみくじ同様ボイスを聴く機会が多いイベントのはずでした
これまでバニーアスナやモミジの過剰なまでの褒め言葉が小っ恥ずかしかったけど、無いとむっちゃ寂しいな…………
またキララの文面がボイスついたらめっちゃいいに決まってる、幻聴すら聞こえてくるからなおのこと

これはもう公式から仕様だと言われているのでどうしようもないわけですが、ユーザー心理を考えてくれなかったのかなって寂しくなっちゃいますね
クオリティよりもブルアカのそういう(オタクの気持ちを分かってる)ところをこそ信頼しているので……

テキスト修正について

さぁ本題の本題です
もうほんとこれが今回凄まじかった!
3/27に公開された「にぎにぎとゆきゆきて」のストーリーを読んだ先生の多くが違和感を覚え、

「なんか今回の話読みづらいな…」
「難しい言葉多いな…警覚心ってなに?」
「水平滑り台ってなんだよ」

となりました
自分も読み進めている間は読みづらいなぁとかいつもと使う語彙が違うなぁという感じだったのですが『警覚心』で疑念が確信に変わった形でした

「「「これ今までの翻訳じゃない!!!」」」

流石に看過できず自分も問い合わせを投げました
どこがどうだったのかは後ほど語るとして4/5に公式の方から今回の翻訳についての声明が発表されました

一部抜粋すると

ローカライズ及びカルチャライズを行う過程でで「原作の意図・設定を十分に反映されてないものになっているのか」という点が幾度も議論・協議され

本イベントにて、一度、ローカライズ及びカルチャライズ段階で手を加えていた要素を排除した形でのシナリオテキストをお届けすることを決定

原文をよりダイレクトに提供することで、作品への理解の深化につなげられるかもしれない

と考えたが大不評だったので以前の調整方針に沿ってシナリオテキストを更新しましたとのこと

まぁこの声明もところどころ日本語が怪しいのはさておき
単なる言い訳のようにも聞こえますが、この主張はブルアカに限ってはわからないでもないですね
ブルアカには日本版と韓国やEN版でのテキストの違いで炎上した過去があります

ブルアカのメインシナリオライターは韓国のヤン・ジュヨン氏(isakusan)が務めています
実際にはチームとして複数名で分担して書いてくださっているようです
誰が何を担当したとかのこぼれ話は『ブルーアーカイブ オフィシャルアートワークス』にも載っているので、ぜひ2冊とも購入して君の目で確かめてみろ!

話を戻して彼が翻訳の過程について語る記事の原文はこちら、そこから要点だけ抜き出した日本語の記事はこちら
上記インタビューを元に話していきます

日本版も原稿は韓国語、それをYostarのローカライズチームの修正を通してから公開されています
海外のブルアカはどうかと言うとあくまで韓国語の原稿が大本、韓国版はそのまま公開、EN版は日本同様韓国語→英語の翻訳をして投稿といった感じなのかな?

それぞれの公開までの過程が違うためテキストの印象も変わってきてしまうようで
「最初に公開される日本版」が正解とみなされ、後発の海外版がそこからズレているとの批判がこれまで少なくなかったんだそう
『ミカに対するあの選択肢』とか先生や生徒のキャラクター性もズレることがあるそうで

その対応に追われたメインライター達はそら不服ですよね
自分たちの原文が、翻訳を通した日本版と比べて間違っていると言われちゃうんだから
心中お察しいたします……

と一連の流れをまとめ同情もしたところでじゃあどんなもんがお出しされたか確認
気になるところだけ修正前後を見比べていきます
ただ修正前のスクショはあまり残っていないので、文面だけ引用してこようかなと思います
Youtube上にも修正前ストーリーの動画は出ているので興味のある方はちらっとでも見てみてください

まずは冒頭、チセちゃんの俳句
修正前は

「川辺にて ぽちゃんと跳ねる 錦鯉」

修正後は「錦鯉 跳ねた波紋に 時動く」
ここから事件が動き出すよっていうのがわかりやすくなってる
ただ逆にわかり易すぎて修正前の方が好きかも
情景を表してるのに加え、跳ねる動きやその波紋から何かが動き出す感じがする
修正後ありきの発想かもしれませんが

まぁ正直チセにゃんの俳句は

こんぐらい幅があるので……考えすぎても沼かもしれない

あとニヤの台詞が標準語になってるという致命的なものもありました

あ、そういえば思い出したんだけど、今回ゲヘナから私たち百鬼夜行に修学旅行に来たいんだって〜

修正後はちゃんと関西弁になってます
前後の落差でいつも以上の訛りとさえ感じられました

それに加えて修正前が1文に連なって表示されていたのに対し修正後は改行されています
キャラが喋るテンポ、息継ぎを表すとともに読み手としても読み取りやすくなっている
修正前は全編通して見受けられるので以降は割愛しますがこういう細部が大事ですよね

その後のカホがテンパる様子で次々と事業に関する書類が羅列アンド羅列

……見積書と事業提案要請、見本でもいいのでスケジュール表と配置図、献立表、総合診断表、施設現況表、随意契約または競争契約書、そして、そして、……。

私は全く知識がありませんがそれぞれの書類の意味はなんとなく分かる
旅行って交通、宿泊、食事、観光と様々な企業と連携しなければなりませんし
テンパってまくし立てる描写もまぁ分かる
ただ今までにカホのこういうテンパり方を見たことがないので違和感はありましたが

一方でこのぐらいの専門用語は前例があります
先日実装されたイブキちゃんの「『事業費執行精算内訳書』……」のボイスとか
万魔殿や陰陽部といった生徒会の面々はそういう会計作業もしないといけないって描写なんでしょうね

こういった台詞をユウカがまくし立ててる図は容易に想像がつくので個人の解釈の域を出ない違和感かもしれません
その後ウミカが天丼で同じようにテンパってたし個人的には嫌いではありませんでした

ちなみに修正後はすごいスッキリしてました

これだけ言えば伝わる内容ではあるので後は書き手の気持ち次第ですよね
ここ含めニヤとカホのやり取りはだいぶ意訳が入ったものだったかと思います

まぁこの部分は置いといても

実務協議体

という韓国語彙も出てきてだいぶ翻訳としては怪しかったです
さっきの書類名は韓国に全く同じものがあるとも限らないので多少ローカライズされてる気もするのですが……どうなんでしょ

またニヤからカホへの返しをチセにゃんが真似するシーンも修正後で急に生えてました

状況説明として必須ではない……けれどニヤがチセを可愛がる日常が伝わる表現
これこれこういうのよ!と1人で唸ってました

ウミカやフィーナもだいぶ修正前後で印象が変わりました

ウミカは本格的に描かれるのが初めてだったので違和感というほどではありませんがお祭り狂人と化していました

宿に着くまで宿泊祭り!続いて徹夜祭り!パジャマ祭り!お祭り!お祭り!お祭り!

正直このテンポ感は好きなんですが内容がないよ〜の点が引っかかります
お祭りLoveなウミカが既存の様々なお祭りより宿泊だの徹夜だのをお祭りに挙げるかなって

ちなみに修正後はこんな感じ

これなら宿泊だけでなく全てをお祭り扱いなので自然ではあります

一方フィーナは任侠好きやカタカナ混じりの特徴は一貫していますが細かい口調や語彙がフィーナらしくないと感じました

うぅ、ウワーン!私もこれといったナイスアイデアが思い浮かびません!ウミカ!

これ読んだときすっごいフィーナらしくてびっくりしました
フィーナの印象なんて絆ストーリーと他でちょい役ぐらいなのに
あとやっぱりちゃんと会話してるんですよね〜
修正前はお互いがリアクションを取らずにそれぞれ話している感じ

って序盤でこんなに喋ってたら終わらない気がしてきた!
以降ほんとに気になったとこだけ!

まずはガイド衣装のカエデのシーン

ここはもう言うまでもないですかね
修正前後で一番話題になったところかと思います
まぁ正直慣用句の誤用はちょいちょい見られるので……今後気をつけてね頼むよの気持ち
(自分も穿ったとか語感が好きで誤用しちゃうから反省しないと)(過去の記事で誤用してますが語感が好きなのでそのままにしてますごめんなさい)

次はバス移動中のキララとエリカ

エ:ここで一度中間休憩を兼ねて昼食なのかな、メニューは何?
キ:どれどれ……おぉ、美味しそうじゃん
エ:中は何が入ってるの?
キ:たけのこの煮物、焼き魚、卵焼き、野菜の和え物、おにぎり。結構よくない?
エ:あ、良いね。まさにバス弁って感じ。
キ:うん、確かに!

ここほんとにキャラが生きて喋ってる手触りがあって感動したんですよね……
そんなの私だけかもしれませんが伝わりますかねここの違い!

修正前も悪くはないんですがキララがキララらしくないし、会話というよりはロケ台本を読みながらの収録みたいな
必要な情報を羅列するパートとなくてもいい相槌
ダブスタのようですが自分の中で『なくてもいいただの相槌』と『なくてもいいけどあえて入れた相槌』は全然意味合いが違うんですよね!
どちらも話の本筋には関わってこないけどキャラクター性に大きく関わってくる!

ただの同意のときにキララは「確かに!」って言うのかな、「だね!」じゃない?
頭になかったことを言われたときには「確かに!」って言うかも
言語化が難しいですがこういう感覚です

続いてウミカが百鬼夜行の成り立ちを説明するシーン

実は各部活は本来独立した領域を持っていたのですが、諸事情によりお互いに争うこともありましたが、今はその葛藤が縫合された状態でバランスを保っていて……!そして、そして……!

これはだいぶ意訳したな〜っと
これもまぁテンパる描写だしウミカのキャラクター性もそこまで掴めていないので前者のように変な語彙でまくし立てるのもアリではある
裏を返すと「このキャラはテンパるとこういう言動をしますよ」と決定づけてしまうものでもあるわけです

個人的には修正後の方が分かりやすくかわいいキャラ付けだと思いますし、公式漫画あおはるレコードでのウミカも同様のキャラとして描かれているのでこちらが正解かなと

面白いのはこのあおレコがテキスト修正前に投稿されている点
噛みキャラとしてのウミカは修正前には一切見られなかったのですが絆ストーリーにはあったのでしょうか

ってことでウミカのキャラ付けとしては断然後者なのですが、気になるのは修正前後で若干の情報の抜けがあるところ
独立した領域とかバランスとか

正直言わなくても伝わる部分ではあるし、それが今後メインストーリーで回収されるでもなければ影響は少ないのですが
こういったところでしれっと設定開示して回収したりしなかったりするのがブルアカの肝でもあるので翻訳の難しいところですね……

続いてハルナ、ジュンコ、フウカ

美食か……そうですね。聞き逃せない表現を今、私たちは聞いたような気がします。

まぁ、それはそうだけど。

やめなさいって!?そもそも許可されていない食べ物を売ること自体!

直訳ハルナと店側を叱るフウカなどトンチキだったのがいつもの2人に修正されていました
アカリとイズミはあまり違和感なかった気がします
また修正後のハルナやジュンコに特徴的なのが「もてなした百鬼夜行側への感謝を口にしていること」
修正前には一切見られませんでした

迷惑をかけていることを自覚し感謝を述べつつも、己の生きたいように生きる美食研究会らしさが出ています
良識がないわけじゃない、それを欲求が上回るだけで

これまでもこういった手直しが行われていたなら確かに原文と日本語版でキャラの性格が違って見えてもおかしくありませんね

お次はマコト

キキキッ……何を隠そう……!他校の行事の人数にも惜しみなく応援するこのマコト様の雅量もまたあの広い大海のようなレベル

支離滅裂過ぎて逆にマコトか…?となったやつ
雅量というのも日本語にありますが聞き慣れない語彙ではあります

そしてモブもちょびっと変化

逃げるな、卑怯な奴め!立ち向かって戦えって!

修正後は言い逃れできないオマージュに

その後の魑魅一座のやり取りも大きく手が加えられていました

対応レベルのスケールが違うというか、私たちとしては到底想像もつかない方法でアプローチしてくるというか……やっぱりゲヘナだ。何を想像しようが、それ以上を見せてくれる。

感想でも触れましたがこれは修正後一択
切れ味がたまらないぜ

だ!か!ら!もう少し警覚心を持ちなさいよ!!!

警覚心はさておき、言わずとも伝わる部分を省いているのがよく分かりますね
これは言語による違いなのかライター間の違いなのか

それとこの少し前のアラタの台詞で自分は勘違いしてしまいました

そんな私たち魑魅一座の神木祭を、ゲヘナの奴らが遊びに来たという理由を挙げて、「再現」という名目で再び開催しようとするなんて

『「再現」』、『再び』という表現から考えたのは①燈籠祭のように近年行われていなかった②年に一度のはずが2回行おうとしている
以前の描写も含めて②の方向性で捉えていました
ですがその後そこにはあまり触れられず日程調整以外に怒るポイントが見いだせませんでした

けれど修正後は明確に「ゲヘナの訪問に合わせてズラしたこと」を理由に怒っています

つまり上記の①も②も間違い、なんなら再びなんてフレーズは出てきていません
修正されてようやく終盤の話が飲み込めました

お祭りの描写についてもだいぶ変わっていました

実はお祭り担当の生徒たちが、こっそりまいているだけだけど

花びらの舞う光景を直接的に言及するか、匂わせるだけか
これも後の方がツバキの優しさが見えて好きですね

チセちゃんの口上もより句というか歌っぽくなっていましたが割愛

花火がまだ持ち込まれていないと聞いたアラタ

な、何だって!?それじゃあ約束が、いや、元の形式と違うじゃないか!ずるいぞ!

修正前は全然ダメですね
邪魔することが目的になってしまっている

一方修正後は計算外に驚きつつ伝統を重んじるゆえの憤りを表しています
こういうのがいいんだよこういうのが

また花火に着火してしまうシーン

あ、サーセン。遅れました。リーダー。来る途中に焼き鳥がとても美味しそうで

燃え盛る焼き串が原因だとすぐ分かるように
元は何がなんだかよくわかんなかったや

そして先生の台詞も大きく変わっています

“ ……ゲヘナだからね。”

諦観混じりの言葉では無くなっています

“うん。シズコも自分の力では足りなさそうなことには。”
“素直に助けを受け入れて、そうやって問題解決してたから。”

めっっちゃ変わってるし後の方がだいだい大好き

他のソシャゲでもありがちな選択肢が実質繋がってる問題はブルアカのモモトークにもありますし個人的には特に抵抗はありません
ただ欠点は後からそれを見返せないことですね、だから見返すときに自然になるように下の選択肢選んでしまいがち

ウミカが立ち直ってからのセリフ

この炎は!今回のお祭りのイベントコーナーの一つなんです!

どちらもお祭りの一部として紹介しようとしているのですが、前は突発的な事故を装った催しもの、後はそれすらも伝統的な祭りの流れという風に扱いが違います

どう例えたらいいんでしょう
ヒーローショーで「◯◯が負けそう!応援してあげて!」ってのとライブでお約束と化したアンコールとか……
…………全然例えられてる気がしない

とにかく事態への観客側の捉え方がだいぶ変わる

ゲヘナモブの反応も修正前の「じゃあ今までのも全部コントだったってこと?」から「一応確認するんだけど、この流れも全部織り込み済みなんだよね?」に変わっています

またその後のエリカが全然違う!

それじゃ、先に行くよ。君たちも気が向いたら来て。

なんならここが一番修正前で違和感あったところかもしれない
ゲヘナ動かすなら煽って焚き付けてナンボでしょ!!

あとやっぱりここ

そうだね。

「ね。」で伝わるんだから「ね。」でいいのさ
そこにキララとエリカが生きているんだ……!

そして一段落したあとのニヤと先生

先:“そっか……。”
ニ:そういうことです。

これ初見時気づかず後から愕然としました……
先生とニヤの関係性の95割を占める思わせぶりなやり取りが無いんですから
多分勝手に脳内補正しちゃってたんだと思います……

さらに怖いのは、もしかするとこれまでも原文の先生とニヤの関係性はこうではなかったかもしれないということ
一番味のする部分がローカライズによってちょい足しされていたのだとすると恐ろしい話です

後は魑魅一座が罰として掃除しているシーン

お前たち!ちゃんとボランティア活動しろよ!責任は果たさないと!

が「ちゃんと掃除しろ!後で見られたら怒られるぞ!?」とニュアンスが変わっていました
アラタを責任感のある子として描きたいのか懲りてないガキンチョとして描きたいのかなので好みですかね

個人的には前者については祭りのシーンで描けたかなと思うので残りは憎たらしいガキンチョでも全然OKです

他にもアコの嫌味が多少変わっていましたが内容的には特に変化なし
むしろ修正後の方がその会談にあまり中身が無かったことが伺える
まぁつまりニヤやマコトにしてやられた感が増す……かも?

他にもいーーーーーっぱい違いはありましたがこの辺りにしておきます

まとめ

今回の翻訳・ローカライズへのお気持ち表明しておきます

多分ゲーム開発当初からずっとこの点に関しては協議が行われ、終わりの見えないゴールを目指す作業を続けてきたのだと思います

そこに感謝と理解は示しつつも、日本版の1プレイヤーから言わせてもらえばその翻訳フィルターを通して出された言の葉にキャラクターを感じ、世界を感じ、愛を感じたのです
今さら無くされちゃ困ります

全編通して今回の修正前のような文章なら話の展開が全く同じでもこのゲームに夢中になることはなかったでしょう
自分は他にもいくつか海外発のソシャゲを触っており、あえて名前は挙げませんがまさに今回のようなテキストのものもありとても既視感がありました
それをブルアカで感じてしまったショックたるや……筆舌に尽くしがたいものがありました

単語はまぁ分かる、分からなくても漢字から推測はできる、造語もまぁ頑張る、口調がぶれぶれでも言いたいことは分かる
みたいな書き手の伝えたい内容の3割ほどしか汲み取れない冗長で目が滑るような文章

そういうテキストのゲームだとハナから割り切ってそこ以外を楽しむという選択肢もあります

ですが自分は、ブルアカではそれを選びたくない
そこを諦めてしまっては自分の愛しているブルアカでは無くなってしまう

過去書いた記事にもたくさん吐き出してきていますが改めて自覚しました
私はこれほどまでにブルーアーカイブのテキストに心酔しているのだと
生きがいと言っても過言ではないほど愛しています

それを再確認できたとともに、比較できる資料付きで勉強になりました
今になって……ではありますが
当時はこんな誠意ある対応をしてくれる保証なんてありませんから、とても落ち込んでいました

晄輪大祭のモザイク事件を思い出します
あの時も心をかき乱されて、謝罪文が出たことに安堵して…
特にあの時はゲーム内外で連動してグッズ展開もして多くの人間が愛情を持って盛り上げていたことを知っていたから、こんなしょうもないことで打ち砕かれてしまうのかと悲しくて仕方なかった

そういう愛を感じるからこそ大事なところを蔑ろにされると踏みにじられたように感じてしまう
今回も開発の多くの人が悩み苦しんだ末の配信、修正だったと思うんです
そうなってしまったのがほんとにつらい

自分は謝罪や補填が嬉しいわけじゃない
けれど自らの作るゲームの何が大事で、どんな魅力が人を惹きつけているのか、それを理解していてもらいたい
なので謝罪の文面に目を通し、どこが問題だと捉え、どう改善し次に繋げるのか、それを信頼できるかが自分にとっては大きいです

謝罪や補填なんてできればやりたくないものでしょう
特にテキストの質なんて定量的なものでもないしスルーしたっていい
でも謝罪し急ピッチで修正してくれました
それだけブルアカにとってテキストが大事だと思ってくれている
まだ信じていいかいブルーアーカイブ

そんな気持ちです

他の不具合や騒動はここ最近の不満や憶測を呼ぶ状況のせいでもありましょうが、なんとか乗り越えて変わらず楽しいコンテンツを生み出していってもらいたいです

供給が多すぎて幸せ

一転明るい話をして締めようと思います

まずアニメ!(2話時点)

め〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っちゃいい!!
OPEDの映像は言わずもがな、曲も少し懐かしさを感じるブルアカらしさがあって早くフルが聴きたいです

本編の方も表情も動きも豊かでとてもいい!
アニメ化決定の際に監督の方が

時に楽しく、時に激しく、けれど少し切なさもある彼女たちなりの青春物語

と表現された時点で期待しかしてなかったんですけどその通り頑張ってくれています!
ちょっと銃撃戦がチープだったり無理があったりするのが気になりますが、近接格闘の動きはカッコいいのでその路線で描くか、日常パートメインで今後もお頼み申し上げます

それと対策委員会第3章の更新ですね
それこそ今回の翻訳騒動で不安視されていましたが、しっかり面白いものがお出しされました
まだまだ話の全貌が見えずどうなっちゃうの〜〜〜状態ですが、アニメと連動して進めていくのかなと思うので気長に続きを待っています

さらには今後待ち構えているイベントも文化祭、アリ夏と期待作目白押しなので楽しみしかない!!!


っていうブルアカからの供給が多すぎて「開発陣大丈夫そ?」の気持ちが今回の騒動の一因でもあったかと思います

想像するのも難しいほど大変な仕事でしょうが、1ユーザーとしては健康に気をつけつつこれまで通り最高の物語を毎秒更新してくれ!と傲慢にお願いするしかありません

これからもどうぞよろしくお願いいたします

Vol.5 百花繚乱編 第1章後編 感想

2023/11/22に更新されました百花繚乱編第一章後編の感想を書き連ねたいと思います
めちゃくちゃ機を逸して年まで跨いじゃいました……
更新当日に読破してブルアカ最高!!になってたんですが余韻に浸ってたり感想漁ってたり忙しさにかまけてたらいつの間にか…

さすがに3周年イベントが近づき、ケツを叩かれて書いています
ストーリーのおさらいとここすきポイント、残った謎といった順番でまとめていきます


ストーリー振り返り

ユカリの決意

勘解由小路ユカリの想いはレンゲとキキョウに否定され、失意のまま走り去ってしまう
そんなユカリを先生とシズコが探すところから後編は始まります

簡単には見つからず、日も暮れ祭りの開始時刻が近づく
それでもシズコはユカリ捜索に協力してくれます

シズコほんまに人間ができてる
高潔な精神と茶化せる距離感とを両立できる
これが王の器…ですか……

これとかもう完全にマインドが“先生”なんすよ
おじさんやウタハ、ネルからも感じる先輩としての威厳
教え導く先導者としての姿、かっこよすぎます

一方のユカリはというと過去を思い返していました

キッツいなぁ…
良い子ほど周りの期待に応えてしまい自分を見失ってしまう
なんのための人生なのかと
でもそれを教えてくれた人がいた

『勘解由小路ユカリのやるべきこと』ではなく『ユカリのやりたいこと』を
ユカリは箱入り娘でいろんなことに興味を持っているのは絆ストーリーで描かれていますが、ここまでの衝撃は後にも先にもないでしょう

そんな初めて見つけた『やりたいこと』を否定された『良い子』は当然『やるべきこと』を受け入れます

そして『良い子』だから『やりたいこと』を否定しなかった先生が傷つかないよう謝るのです

自分に嘘をついてまで

やってられねぇよほんと
なんでこんないい子がここまで背負って潰れてメタメタにされなきゃいけないんだ……
お前は宇沢レイサか?
これは放課後スイーツ物語か??

すみません、持病の妄想が
とは言いつつユカリの強さをここまで見てきているのできっかけ次第で立ち直ってくれると期待してました
ユカリはアリスと同じ光属性の、本当に強い子だからきっと…
そうだよな、ピカおじ?

シュロとの遭遇

順番は前後しますが先生はユカリを探す道中である少女と遭遇します

花鳥風月部の怪談家、箭吹シュロ
名前が明かされるのはもう少し後ですが
可愛らしい表情と裏腹に口調は過激で

ニヤの下に送られた手紙にはこんな脅迫文が続いていたそうで

ここで言う『あの人』『愚かな人』は先生に手紙の内容を伝えたニヤを指しているのでしょうか
いかんせんシュロは全方位に煽り散らかすので誰を指してるのか国語の問題みたいになっちゃって…
先生には様付けだからわかりやすいんですけど
敬語で判断する古文の読解ですか?

その矛先は先生にも向きます

いや〜めっちゃ久しぶりだなこの感じ!
ベアおばや無名の司祭以来じゃないですか?先生を舐め腐って煽ってくるの
他のゲマトリアはなんだかんだ期待してくれるし、カヤは利用しようとしただけで力は認めてたし…

思ったよりだいぶ悪役やってくれそうでもうワクワクですよワクワク!

しかもね、“生徒”なんですよ
ブルアカにもどうしようもない悪役は出てきますが、その役割はモブ大人がほとんど
悪事の規模がデカいほど、胸糞悪いほどヘイトコントロールは難しいわけで
だからこそエデンで大暴れさせたアリスクを4章で救って道を示してみせたことに感動するわけで

こんな物言いさせて大丈夫か…?とハラハラする一方、今回はどう俺らオタクをコントロールしてくれるんや?とワクワクなわけです

後々シュロについてはまとめて語りますが、本当に表情差分が豊かで
ミカもそうですが差分多い子は好きになっちゃうんですよね、ズルい
かわいいとか好みとかだけじゃなく、表情豊かだと理解の及ぶ生き物な感じしちゃって愛おしさが生まれちゃうんですよね
たいていそういう子はちゃんと弱みも見せてくれるんで、てか見せるよな?とブルアカを信じています
リオにももっと表情差分を……いや解釈違いか………

話を戻しまして
一方的に好き放題喋るシュロなのですが

いや〜ほんまにワクワクするな!
先生の権能に触れてるような感じ
『TTT』のイベストでもそうでしたが、“先生”が“先生”であるがゆえの弱点ありますねぇ!

すべてを救おうとして取りこぼしてしまう主人公ゆえの苦悩
まぁ正直先生は“イカれちまってる”のでこの攻め手は効かないんですけどね
どっちを取るか悩む前にどっちも取ろうとして平気で失敗するのが先生でしょうから
この弱点を突いてくる敵にもなんとでもしちゃうしなんとかなっちゃう物語だと思います
そういう曇らせ欲は二次創作で満たさせて頂いてます、世の先生方本当にありがとうございます

と先生側でも熱くなれるのですがこの辺りでシュロの核も少し見えてきます
『質問』そして『物語』、シュロにとってこれらが大きな意味を持っているように感じます

最初からこの会話に意味なんてない

そう言いながら先生に接触を図ったのはなぜか、戯れにすぎないのか、はたまた…

言いたいことだけ言って去ってしまうシュロ
先生にはその声に聞き覚えがあったようで

後ほど答え合わせがありますが、この時点でほーんなるほどねの顔してました
こういうのノベルゲーだからこそできる演出ですよね
アニメ化した時に声優で正体即バレしちゃうやつ

花火が上がる

先生は改めてシズコに連絡を取り、ユカリの選択を聞いた上でシズコに任せます
先ほどの邂逅が気にかかる先生は百花繚乱の問題と向き合うためナグサを探すことに
先生の身体が一つしかないのがもどかしい…

ナグサを知っている忍術研究部に協力を依頼

頼るのがうまくなってていいっすねぇ〜
遊撃隊としての忍研の出番多くて嬉しい

一方その頃ナグサはといえば

幼馴染であり百花繚乱の委員長であった七稜アヤメが居た頃の幸せな記憶
そしてアヤメを失ってからも、ナグサが居れば大丈夫と楽観的な周囲とは違い

ナグサ自身は委員長にはなれないと独白
いやーいいよね、いい
こういうルビで魅せてくるのもノベルゲーならでは
キャラの内面を覗いてる地の文なんだけどまだ隠している本心があるこの不気味さ
いやぁ好きですねぇ

そんな自己否定を続けるナグサにあの声が

声の正体を知ったとはいえこの『ウソ』の真意についてはまだ見えてきません
先ほどのルビも含めまだまだ隠してるぞこのシナリオ……ゴクリ

そして

こぉ〜〜〜れめっっっっっちゃいい!!!
神視点である我々読者だけが、祭りの始まりを取り返しのつかない惨事の始まりだと知っている
たまんないっすねぇ…
ひぐらしやシュタゲなど、タイムリープものの越えてはいけない一線を越えたあの感覚をゾクゾク味わえます

その頃みんなは

祭りの開始を告げる花火とともに鳴り響く轟音
現れ出る怪物たち
逃げ惑う魑魅一座・アラタの言うには

この慌てよう、返事をしたと同時にこの騒動が始まったようです
前編ラストの場面はここだったんですね
ここの台詞も意味深ですよね

あたしらはただ、あいつの質問に答えただけで!
助けてほしい?
って、言われて「そう」返しただけで

シュロや怪物たちとこの『質問』が関係していそう

そしてこの怪物たちをナグサは知っていた

場面は少し遡り他のメンバーがその時どうしていたかが順番に映っていきます

まずユカリは儀式の準備を進め白い着物を身にまとい、お付きの者は大喜び

ふつくしい
本人が望んでいなくとも似合ってると思っちゃうな
差分の用意が手厚いぜ…

レンゲはというとキキョウと電話越しに喧嘩別れ

本心でないのなんて誰の目からも明らかで、予想通り修行部のみんなが気づかせてくれます

ツバキもカエデも良かったんだけど特にミモリの台詞

説教くさくならない、大きな優しさに包まれているような気持ちになれます
ここで一つ嘘の肯定というか、つい言っちゃうこともあるよねっていう同世代だからこその肯定があるのよき

そしてすぐに前を向けるレンゲの素直さよ
おじさんにはこの青春が眩しいよ

続いては問題発生後
忍研の関係性すき〜
ミチルがちゃんと部長やってて2人を気遣うんだけど、ツクヨイズナのクソバカデカ信頼に圧されて戦うことを決意

また陰陽部にも報せは伝わるが現状が把握できない
ニヤは1人の世界で考え込んでしまいます

ニヤの本来の性分はこうなのかもしれません
様々なことに思いを巡らし深く潜っていくような
ただこの緊急時に長であるニヤが動かなければ始まりません

ここ深読みかもだけどそれまで『ニヤ様』と呼んでいたカホがとっさにニヤ──
これってつまりそういうことですよね!
いやーいいよね横のつながりが見える瞬間、特にいつもは先輩やってる3年生同士のつながりよ

チセにゃんうおおおおおおおおお!!
普段ぽやっとしてる子がここぞでキレキレなのめっちゃ好き

この台詞もすっごい周りを見て感じているんですよねチセにゃん
そこからのニヤが我に返って周りを見渡して不安そうな後輩たちの顔が目に入った瞬間の「あぁ……」最高すぎ

初見時はいいねいいね〜ぐらいだったんですが記事書いてるとその情景が浮かんできてめっちゃ泣いてる
リーダーの器がリーダーやってるのも良いんですが、ホシノやユズのように多少無理してでもリーダーで“在ろうとする”その善性をたまらなく愛しています

だからこそ今回の百花繚乱編めちゃくちゃ良かったっつう記事を書いてるんですよ

最後はキキョウですね
キキョウも百花繚乱の調停室で1人思い返します

重い…最高すぎ……
でもね、言わないから伝わらないんですよ
最高に不器用で最高だよね(語彙力壊滅)
先生への湿ったボイスや創作が話題の彼女ですが関係するもの全てに対して湿ってますよ
ジメジメのドロドロです、むほほ
いやー見返してもやっぱこの独白いいなぁ
神視点やってて良かったぁ〜(謎の感想)

そして場面は先生とナグサに戻ってきます
火に包まれる町で救助を優先する先生
ナグサは綺麗事だと否定するが

こういうしれっと懐に潜り込んでくる先生ずっこいよな〜
絆されちゃうよこんなの

そんな中ナグサの解説が始まり、傘や提灯などの怪物たちは『幻魎付喪神』説法やうわさ──「黄昏」より来る「怪談」の一つとのこと

ただここまでなら普通の戦力で対応できるそう
修行部&レンゲと合流しさぁいくぞ!というところで
そうは問屋が下ろさない、バチバチの地の文が流れ

ここまで記憶にないほどの困惑したナグサの表情
そんな顔持ってたんだ…という驚きとともに怪談が産声をあげる

シュロ vs.みんな

ナグサが言うには

怪書「稲生物怪録」から花鳥風月部の手によって生みだされた──「怪談」。
怪書から生みだされた「怪物」を倒せるのは……
預言者クズノハから認められたもの──
つまり、百花繚乱の委員長であり、「証」を手にしている人だけ。

稲生物怪録」とは江戸時代から実在する妖怪についての物語だそうで
恥ずかしながら初めて耳にし調べたのですが、妖怪というジャンルに置いて超有名作で様々な作家、媒体、時代においてリメイクされてるそうな
書き手によって展開が違っていたりしてそれらをブルアカのストーリーとどう絡めてくるか、Fateみたいな楽しみ方もできそうですが横に置いときまして

ナグサの絶望顔は委員長もいない、「証」もない、打つ手がないと物語っています
でも読者はそうは思わないはず
「ナグサなら倒せるんじゃ…」「ナグサなら『証』を使えるんじゃ…」

このあと何度もそう思わされますが、それは他の百花繚乱部員と同じ目線なんですね
違和感をあえて生み感情移入させる、シナリオの妙ですねぇ

私は……大雪原で……
あの時と同じになってしまう前に

譫言のようにつぶやくナグサの意味深な言葉

そして隠し続けている右腕
ナグサは何を知っているのか、そう問い質す暇もなく

もう笑い方に性格の悪さが出てますよねぇ
こんな笑い方する美少女いつ振りか忘れちゃったよ
ここからナグサへの集中砲火が始まります

ちゃん付けで呼び、逃げたくてたまらなかった、なのに委員長代理の顔をして戻ってきたと詰る

先程の隠されたルビ、その核心にいきなり突っ込む
ゾクゾクさせられます

そしてナグサの過去回想が始まります
ナグサだけではなくその場の全員に見える形で

この能力強すぎるだろ!
だいたいの組織めちゃくちゃにできちゃうだろこんなの!
生徒たちが主役のブルアカだからなんとかなったものの普通の漫画ならチートすぎて退場っすよ
ただめっちゃ便利で作劇上使い勝手よさそう〜とも思います

閑話休題

百花繚乱として、副委員長として、アヤメの代わりとして相応しい人間なんかじゃないと
ただ幼馴染の隣りにいるために繕っていただけで、本当の自分が知られるのが怖いと

それでも飽き足らずシュロは畳み掛けます

初見時の感想言っていいですか?

「え?そんなことで?」

なんかキャラヘイトみたく聴こえてしまうかもしれませんが率直な感想はコレでした
これはナグサに対しても、シュロに対してもです
ナグサが頑なに自分を否定すること、そしてシュロがここまで煽り散らすこと
そのどちらもがこの回想を見た上でしっくり来なくて
ナグサの自信のなさもそうですが、シュロの攻め筋がそれはだいぶ弱くないかと
もうすっかりシュロをレスバトラーとして見ちゃってます

ただまぁね、後々手のひらグルングルン返すことになるんで見といてくださいよ(下から目線)
ナグサに関しては引き金となる強烈な経験があるし、シュロは人としての核が関係しているし、なによりこれは少女たちの物語だったと痛感することになります
まぁまぁまぁ後々効いてくるんだから黙って続きを読みなさい、昔の自分

ナグサと近しい人ほどその映像に動揺してしまい思考が止まってしまう
その中で最初に動けたのは

ツバキの強者感、そして先生への信頼がこの一瞬に詰まっています
ただやはりシュロへの攻撃は当たらず

相変わらず丁寧なまでにナグサを虐めるのですが

レスバ始まった?!
しかも割と人格攻撃から入る強めのレスバ?!
レスバ判定員としての血が騒ぎますねぇ

判定:シュロの判定勝ち…かな?
シュロが全く相手にしてないんですよね
レスバにおいて最強なのはスルー、その次が勝てる土俵に論点をすり替えること
まぁレスバなんてやり始めた時点でどっちも負けですよ

キキョウが言い返してくれてちょびっとスカッとしますが根本の解決には繋がらず、シュロの攻勢は続きます

先ほど見せられた『怪書』の力
あれを持ってすれば他人の過去や内心を覗き見ることが可能なのでしょう
そして小さな負の感情の蕾を見つけたら水を与えて大きくする、なんて卑劣で凶悪な手段でしょう
先生の心配すらも計画に利用したと

ここでハッと気づいたのが前編のこのシーン

ユカリのおマヌケ感のある演出かと思いきや裏で囁いたものがいた
本人からするとまるで天から降ってきたようなアイデアに突き動かされる

前編の記事でも触れたヤンキー、魑魅一座のアラタ、そして祭りを計画したシズコまでもがシュロの手中にあったのかもしれません

ぐぬぬ……否定しづらい……
オタクなんて大なり小なり善意からのすれ違いがあって曇らせが生まれる作品好きですからね……
それが世界の本質だとは思わないけど物語のスパイスとして楽しんでる節はある……


最高に最悪に傷つけ完成したユカリを利用すると言い残しシュロは去っていく
そちら側の話は次の項で

あなた“達”、“また”
意味深な言葉を繰り返すナグサにキキョウのチクチクが飛ぶ、かと思いきやようやくナグサは打ち明けてくれます

「百物語」にして、「黄昏」の向こうへ連れていったの。

大雪原でアヤメに何があったか、そして花鳥風月部の部長コクリコの名前が初めて語られますがまだ具体的な内容は判然としない
「百物語」にする とは? 「黄昏」の向こう とは?
依然謎として残っているので後ほど考えます

「そんな大事なことを何故話してくれなかったんだ!」
レンゲもキキョウも当然そう思うわけで
その疑問や不信の混ざった後輩への返事が

ぐぅ……胸が締め付けられる
最終編での“コスプレ”発言がここで効いてくる
またブルアカのおもしれー女枠か?と思ってたワイくん無能

ナグサもうだいぶ限界だよ、しんどいよこんなに自分のことを卑下して
自分のことを痛めつけるフェーズに入っちゃってる

自分語りになっちゃうんですけど自分にも似たような経験あります
溜め込んで溜め込んで、心のなかで自分を否定し続け、溜め込んで溜め込んで、それが一度こぼれると堰を切って止まらなくなる
今までの自己否定の言葉が無限に流れ出て止まらない

それを聞かされる側はたまったもんじゃないよね
ただ言う側からするとただ聞いてくれるだけでだいぶ変わる、肯定も相槌もなくていい、ただ聞いてくれるだけで

ほんと当時迷惑かけた人たちに申し訳なくなってきたな
まぁその経験があるからこそ人に優しくできる自分になれたので自分にとって大切な経験だったと捉えています

ナグサにとってもこれは必要な経験であったと思います
ただそれをゆっくり受け止める時間も一緒に噛み砕いてあげる時間もない状況なのが残酷で
特に先生以外はナグサを含めみな10代の少女たち
ナグサの独白にスマートできれいな解決法なんて返せない

そしてこのスチルですよ…
予告の段階ではキキョウの心が折れてナグサを頼る展開だと予想してました
その予想は外れていません
キキョウもユカリに対しての負い目、ナグサに対しての憤りで内心ぐちゃぐちゃになっているはずです

ただね、この場の誰よりも心がぐちゃぐちゃでボキボキでベコベコなのがナグサなんですよ
けれどこの状況をなんとかできる可能性があるのがナグサしかいない
先ほどの吐露を聞いてなおナグサに頼らざるをえない、このどうしようもなさ
ピカおじさぁ、キャラ造形と曇らせがうますぎるよ

ナグサのカウンセリングをしてあげなきゃいけないのに、ユカリを救うために限界のナグサにまだ頑張ってもらわなきゃいけない
しんどい、しんどいよ
お前はヒナか?
これはエデン条約編か?

キキョウも内心をさらけ出します
誰でもないあなたが必要なんだと
それが重荷になるとわかっていても、以前からずっと胸に秘めていた思いであっても今ここで言えばうわべの言葉のように受け取られかねなくても、その気持ちを伝えることしかできない
でも伝えることはできました
それさえできればなんとでもなるよこの物語は

逡巡の後、ナグサはユカリ救出に立ち上がります
つれぇつれぇつれぇな
なんとかしてくれ先生って読みながらずっと思ってる

シュロの独擅場

話をユカリ側に移しまして儀式直前
ユカリはお付きの者に20年前のことを聞きます

この使用人も“なぜ行方不明になったのか”は知らないようですね
恥…汚点…少々言葉は強いですが気持ちはわかります
我々読者はファンタジーだと思って読んでいますが、彼女らにとっての現実は責任放棄によって一家全体がひっくり返る汚点に違いないのかもしれません
そしてユカリに期待を寄せているのも純粋なものでしょう

しかしその役目というのはユカリでなくてもいいわけで

先輩に百花繚乱であることを否定され、使用人は勘解由小路の家しか見ておらず
ユカリは何者でもなくなってしまいました

そしてそうなるよう仕向けた張本人が囁きます

この『質問』にわずかでも頷いてしまったのでしょう

いやあらためて見直してもこの口上エグすぎる
お前が誘導したんじゃろがい!って言いたくなる

また国語のテストするしさぁ
この放送もお祭り運営委員会が100%善意で用意したものを利用してるし
この善意を平気で踏みにじる行為…悪役してんなぁ……

クロカゲの足止めを修行部、レンゲ、キキョウに任せた先生とナグサはユカリ救出へ
道中苦しいところをニヤチセ、忍術研究部に助けられます

ゲーム内のボイスをシナリオにぶっこむの好き
最終編のアカリとかめっちゃ強者感出てて大好き
また戦闘も舐めるようなカメラワーク、スキル連続発動など熱い演出
初見時スキル見ない設定にしてたのでなんかよく分からなくて他の方の配信でこういう演出だったんだと知りました
演出凝るなら強制等倍とかしてくれてええんやで

一方ユカリが目を覚ますと、そこには禍々しい置物が

シュロはこれを『無貌の形代』と名付けました
ユカリの記憶と感情の狭間から生まれた、顔を持たない形代

ここからずっとシュロのターンなんですがいちいち突き刺さってきてマジでエグくて好きなんですよね

誰も私の声に耳を傾けてくれない……誰も私のことなんて分かってくれない……!
他人は、私の気持ちも声も願いさえも、踏みにじっていくだけ。
正しい選択をしなさい、と自分の願いと欲を押しつけるだけ。
だから──苦しかったのでしょ?疲れてしまったのでしょ?
<──全部燃えてしまえばいい>

ここまでの誘導もそうですが、ほんの少しの気持ちを膨らませて、極論をぶちあげ自分の望む結論に導こうとするシュロ
完全な嘘ではないから否定しづらい面倒な敵です
実際にユカリを傷つけてしまったのは事実ですから

自責の念に駆られるユカリ
負の感情を持たない人間なんていない、それを利用する悪党が悪いんだ、そんな慰めの言葉も目の前の惨状にはかき消されてしまいそうです
100のうち1しか責任がなくてもそれを最大限利用してくるシュロ厄介すぎる

再度気を失ってしまうユカリ
シュロの計画は最終段階へ…というところで先生とナグサが到着します

レスバ開始ィィィィイイ!!
とは言うものの一方的に殴られます

先生に対しても

ナグサに対しても……て、てめぇ??!?!
うおおおおおおおおおおおおお!!!!!
いやいやいや熱い熱い熱い!
感情が高ぶって口調が変わる、手前呼びだったのはこの瞬間のためだったとさえ思える最強!!

上から見下ろすだけでなく、より強い侮蔑の感情が汲み取れます
気持ちよく目標達成というところで邪魔されたというのもあるのでしょうか
それとも何も変われていないのにその場にいるナグサに対して怒りすら湧いてきたのでしょうか

シュロのナグサに対する個人攻撃が止まりません

王道の友情展開を腐したうえで、あらためて丁寧に心を折りに来ます

エグすぎ
これはやりすぎ
やり過ぎだってisakusan

偽りの姿を取り繕ってるとして頑なに譲らない、ナグサの自己評価の低さ
百花繚乱の子たちが高く評価してくれている事も知っていて、戦闘で軽く相手をひねるぐらい強いはずなのに、なぜここまで自己評価が低いのか

それは自分の一番大切な人を一番大事なときに守れなかったから
そして最期にこれまでの関係を、自分を直接否定されたから
クドいほどに描写された「アヤメの幼馴染として隣に立つ自分」それすらも否定された

だから他の誰から評価されようと、他の何を為そうとも、『あのとき何もできなかった自分』から変われない

違和感があって当然ですよ、ここに至るまでこんなクソバカデカい話が出てこなかったんだから
他人がどうこう言って変わるもんじゃない
本人だけの問題
『放課後スイーツ物語』のカズサのように本人が蓋をしてしまったら他人にはどうすることもできないんです

唯一変えられるとすれば一番大切な人、アヤメでしょうか
でもそのアヤメの口から直接拒絶されてるんです
こんな酷い話あります?

一応アヤメの台詞については色々捉えようはあって
例えばナグサを道連れにしたくなかったから とか、「百物語」に闇落ちしてしまっていたから とか

たださぁ、どういう意図であったとしても受け取る側は一生背負っていく呪いの言葉ですよ
背負っていくでも生ぬるい、一生手枷足枷となり圧し潰されて動けなくなる、歩く気力を奪い去る最凶の言葉です

最終編のリンちゃんがアオイに対してそうだったように、残される側の気持ちも考えてくれよ!!って思っちゃうしその不器用さが愛おしいね

言葉の真意はいずれ明らかになるとして、シュロはナグサへの口撃を止めません

出た出た、悪役の最悪ムーブ
あれもこれもぜ~んぶお前が悪い!理論
僕はこの理論反吐が出るほど嫌いなんですが、だからこそ悪役の異常性、相容れなさを味わえます
それが多くを背負っちゃう人間には、背負わずとも良いものまで背負う主人公には効いちゃうんすね

くっそ、なんとかならんのかこのク◯ガキィ!
ってところでついに奴が動きます

シュロ vs. 先生

拘束から逃れユカリの下へ駆け寄る先生!

うぐぇ!ありがとうございます!
当然バレて蹴飛ばされ抑え込まれます

ここでシュロは勝ちを確信しているのか慢心からか先生との対話に乗ってしまいます
あーあ大事なところでプレミしちゃったよ

あまりにも『嘘』への憎しみが大きすぎる
ここにシュロの幼さを感じます
それに対する答えは先生が過不足なくズバッと返してくれます

うおおおおおおおおおおおお!!!!
うお!うお!うお!うお!
それそれそれそれ!
それがずーーーーーーっと言いたかった!!

そうなんすよ!
自分だけじゃない、みんなそれぞれつらいこと悲しいこと隠したいことを抱えて生きている
そんな単純なことが子供には理解しづらいんですよ
まるで自分だけが嘘をついていて周りの人たちを騙しているような
でも親も学校の先生も同級生もみんな、あなたと心地よく接するための仮面を被ってる、それが当たり前なんだ

子供のうちはさ、持てるペルソナが少ないんですよ
家族内でのペルソナ、学校でのペルソナ……所属しているコミュニティが狭くてペルソナを使い分けにくい
“本当の自分”というペルソナがただ1つ存在して、それ以外は“偽りの自分”だと思ってしまう

でも見える世界が広がる度に「そんなことないな」って気づいていくんですよ
所属する集団次第で自分の立ち位置は変わるし、今までとは全く違う姿を要求されたりする
人付き合いのための“仮初めのペルソナ”、それも十分役に立つしそういった引き出しを持っていることこそが自分という人間に深みを持たせる
人によって場所によって使い分けていい、それら全部ひっくるめての自分なんです

僕は残念ながらそういったことを教えてもらった記憶はありません
もっと勤勉でたくさんの本を読んでいたら早く気づけたのかもしれませんが、自分の場合は精々大学生になってからでした

むしろ幼い頃から人によって態度を変えるなとは教わっています
幼少期の教育としてはよいと思います
使い分けることに慣れすぎると差別や偏見にも抵抗がなくなってしまいます
ただ“優等生”の仮面を被り続けることに慣れてしまい、外せなくなってしまった過去の自分が正解だったとも思えません

仮面を使い分けることへの自覚とその責任を負える年齢で気づけるのが理想なのかもしれません

話をブルアカに戻します

長々と語った実体験が呼び起こされ、そしてそれを生徒たちに気づかせてくれる教育者としての『先生』に胸が熱くなります

私は、アヤメに恥じない人になりたかっただけなのに。
そのために必死に取り繕っていた……だけなのに。

と卑下するナグサに先生は

“それで十分なんじゃないかな。”

そうなんすよそうなんすよ!!
というか誰かに恥じないようについていこうと必死に頑張る?
これ以上に尊くて気高くて誇れることはないよ!
その姿勢こそが尊敬に値する、素晴らしいものなんだよ

殻が割れるような音、影絵からナグサの姿が現れる演出、だいすき

先生は続けます

なんかもう最高だな……
これ先生自身のことも言ってんのかな…
生徒によって接し方を変えている先生、そしてフィギュアや戦隊物が好きな子供っぽい趣味を隠そうとする先生
それでも先生は“先生”というロールを演じている

本当に自分は全員を救えるのか、なんでもできる“先生”なのか、どこにも保証はない
でもとにかく行動で示す、一つ一つ実現していく、それを続けていくことでいつしか「先生ならきっと」と信じてもらえる存在になれる

数々の物語と最終編とを乗り越えて“先生”として在り続けている人間の言葉
過去に2つ登場したジェリコの古則とも重なる部分があり最高です

その通り
周りからそう見えているなら「百花繚乱のナグサ先輩」もまた嘘でもなんでもない真実だ

嘘を絶対悪のように捉えるシュロは先生の理屈を戯言と吐き捨てます

シュロの極論を先生の目線で矮小化し普遍的な日常、物語にしてしまう
これも小さな解釈バトル、あちーですわよ

あーあ、先生の反吐が出るような理想論を『物語』認定しちゃったね
もう幸せハッピーエンドな学園物に書き換わっちゃった

口調から一発でわかるの最高

主人公来た!これで勝つる!

傷ついていないわけじゃない、胸が張り裂けそう
嘘によって他人を騙し、自分を騙し、傷つけ傷つけられても

「百花繚乱のユカリ」どりゃああああああ!!
子供じみた台詞のなにが悪い?!
理想論でなにが悪い?!
君たちは子供で、理想を実現していく無限の可能性があるんだから!!!


レンゲ、キキョウも合流し最高に熱くて「薄っぺらい物語」も終盤です

無貌の形代との戦闘で無事勝利

形代の中からユカリを象った人形が浮かび光となって消えていく
あれがユカリの感情だったのでしょうか
造形がキキョウのEXスキルで登場しているものと似ているのは製作上の都合か、人形ということに意味を持たせているのか

もう展開としては勝ったも同然ですが、まだ終わりじゃありません
“『証』に認められたものしかシュロに攻撃できない” 、そのルールが生きています

そのとき1人の少女が立ち上がります

こいこいこいこいこいこいこいこいこいこいッ!

うおおおおぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!
やってくれたなブルーアーカイブ!!!

あそこまで詳細に描写してスチル無しはないでしょ!っていう期待に最高に応えてくれた!!
ていうかもうほんとにナグサの顔がぐしゃぐしゃのべちょべちょのめそめそで……
それでも…立ち上がってくれた!

つえぇよナグサ、心が強ぇ
アヤメのことは引きずってる、変えられない過去、それでも“今”大切なものを守るために立ち上がる

ちゃん付けについては後ほどシュロの項目で書きます
この「心を入れ替えた、程度で……」ってのが皮肉なもんですね
シュロの怪談、幻魎付喪神や無貌の形代などは人々のうわさや感情から作られたもののはず

「心」の力で怪談を物語ろうとした者が「心」の力を軽視するなんて

百花繚乱のチームワークによってシュロを追い詰めますが怪書を引き裂き、閃光の中逃げられてしまいました
その怪書あまりにも便利すぎない?

今回の騒動の元凶たるシュロを退け、めでたしめでたし…とはいかず

意地の継承戦

め〜っちゃ気まずい……

あまりのコミュニケーション下手くそっぷりに思わずレンゲと同じ顔になっちゃった

ほんまかわいい
レンゲ大好きちゅっちゅ

どうすっぺや、という空気が流れるなか

光の主人公が鶴の一声
いやーここまぁじで最高
戦う必要はない、けど2人にとっては意味のある、意地のための戦い
少年漫画のラストバトルでいっちゃん好きなやつ

ナグサもあっさり承諾し結果は

瞬殺
そらまぁそうだよね

いいね、空気読めてなかったか不安になるの
それこそこういう発言はナグサが今まで周りに見せていなかった気弱な一面かもしれない

一方ユカリは何事もなく復活!して

うーんこの光系後輩

ようやくこの一連の騒動も幕を下ろし、また日常が動き始めます

大団円

ひと段落(いちだんらく警察だ!)した後の百鬼夜行を見て回る先生

あんなことが起きてもすぐに起き上がり次の祭りを企画するシズコ、行動力も胆力も尊敬します
ドリルミチルの300%ふにゃふにゃASMRください

先生はニヤにも呼ばれ、珍しいことに謝罪されます

結果はどうなるかなんて誰にもわからないんだから、誰かを思いやっての行動を咎める先生ではありません
誰かに相談する、今回のニヤはそれがしっかりできていましたし

まぁそれはそれとして

キモ先生ですけど気持ちわかっちゃうな
甘え下手な人を甘やかすことでしか得られない栄養があります

最後にシュロはどうなったかというと、ニヤたち陰陽部が追っていたようですが

自治区の境目を過ぎると、煙にでもなったかのように……

消えてしまったようです
やはり普通の生徒ではなさそうです

シュロは花鳥風月部の部長コクリコの下に逃げ帰っていました

ここにきて可愛いところ見せるのはズルだろ…
シュロもまた昨夜見せていた仮面とはまた別の側面を持っているんですね

本当の黒幕とでも言うべきコクリコ様の意味深な言葉で次回に続く…

ここすきポイント

ナグサとユカリ

ナグサは後編実装により一番印象が変わり、本当に本当に大好きになりました!
クールな見た目と裏腹にかわいい一面というキャラはたくさんいますが、ここまで情けなく描かれるとはなぁ
アルちゃんとちょっと近いけどまた違うしね
アルちゃんは生来の性格っぽいけど、ナグサはアヤメを失って後天的にそうなっちゃったっぽい

しかもめっちゃ上手かったのがユカリとのガッツリキャラを重ねながら対照的に描いてること
前編でユカリがどれだけ先輩たちに憧れ、特にナグサに感化されて百花繚乱の一員になったのかを描き、後編でそのナグサもアヤメへの憧れから努力してその姿を演じていたのだと知る
大切な誰かの影響で自分の道を決めているのは同じなのに、もう性格がぜんぜん違う!陰と陽!!

ナグサとアヤメの問題はなにも解決していませんが、この光が隣にいてくれればきっと大丈夫でしょう
百鬼夜行のうるせ〜しらね〜〜〜枠のユカリはもう活躍しか残ってない
百花繚乱4人組の今後の描かれ方に期待ですね

先生

前後編通して先生のムーブも非常に好みでした
状況に追われながらもとにかく生徒たちを支え、導き、信じ、肯定する
読者のモヤモヤを吹っ飛ばしてくれたカタルシスも含めて歴代トップクラスに好きな先生でした

私がブルアカに求めるものとしてもちろん生徒たちの青春もありますが、大人としての先生がどう関わっていくのか、その在り方にも期待してるんです

先生の屁理屈で理想論で子供っぽい夢のような考えがほんとうに大好きで
だからそれが開示されたり、生徒を救う言葉になる瞬間がほんとうに大好き

エデンや最終編はどのユーザーに聞いてもトップクラスの評価だと思いますし私もそうです
それらでもセイアとの問答、“応える”選択、先生が“先生”してるシーンが特に大好き
その観点で言えばミヤコに責任について語ったカルバノグも、カズサに自分との向き合い方を伝えたスイーツ物語も同じく好きなシナリオなんです
去年の夏イベ2つも同様に“先生”してましたね、大好き

今後も先生の活躍に期待していますし、特にメインは曇らせが尋常じゃないので片っ端から蹴っ飛ばしていってもらいたいです

シュロ

まさかあのロリっ子がこんな大立ち回りするとはねぇ…
すげぇよシュロは……
能力の姑息さ、誘導のあくどさ、ゲマトリアを相手にしているような気さえしていました

一方で小さなことに固執したり、表情がコロコロ変わって感情豊かであったり、少女性も見せてきたのズルい〜好きになる〜〜

あと本編で華麗なレスバを見せたシュロの紹介が公式twitterからあって

「ネットサーフィン」この一言で界隈がざわつきたくさんのレスバシュロ2次創作が見られました
燃料投下がうますぎる

ちょっと予想なのですがシュロないしは怪書の能力は「『質問』に答えさせることで怪談を作る」ではないでしょうか?
『物語』だけでなく『質問』に対してもこだわりがあり、騒動の発端はアラタの返事だったように読み取れます
脳内に話しかけ了承を取る、負の感情を認めさせる、それらを怪物として具現化する
「百物語」のネーミングから100人に答えさせたら顕現できる、とか
ジョジョ味を感じすぎかな?

また前述のナグサに対するちゃん付けですが傍点がある以上何かしら意図を読み取ろうとしてしまうのがオタクの性
色々考えられるかと思いますがパッと思いつくのは①純粋にナグサを下に見ている②ナグサと(アヤメの件以外で)交友があった、かな
とりあえず今は①で受け取っていますが、今後アヤメ周りが語られるときにシュロの掘り下げもあるのではないでしょうか

それと考察として耳にするのが『シュロ=アヤメ』説、厳密には「怪談」と化したアヤメ説
上記のちゃん付け含めナグサに執着しているところからでしょうか
まぁ自分はこの線はなさそうと思っています

まずシュロ→ナグサを知る機会はいくらでもありますが、ナグサ→シュロを知る機会はアヤメの件の1回だけではないでしょうか
であればアヤメの事件の現場にシュロも同席していたと考えられます=別人物かなと

もう一つはメタ的になってしまいますが箭吹シュロという名前を与えられていること
全く別の存在になってしまった「シロコ*テラー」にあえてシロコの名前を残しているのはそれだけ作中における名前の持つ意味を重要視しているからだと思います
名前が違うということは別存在という認識でよいのではないかということです

シュロの「怪書」をもってすれば過去を覗いて痛いところを突くなんていくらでもできそうですしね
昔なじみっぽい雰囲気はそこから来てるのかも

とにかく本当にいい塩梅の敵役が来てくれました
見てるかカヤ…お前はまともすぎたんだ……
今後の活躍にも期待ですね

残った謎

20年前の百鬼夜行燈籠祭

結局20年前の百鬼夜行燈籠祭の詳細は語られませんでした
けれどモブ旅行客もモブ使用人もコクリコまでもが言及する20年前、なにもないと思うほうが不自然です

また20年前の勘解由小路家の巫女は“行方不明”扱い
「黄昏」と関係あるに決まってますよね

今後掘り下げやタイムスリップはあるのか、楽しみです

ユカリと先生の匂わせ

そういえばユカリが先生と面識あるような匂わせも回収されませんでした

ということはつまり先生犬説の補強…ってコト?!()
先生の指揮に驚く生徒はいても息が合う方面でのリアクションは無かった気が
今後の回収に期待ですね

アヤメと“黄昏”

「アヤメがそうなってしまった…」
その解像度は若干上がりました

「百物語」にして、「黄昏」に連れていった
この順番なんですね
「黄昏」は「百物語」とするための道具ではない
その点触れたものを変化させる「色彩」とは違うのでしょう
「黄昏」と「色彩」の関連性を考えたりもしましたがやはり別物なのか

じゃあなぜわざわざ「百物語」にした怪談を「黄昏」に連れて行くのか
「黄昏」の先で何かをしでかそうとしている…?
もしかしてその舞台は20年前の百鬼夜行燈籠祭…とか……?

今回は精々クロカゲ程度だったが、本当に「百の物語」を集めた『百鬼夜行』を作ろうとしている…とか……?

「黄昏」をもう完全にタイムスリップの道具として先入観を持って見ちゃってるんですがどう転がっていくのか今からワクワクですね

まとめ

脱線しまくりの駄文長文読んでいただけていたら嬉しいです
ただただ1オタクの1感想でしかないですが、こう楽しんだオタクもいたのだと観測していただけたら幸いです

自分自身このブログの目的通り備忘録として使っていて、読み返して「なんかちげぇな」ってなることもあります
ただこうやって残しておくとあれなんだっけとかあのときどうだったっけを思い出すのに便利です

シナリオ読んで2ヶ月は経とうとしてるので、すでに当時の感動ではなくなっていますが笑
まぁじで年末年始忙しくって…今も忙しいんですがほんとにこのお話好きだったので頑張って書きました

今までのお話のテーマも良いものばかりですが今回はより普遍的で、誰にでも当てはまるテーマだったのかなと
V配信者なんてもうそりゃ刺さるでしょ…って感じ
自分自身悩んでいた時期もあるテーマだったので感傷に浸っていました

10代の少女たちの等身大の悩みをブルアカの壮大な世界の中で描写する、最高のお話でした

ちなみに自分はブルアカの音MADもよく漁ってて、そのためだけにニコ動開いたりしてるんですが今回のお話にめっちゃ合う曲があって

みなさん『ライアーダンサー』って知ってますか?(超有名曲)
ライアーダンサー/重音テトSV - ニコニコ動画 

マサラダさんという方の曲で、めっちゃ狂っててかわいい画とめっちゃテンポよく狂える曲調と、そして弱い人間に寄り添ってくれる優しい詞が最高なんです
これと2曲目の『ちっちゃな私』と合わせてこれナグサのイメージソングです
ぜひ聴いてください、僕は聴くたびに無限に泣いてます
曲として一番好きなのは『ウルトラトレーラー』です
サビの開放感が気持ち良すぎて泣く

今回は特にぶるあかフェスに間に合わせるため急ぎで書いたのでちょくちょく修正しておきます
ぶるあかフェスで今後の展開がどうなるか、ほんっとうに楽しみですね!!!

vol.5 百花繚乱編 第1章前編の気になるポイント


約5ヶ月振りになるメインストーリーの更新

お〜これこれ、これがほしかったの〜(CV:オタク)になりました
後編の告知も来たので、前編時点での個人的な気になる&ここすきポイントをまとめたいと思います




気になるポイント

“20年前”の「百鬼夜行燈籠祭」

まず今回先生が招待されている「百鬼夜行燈籠祭」
最終編の一連の騒動は災害のようなもの、その空気を変えるためにも燈籠祭を復活させる
単なるめでたいお祭りではなく故人を悼み送り出す燈籠祭のチョイスいいですね
気になるのは“復活”、そして“20年前”という文言


なぜ廃止されたのか詳しい経緯はユカリも知らないようです
(言い淀み方から知っていて黙っているようにもとれる)

ブルアカの作中でこれまで具体的な年数が語られたことはない…と思います
中学生のころ〜とかエデン条約がすごい昔〜とかではなく具体的な数字

話は反れるのですがユカリが10ヶ月前に百花繚乱に入ったことも語られています

こういった何ヶ月という表現すら見た記憶がありません
日本と同じ4月入学とすれば作中時間は2月頃ということになりますがはたして……

…とにかくわざわざ20年前と言及するからにはそこに意味があるのだと邪推してしまうのがオタクの性
これが5年前や100年前でなく20年前なのはなぜか

おそらく今存在している生徒たちの生まれる前、かつ記憶の残る先代もいる時代設定にしたいのではないでしょうか
20年前の出来事であれば当時の生徒や大人たちは覚えていて当たり前だと思います
ちなみに20年前のアニメは『明日のナージャ』や『ボーボボ』らしいです
昨日のことのように語るオタクも普通に観測しますよね

祭儀の関係者だけが過去の燈籠祭が廃止になった事情を知りつつ、ユカリたち次代には伝えていない理由があるのだと考えるのが自然です
ブルアカが生徒の母親を出すとは考えづらいのですが、過去の生徒として登場するぐらいは期待していいかもしれません

もう一つ考えられるのはトンチンカンですがタイムスリップでの過去改変、からの記憶改竄
本当は重大事件があったけどこれから過去改変を行い、廃止されたという結果だけがそのまま残ってる的な……

そういえばキヴォトス人や犬猫たちの寿命ってどのぐらいなんだ?
世代交代が20年より短ければ何も記録に残らない可能性…はさすがに無理あるか
分かってないことが多すぎるぞキヴォトス

花鳥風月部と“怪談”

続きましては陰陽部に訪れニヤの相談を受けるシーン




ここで気になるのはニヤがわざわざ“時代を越えて送られてきた手紙”と例えていること
そのあと都市伝説やゴシップ的な存在だと補足を入れているのですが、そういったものを“時代を越えて”と表すでしょうか
ニヤの口振りからは花鳥風月部が過去に存在していた部活のようには思えません
であれば空想やおどぎばなし、それこそ怪談から送られてきた手紙と表現する方が自然です
それでもあえて『時代』というワードを選んだライターの意図があるはずです(深読み)

つまり──何を意味する?
かは分かりませんがタイムスリップ匂わせの一つかな、と

また手紙の文面は以下の通り

<そなたらに告げる>
<我々の風流は終わってなどいない、風情は大勢で味わうべきもの>
<お楽しみが始まり、空に咲いた大輪の花を見上げたその時に──>
<もう一度──そなたらの元を訪れよう>

不穏すぎる…
風情(大火災)とかだろこれ…
また最後の“もう一度”、これは先述の20年前の話をしているのではないでしょうか

この内容をどう回収してくるのか見ものですね
やめてくれ


ユカリやナグサの匂わせ

続いてユカリやナグサが先生との交流があったかのように匂わせるシーンについて



初見時は「先生犬説www」なんて冗談と受け取っていたのですが、これ以降の匂わせもなく、ユカリが誰彼構わずナンパするギャルというわけでもない……ということはこの台詞には意味があるってことなんですね〜メガネクイッ
そしてより分かりやすい匂わせがナグサとのメモロビシーン



“まだ”
全読者が引っかかったであろうこの言葉、明らかに先生との関係を匂わせています
確証のないユカリと違い、ナグサには明確に何かを知っていそう

ですがシャーレの先生のことをよく知っている…とも言えないのが直前のこのシーン



シャーレの先生の容姿を知らない、初対面の反応なんですよね

最終編でのクズノハの巻物についての一連の言動からも先生と面識があるわけではなく、伝聞で聞いているだけという感じです

ここ見返しててふと思ったのが、“彼女(クズノハ)が〜と(アヤメから)聞いたから。”となり、クズノハの言葉を聞いたのはアヤメなんですね
ナグサは百花繚乱部長の“証”をアヤメから渡されたようですがクズノハと接触できたわけではなさそう…?
最終編で出会ったのは黄昏の寺院から引き返してきたタイミング、巻物もそのとき渡されたのかな〜なんて想像してましたがどうやら違いそう

先生と初対面のはずが何かしら記憶がある
ぱっと思いつくのは先述したタイムスリップで幼い頃先生と出会っている可能性でしょうか
ただそうなると20年前へのタイムスリップでは無くなるんですよね……

今後の展開としてはあの大火災スチルが現在のものか過去のものか分かりませんが、過去にタイムスリップして元凶を絶つ流れだと想像してます
百花繚乱メンバーも一緒にタイムスリップして事件解決するけど現在に戻ってきたら先生含めみんなその記憶を失くしちゃう…とか?

まぁブルアカは割と気合でどうにかしちゃうので考えすぎずに待ちたいと思います


謎の声

最後に先生を導いた謎の声について



ナグサの窮地を伝えるように先生の脳内に流れます
さらにナグサとの会話シーンでのホラー演出



いいねぇ、いろんなサウンドノベルやってきたけどどれもホラー演出凝ってますよねぇ
こういうのやってこそのサウンドノベルまである

2つ目の台詞が顕著ですが、どうやらこのファミチキボイスはナグサのことを知っているようです

自分の考察としては今回急に出てきた要素の『幽霊』、声の主はそれかなと
さらに言うとナグサと関係があってまだ登場していないキャラ、アヤメが謎の声の主だと予想します
幼い言動なので全く別の幽霊という可能性はありますが、“アヤメは陽キャっぽい感じ”というミチルの評から大きく外れないとも思います



行方不明になったアヤメ、それは何らかの理由で幽霊となり見えなくなってしまっているとすれば辻褄が合います
まぁ『絶望に打ちひしがれる百花繚乱メンバーをどうにもできないまま見せつけられ曇るアヤメ』を観たい私の願望を多いに含んでいますが

それとこれは謎の声ちゃんと関係あるのかは分かりませんが序盤のモブの気になる台詞もありました



初見時は責任のなすりつけ合いかとスルーしちゃってたのですが読み返すとここも何か意味ありげ
ファミチキボイスで唆して、治安を乱そうと暗躍してる何者かがいる…?

〜追記 11/22〜
後編読みまして雑考察はやっぱり外れてました
後半は一部当たってましたけど
後編の感想まとめもそのうちやります



以上が現時点での気になるポイントと自分の考察になります
ここからはキャラ個別のここすきポイント書いていきます

ここすきポイント

ユカリ

今回の主役とも言える勘解由小路ユカリ



「か、勘解由小路…?」となり調べてみたら実在していて、由緒正しい苗字の一つだとか
作中の描かれ方とリンクしますね

由緒正しい家柄に生まれ、何事にも全力で楽しそうに臨む快活お嬢様

と同時に百花繚乱内ではみんなに可愛がられる後輩キャラというのがさらにいい
百花繚乱や先輩たちに対しては並々ならぬ愛情を抱いています
百花繚乱の活動がユカリ生来の正義感と合致するんでしょうね

まぁきっかけが



顔が最強で喧嘩も強い先輩にこう言われちゃユカリでなくとも恋に落ち心酔しますわ

そんな彼女がこれから曇りに曇らせられるんですよ、どうせ
でもね、ぼくぁ「それでも!!」と立ち上がる主人公が大好きなんだ

だからこれからもたくさん見せてね
ユカリちゃんの伝説、『ユカリ・ざ・ろっく』を!

ナグサ



顔が優勝
ふつくしすぎんだろ……

最終編では掴みどころのない変な人という印象でしたが、今回のお話であのコスプレ主張も自分はもう百花繚乱ではないという意思表明なのだと重みが増しちゃいました
一方でほか2人の先輩同様百花繚乱の羽織を脱がないのは…おもてぇ、この感情言葉にするには重たすぎる

それはそれとして



囲まれてる状況で食べきるまでどころか2本目いってたり



ヒマリ族だったり



先生の静止が間に合わないぐらい喧嘩っ早かったりおもしろ属性てんこ盛りなんですが
てか忍研との出会いでもユカリの過去回想でも、戦闘の度に手を出す早さに言及されてるのすごいな

そして立ち絵が変わっても見えない右腕
巷では百花繚乱の“証”が埋め込まれサイコガンになっているとかいないとか

冗談はさておきその右腕関連で気になる描写が



てっきり右腕がないor動かせないのかと思いきや“右側”という表現
実際直前の戦闘でも右から来るアラタに気づけなかったような素振り

もしかして右腕に限らず右半身、右目までも使えていないのでは
右腕の事情は今後のお楽しみですね

レンゲ




顔が最強
先日CVが公開されましたが100億満点のキャスティング、かんしゃ〜

文化部巡りのエピソードからも、青春に憧れつつ根っこが体育会系のよき先輩キャラという感じ(本人にどこまで自覚があるのか分かりませんが)
百花繚乱の活動を腐しつつも愛着はあるようで

苦しむ…ユカリ同様百花繚乱のことが好きなのでしょうね
キキョウも言及していますが、“証”の返却はそれほどまでに重大で取り返しのつかない決断なのか…

またレンゲの発言で気になるポイントが



「みんな、いつ委員長が居なくなってもおかしくないと思っていた」


そんなことあります?
ナグサの消え入りそうな、飛んでいってしまいそうな儚さのある人物なら分らんでもない
ただ陽キャと噂のアヤメだと不自然
ここらへんも百花繚乱の過去とともに語られるのでしょうか


キキョウ



顔が最凶

これが刺さるオタク絶対いるよな〜って思いながら読んでましたし、最近の二次創作で一番見る気がします
ワンコ系後輩のユカリにクールデレデレ先輩は相性良すぎだろ

歯磨きチェック、反吐が出る、私だけで十分。……

ここすきポイント盛りすぎです!!
キツい言動の一方、前半時点でも手厚いフォローがあり好きになれる余地を与えてくれている
リオとは違うんやリオとは
そのフォローの過程で先生やシズコの良さを引き出してもくれました

百花繚乱に解散令を出し、それでも自分は百花繚乱の部室に残る、この愛憎たるや…

後編予告のスチル見ました?
キキョウ絶対いい子なのにめちゃくちゃに曇らされてポッキリ折れちゃうんですよきっと
もう待ちきれないよ!早く出してくれ!


アラタと手前(仮)ちゃん



ストーリー開始早々、予想外のところからぶん殴ってきた魑魅一座のネームド・アラタちゃん
表情がコロコロ変わってちょっとお馬鹿な感じもあって魑魅一座らしくてよい

そんなアラタちゃんをめちゃくちゃにしちゃう匂いプンプンの新キャラ



名前がまだ登場してないから手前ちゃん、猫の手ちゃん、ヘイローダイマックスちゃんとか言われ放題
明らかに怪しい雰囲気から花鳥風月部で今回の黒幕の一派だろうと思います
後編PVでも

手前どもの「百物語(かいだん)

と言っていますから百物語側の人物なのでしょう
同じPVに出てくる真の黒幕っぽいお姉さんとの関係も気になります…


新モブ



今回は新デザインのモブもたくさん出てきました
ブルアカは目隠れフェチにも手厚いです
クロレラ観察部…多面指し将棋部…フィットネス落語部…
百鬼夜行は忍研以外にも変な部活多いっすね
多面指し将棋部はもう将棋部でいいのでは?

クロレラ観察部ちゃんがインパクト強すぎたけどほか2人もお淑やかでいいですね、二次創作増えろ増えろ

ニヤ

ここからは既存キャラについても少し

先生をうまく誘導しつつ利用しよう、的なムーブの多いニヤですが先生と2人のときは意外とストレートに本心を言ってくれます
(いやそれすらもニヤの掌の上かもですが)

継承戦の立会い人は幹部から1人外部から1人必要であると言われており、先生が立会い人を務めるのであればニヤまで請け負う必要はありません
先生一人に任せてしまわないニヤの優しさ
そして

先生に助けてもらったことを少なからず恩に感じ、その借りを返したいと思っている
すべての物事を掌の上で転がす悪役のようなムーブもありますが、百鬼夜行のことも先生のことも大切にしてくれています
ニヤの株がまた一つ上がりました

またこの前にユカリの覚悟を試すシーンもありますが、後出しで指摘するのではなく今言ってあげることは優しさでもあります
陰陽部、ひいては百鬼夜行の長としての器のデカさを感じますね


シズコ

最後はシズコです
終盤少しだけの出番でしたがシズコのいいところがぎゅっと詰まってました


ここでフィーナ持って来るのズルでしょ〜
フィーナは任侠に憧れてあえて百鬼夜行に転校?進学?してきたという描写があるのでまさに「自分の居場所を決めるのは自分自身」の例ですよね

てかさ
自分の居場所を決めるのは自分自身」てさ
アビドスに残り続けたホシノと、勇者を選んだアリスと、アズサの隣に立ったヒフミと、SRTで在り続けるrabbit小隊と……
ブルアカに一貫するテーマであり、ブルアカオタクが全員好きなやつじゃん!!
じぶんもう一回『放課後スイーツ物語』読んで泣いてきていいっすか(泣いた)

先生のいつもの青臭い理想論もシズコとの合せ技でより映えています

シズコといいニヤといい既に人間ができてる生徒との絡みも大好物です


まとめ

以上前編のまとめでした
メイン更新をだいぶ待たされたからこそちゃんと面白いものをお出しされて大興奮でした
新キャラ、新BGM、そして陰鬱な影…
これこそメインストーリーに期待しているものでした

ここのパーティゲームみたいな新BGM好きすぎてそのまま何ループも聴いてた
イベントのメインテーマでもいいぐらいの曲を使うのここだけとは、もったいない

また今回は先生の“先生”らしいカウンセリングも随所で見られ満足でした
ユカリとナグサとキキョウと…唯一レンゲとは長く話す時間がありませんでしたが、修行部やキキョウがその役割を担うのでしょうか

どうやら百花繚乱の先輩方は百花繚乱のことがまだ好き、でも状況的に諦めざるをえないという感じ
状況が変われば元鞘に戻る余地は全然あるのですが、アヤメと証と百物語次第でしょうか

まぁど〜〜〜〜せはちゃめちゃに曇らされるんでしょうけどね
最後はハッピーエンドにしてくれると信じて曇りパート楽しむぞ!

…うぅもうつらい

「隠されし遺産を求めて~トリニティの課外活動~」 感想


エデン条約と古書館イベの続編となるイベントストーリー『隠されし遺産を求めて~トリニティの課外活動~』
どう略されてるか分からないのでとりあえずトリ夏2としておきます
いつものオタクの感想を書いていきます





2.5周年生放送

いつもの脱線前書きから
2023年7月23日に公式生放送『夏のブルアカらいぶ!あっちっちSP』が放送されました


この時期の放送といえばラビ夏に続く水着イベの告知や水着生徒の実装が予測され、開始前からあーでもないこーでもないと盛り上がっていました
別のイベントで出番があった学校や既に衣装違いを貰ってる子達を除いて考えると、アリウスやヴェリタスの水着など予想されていたでしょうか
季節関係なくセイアゼミも鳴いていましたが


アリウスのイベントが欲しいのは全ユーザーの共通認識として、個人的には生放送のイラストにあるような浴衣や夏祭りのイベントでもいいなぁ〜と思ってました
あとうさ夏でヴァルキューレモブちゃんが着てた水着制服をキリノフブキカンナに着せた二次創作が現実になってもええなぁー、なんて

生放送は変態が変態してたり、コユキ母が強かったり、ハレ声優さんの自作グッズが公式化したりと盛りだくさんだったのですが閑話休題

記念すべき2.5周年のイベントとそこで実装される生徒がなんと!!!


コ、コハル???!?!?!
トリ夏があって初めから選択肢から外していて、でも補習授業部でコハルとハナコだけ水着がないのはなんとかならんですか…と思い続けてたコハル?!てかエッチすぎるだろよくこれで他人にエッチなのは駄目とか言えたもんだな!てか配布?!?こんなんいくらでもガチャ回るだろうが運営下手くそかありがとう〜〜😭😭😭(オタク特有の早口)(ここまで1秒)

とほんとに予想できないところから殴られて、でも無意識の根底で望んでいた姿を見せられて大満足
見事にしてやられました

ん?待てよ?
コハルが来たなら絶対ハナコも来るじゃん!
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
ハナコの別衣装ずっと欲しかったんだ!でもイベントに出すの難しそ〜って半ば諦めてたんだ!

もう大盛り上がりだったのですが水着は配布1人、フェス期間に1人、無料10連期間に限定2人が去年の前例
あとの2人はどうなるんだ?ともう期待なんだか困惑なんだか訳が分からなくなる脳みそに飛び込んできたのは




なるほどぉ〜そうきたかぁ〜



3人組として認識していたシスターフッド、でもマリー体操服だしと思ってたらこの組み合わせがありましたか!
いや組み合わせとしては全然アリなんだけどまさか水着で来るとは思わなんだ!あのウイが?!
ウイの水着イメージと違うけど王道でめっちゃいい!カッコいい!
ヒナタは水着でもデカカワいいなぁ
実はこの水着、ハナコが選んでくれていたそうで公式4コマで触れられています
ハナコGJ👍


ってことはハナコがワカモ水おじミカに続くフェス限ってことになりますね
予想はしてなかったけどめっちゃくちゃいいじゃん!
そのぐらいの格も人気もあるよハナコ
フェス限だから良い性能で来るだろうしあちぃなぁ
性能的にも強いハナコが欲しかったんだよな


うわああああああああああああ!!!
コワイ!おっぱいコワイ!!
谷間はマリアナ海溝より深く、オーバーサイズのシャツで可愛く見せつつ上手に隠し、濡らすことで水着を浮かばせ、ホースでスタイルを強調し、下は見せない…
天才のデザインすぎるだろ…
ハナコにしかできない衣装をハナコが着てきてくれた感無量です……🥹
それはそれとしてエッッッッッッッッ
今でも見るたびにエッッの声が漏れそうになります


って感じで予想外ではありますが大満足の水着実装でした
ウサ夏の実用的で活動的な水着と比べてより娯楽的なバカンスを楽しむ王道水着が来てくれました
ウイのかかとに絆創膏があるなど細かいところまで妄想が捗る素晴らしいデザインでした


時間は飛んで更新日
ここ数ヶ月のメンテのやらかしを見てハフバもやらかすやろなぁと予防線を張っていたのですがなんとつつがなく終わったみたいで
ワイの知ってるブルアカ運営とちゃう!ありがとう!とそれだけで感謝しちゃうぐらいハードルが地面に埋まっていました
詫びだなんだでやきもきするより普通にプレイして楽しませてくれればそれでええんやから


導入

イベストの感想に移っていきますがまずは導入部



過去一短い導入でした
予想通り古書館イベからの続き物のようですがこれまた珍しいことにこれまでの回想が挟まります




前日譚となる古書館イベについては自分も感想を書いてるのでよろしければ


ブルアカは時系列を濁しつつもしっかりと関係性が進展していく作品なので続き物は嬉しいのですが、前提となるイベストを好きに読めるのは常設化する2年後なのが歯がゆいところ
常設化自体はありがたいですがイベ終了後すぐ常設化ぐらいを高望みしています
新規先生が盛り上がりについてこれないってのがほんとにもったいないと感じるので

ストーリーに話を戻して、古書館ストの最後でウイが本の複写を無断で行っていたことがバレたところから



こんなんおもろいに決まってますやん…
サクラコ未所持なので解像度は低いと思いますが、本人にはその気がないのに持ち前の凄みで周りを萎縮させてしまうのがサクラコ様なんでしょうか



「」がついてるのは仰々しい話し方をしてしまっているだけで本人には他意がなさそうなのがまた…

んでその話し相手が外の人間を信用していない、物事の裏を探ってしまう気質のウイなので相性最悪です



ここでもう驚いたというか嬉しくなっちゃいました
ウイの性格ならヒナタの内通を疑いそうなものですが、その可能性がこれっぽっちも浮かんでないんですよね
むしろ自分が巻き込んでしまったと、ヒナタは被害者に違いないと
ウイ自身の偏見を乗り越えてヒナタの純真さがちゃんと伝わっていたのだとジーンと沁みました



ウイのしょぼしょぼへなへな顔好きすぎる
サクラコ様のはなんて言ったらいいんだろう、ぐるぐる目って訳じゃないけど混乱してる顔もすき
想像が想像を呼ぶ悪循環に陥っているウイはもう止まりません

そんな2人に救いの手が




変態の魔の手の間違いでした



そらそういう反応になるわね
いやぁ〜カオスカオス
忘れてましたがこの2人はエデン条約の終盤で接点があるのでした



深夜に水着姿でお仕掛けられた上、有無を言わさず働かされるという印象最悪な接点が
布石か伏線かはともかくこういった細かいシーンですらキャラの関係性として後に活かされるの大好きです

ハナコが現れたことで余計に話はややこしくなり



普段はさん付けなのにテンパると呼び捨てになるのサクラコ様とヒナタの距離が近く感じられていいっすねぇ



ヒナタが現れたことでウイが沈静化、ようやく落ち着いて話ができるようになりました
ハナコつくづくできすぎる恐ろしい女…!

ここからはハナコの巧みな話術によってトントン拍子で話がまとまっていきます



サクラコ様さぁ…

ウイの過ちは認めたうえで、一度はウイに助けられていることも鑑み、今回の件を見逃すかわりとしてシスターフッドの仕事を手伝う流れに



ハナコのことですからサクラコ様の言う「お願い」のことも把握していたのでしょう



あらすじからもサクラコ様の「お願い」が遺跡の調査であったと読み取れます

ちょっと脱線しますがこのあらすじ結構面白いんですがスキップするときしか表示されないんですよね
自分は読み飛ばさない人間、かつ気になったとこだけ読み直したい人間なので、アーカイブを再生する際にあらすじも表示してくれたら地味に便利なのになぁ…といつも思ってます

それはさておき全方位に理由付けができたということで遺跡調査に赴くことになりました





いやそうはならんやろ!



探索パート

2m


というわけで遺跡のある無人島に来たわけですがなぜかみんな水着です



うーんごもっとも
やっぱ良識のある子がいると安心するな



ジェリコの古則うおおおおおおおおお!!!



コハルのツッコミも冴え渡ります
今回はイジり甲斐のあるツッコミ役が3人もいるのでハナコはほんと終始楽しそうでした



ハナコの本音がポロリとこぼれますが普段の行いのせいで当然信じてもらえず



迷探偵コハルの名推理からのお家芸
こういうのでいいんだよおじさんもニッコリ

いつも通りの2人、一方ウイとヒナタは



夏の陽射しとともに輝きを増したヒナタに焦がされるウイ…かわいいね…



ここで先生が言うように分かりやすく陰と陽の対極に存在する二人ですよね

ただこういう凸凹コンビというかバディ感ある組み合わせが違う部活のほぼ接点の無かった二人というのがすごいなと感じます
メタ的な視点だと部活内のバランスを考えてのキャラ設定は理解できますが、全然違う部活の2人がここまで噛み合うのはすごい発見だなと
ハルナとフウカぐらい部活自体のコンセプトが近ければまだ分かりますが
初期から絡ませるのを想定していたのでしょうか恐ろしや…

ミレニアムの1年生'sが部活を越えて仲良し、ニヤがミチルンルンさんを案外信頼してる、みたいな部活外の繋がりも好きなんですが部活単位での掘り下げすら順番待ちなので、今後も匂わせから妄想する程度で我慢しておきます。

話を戻しましてウイの陰オーラ全開の台詞



こういう前置きしちゃうの自分もやりがちなんですよね〜
相手が悪いように受け取ってしまう可能性があることは言葉の裏を読みがちなウイが誰よりわかってる
でも相手の感情はコントロールできないし、相手を気遣うというより自分が悪く思われたくないから予防線をついつい張っちゃう的な

言葉って難しいですよね
僕自身も一つの事柄に対する表現を複数持っておいて、伝えたいように伝わる表現を使っていきたいと反省勉強の日々です

話を戻しまして
いくらいい人でもパーソナルスペースに居られると疲れるウイの気持ちは非常に分かります
ですが当然ヒナタとしては距離を置かれているように感じます
そのうえ



すれ違いざまに陰湿で執拗な釘刺し
そういうとこだぞウイ
相手がヒナタなのでうまいとこに落ち着くだろうと安心して見ていられますが

そしてコハルは夏の誘惑に負けず先生と戦うことを決心するのでした





コハルパート


ようやく島の探索が始まり、ウイが単独行動を好むのもあって手分けして探すことに
…なったはずなんですが……



いやいや、いやいやいやいやいや
なにこのかわいい生き物、愛おしすぎないか…?
一生懸命生きてるコハルに庇護欲をかきたてられます

今回のシナリオに関係するのもあってエデン条約読み直した(また泣いた)のですが初期コハルってだいぶ人見知りだったんですよね
それが先生やハナコなら、まで心を許してくれている
感慨深いですね

人見知りコハルが頑張ってウイやヒナタと会話するのを暖かい目で眺めつつ探索を続けると



エッチだなぁかわいいなぁ、ってのは置いといてなんとユスティナ聖徒会(水着)が登場
なぜここに居るのかの考察は最後にまとめてやろうと思います
そこから戦闘に入るのですがコハル一人の固定編成に

イベント戦闘は晄輪大祭から戦闘なしのストーリーが、ウサ夏から固定編成での戦闘が実装され段々アップデートされてますね
シナリオと戦闘がリンクしてないと没入感が損なわれるので改善されていってて嬉しいです
しかもSDキャラを見せることで販促になるという
卑しい〜卑しい〜〜

また今回は戦闘の演出も工夫されていまして



逃げ回るコハルかわいいね
SDキャラほんま可愛いからはやくSD鑑賞モードを実装してくださいお願いします(毎日思ってる)

なんとか退けみんなのもとに帰りますが、コハルは腰を抜かしてしまい先生がおんぶしていくことに

そんな美味しい状況をヤツが見逃してくれるはずもなく



それに対して墓穴を掘っていくコハル





いいイベストだったなぁ…
しょーもないことやってるのに澄みきった青空に爽やかな風が吹く、これぞまさにブルーアーカイブ
晄輪大祭の3D動画を思い出しました(半分悪口)



ウイパート


次の探索は遺跡の中
先生はウイについていき色々と話をします
コハルがただただかわいい前パートと比べこっちはしっとりと沁みるパートでした
引きこもりのイメージのあるウイが積極的に探索してくれるのが少し不思議ではあったのですが、ここでウイが少しずつその内面を見せてくれます





なるほどなぁ
古書が好き、というよりも歴史が好きでそれと対話する手段としての古書も好きってことなんですね
いやぁいいですね、知識欲の塊って感じで
自分が何をなぜ好きなのかって意外と言語化するのは難しいですし、自分の根っこにある大事なものをちゃんと認識できているのはすごいことです

その一方で今回度々見せていたウイ自身の言動に思うところもあるようで



外の人間に対する偏見を直そうと頑張っていると
以前最終編の感想の際にもホシノ先輩についてサラッと書いたのですが

性根というかキャラの根っこは変わらないけど、変わろうとする善くあろうとする姿勢

まさにこれだと思います
ウイがキャピキャピの陽キャになる必要はないけれど、他者に寄り添おうとするかしないかは大違いですからね
うーんやっぱり大好物
んでこれは先生にも言えることで、先生が間違ったり立ち止まったりしたときに生徒が教えてくれる展開も大好物です

その後はヒナタへの偏見を指摘されつつ、こちらもミメシスと遭遇して逃げることに
外で待ってた3人と一緒に合流するまではともかく



古書館イベでスケバンも驚いてたけど、やっぱ普通じゃないよねヒナタのグレラン
そしてハナコの制止も間に合わずミメシスとともに遺跡もどんがらがっしゃーんになりました
その後ヒナタを責めるような展開が少なくてホッとしました



ハナコパート


さて次の探索はレモン農園
ここではハナコと時間をともにします



ハナコがどこまで見通しているのかはさておき、コハルがなぜ呼ばれたのかは気になるところではあります



先生うまくてズルい聞き方するなぁ
先生自身の興味もあるのでしょうが、秘密を暴こうというより秘密を共有したいかわいげのある提案です
そしてハナコのメタ的ともとれる独り言、いいですね



建前に過ぎないのをわかっていても言葉にするのって大事

ここからハナコが胸の内を打ち明けてくれます





感想はすべて先生が言ってくれました



ハナコが一人の少女であると自分自身を認め、そしてそれを打ち明けられる相手ができた
これほどまでに嬉しいことはない

能力と振る舞いとで分厚い鎧を纏っていたハナコが先生の前でここまで素直になってくれたのが本当に嬉しくて嬉しくて……
先生冥利につきます



健気な少女のハナコをこれでもかと見せてくれる



言えたじゃねぇか…
そうだよ年相応の女の子でいいんだよ
今はまだ先生相手にだけ見せる姿かもしれないけど、これから少女のハナコを見せられる相手が増えていくといいね……



でまた先生の返しが粋だなぁ
重荷を背負ってる生徒たちに寄り添い、子どもが子どもでいられる居場所を作る
ブルアカの大きな魅力のひとつを見せてもらいました



そうして2人は日常に戻っていく
オチまで完璧です
流石です僕の大好きなブルーアーカイブ
ここのお話が良すぎて今回感想を書くに至りました



ヒナタパート


また雰囲気がガラッと変わって先生はヒナタのお手伝い
その最中またしてもミメシス襲来
しかし他の子たちを巻き込みたくないヒナタは先生と二人で処理したいと言うのですが



日常的に戦闘が起こる聖堂ってなんですか
さすがキヴォトス、常識が常識じゃないぜ!

ってことで戦闘になるわけですがヒナタがSPの生徒という都合なのか自前編成での戦闘
その戦闘後のセリフがちょっと不穏で



先生が体調崩してるんですよね
イベストや今回の水着キャラのモモトークに目を通しましたが、体力的に疲れたのを除くと先生が体調を崩してる描写は見当たりません
となると自前編成で戦う=大人のカードを使った、その弊害で体調を崩した、と見るのが自然なのかなと

ヒナタの「意外と大変ではなかった〜」というのも先生がバレないように間引いてたのかなと
まぁこれに関しては絆ストで道に横たわる大木を手刀で割りつつ



なんて言っちゃうぐらいだからヒナタの『また何かやっちゃいましたか』仕草なのかもしれませんが

ブルアカはゲーム内の仕様をシナリオにサラッと入れてくるし、おそらくそういうのが好きだと思うので自分の中ではこう解釈しときます
今後のメインストーリーでの大人のカードや先生自体の掘り下げ次第で手のひら返します

そしてこれだけ派手に戦闘したので当然ウイには勘づかれるのですがハナコが上手く取りなしてくれました
そのことに関してヒナタは少し負い目を感じてしまいます



正直ここの展開はなくてもいいかなぁと思わないでもないのですが、ラストの展開に整合性を持たせるための説明だったのかな
シスターという立場で嘘をどう捉えるかを描いておきたかったというところでしょうか
自分はヒナタの(臨機応変な)善性を信じているので違和感ないけども



推理パート

一通りの探索を終えましたが、めぼしい発見は未だ無し
ここからウイの推理が始まります



丸メガネ似合う〜〜〜イケメン〜〜〜〜
からの言い方ァ!ヒナタが愛想笑いしちゃってるじゃん!この落差よ

推理が行き詰まったところで『場所の役割』から『閉鎖された理由』へ視点を変えることに
謎は2つ
なぜ主食にならないレモンが離れた場所に栽培されているのか、なぜこの島に関する記録が消されたのか
ここでウイがレモンの秘密に勘づきます



ふ、ふーん…し、知ってたけどねー(無知)
レモンは食用ではなく炙り出しに使う目的で島に持ってこられたもののようです



この“聖徒会”というのが個人を指すか組織を指すかの2択があると考えています
レモンはベランダでも育てられるような植物なので、個人が無断で持ち込んでそれが長い年月を経てレモン農園となった説
もしくは聖徒会全体で計画的に利用されていた説
個人的には後者の方が納得しやすい気がします
ハナコの勘のとおり農園と呼ばれていた(現在は森)&過去の地図に明記されていたなら過去の時点で農園の規模があり隠されてはいなかったでしょうし、聖徒会の秘密主義に炙り出しが利用されていたと考えると自然です
ウイの猜疑心がうつっちゃったかな

ともかく新たな目的地が見つかったのでそちらの探索に向かうことに



ここのイチャつきボイスで聴きてぇ〜〜〜



滝裏の洞窟


長い距離歩いて滝裏の洞窟に到着
先生以上にウイがバッテバテで溶けててかわいい



疲れからか不幸にも悪癖が出てしまうウイと諌める先生



そして水の音がうるさいのをいいことに好き放題やりなさるハナコ
こ、こういうところもハナコの大事な一面だから…

先に進むと人の身長ほどある棺のようなものを発見



ウイがヒナタを本当に大切にしているのが伝わってきます
なおハナコは大丈夫だろうという偏見

そして箱の中身を確認した2人のリアクションは



さほどショックは受けていない、というか肩透かしのような反応です
ウイは「こんなもののために、なぜ苦労を……」とまで言っています
その後はまたもやミメシスに襲われつつ洞窟から脱出します



箱の役目


ミメシスから逃げ切ったところでまたも箱を発見
既に天丼となった襲撃を退け、重要そうな箱の中身を確認すると



中身は空
ただ何も入っていなかったわけではなく



過去の聖徒会が埋めたタイムカプセルであったのだろうと2人は推測しています
そして滝裏の洞窟とまだ行ってないもう一つの目的地はそれぞれ私物の保管庫と秘密基地だったのではないかと
そうなれば色々と辻褄が合ってくるのですが、それはまとめの方でまた語ります




後日譚


さて話は調査が終わり報告書をサクラコ様に提出するところまで飛びます



これが今回の結論のようです
ウイとハナコがあっさり真相を突き止めたことにサクラコ様がちょっとモヤッてるの面白すぎる
この人こんな神秘的なのに人間味がありすぎるよ



帰る道すがら先生をおちょくりつつマリーにセクハラかましてフォローも忘れないハナコ大物すぎる

そしてウイのところにも報告に行くと既にヒナタもいてドッタンバッタンしてウイがもにょもにょ顔になってました



「アレ」は卑猥な単語じゃなくタイムカプセルのことだったようで
なぜ残していくことにしたのか、ウイの考えはこうでした



一言一句良くてハナコ同様聴き入ってました
古書を一人一人大切に扱うのと同じように“あの子たち”があるべき姿で役目を果たせるよう尊重したんですね
ウイの矜持とも信念ともとれる部分が見えてカッコいいです



地図を新調したのは同じ時代に生まれた二人を同じ場所に残しておきたかったからなんですね
エモいなぁ
そしてシスターフッドながらその嘘を肯定したヒナタはというと



この辺りは自分は聖書やキリスト教に明るくないのでヒナタはこう解釈している、と捉えておきます
非常に前向きでヒナタらしい捉え方だと思います

種明かしも済んだところで解散となるのですが



これはウイの一番のお気に入り、アイスアメリカーノ!!!



ウイィ…泣泣泣
自分の好みを、内面を、見せてくれたウイの成長に涙ぐんじゃいます

絆ストーリーでは自分のことを

いつの間にか、人の気持ちを素直に受け入れられない……こんな私が出来上がっていました。
自分に自信が持てず、他人の目が気になって仕方がない小心者

と評していました

そんなウイが、古書館イベでは最後まで見せなかった自分の大事な内面を見せてくれたことがもう感無量
これからも少しずつでいい、善い人とだけでいいから他者との交流も増えていくといいねウイ……



そらこんなのニマニマしちゃうよ〜〜
ウイの理解者2人って感じでええな〜


という感じで今回のイベントは終わりを迎え…

ないんだな、これが






うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
補習授業部最高!補習授業部最高!😭😭😭

最後の最後に全ユーザーが見たかったものを見せてくれる
ありがとう、ありがとうブルーアーカイブ






ユスティナ聖徒会(水着)について


先送りにしていたユスティナ聖徒会の複製(ミメシス)について軽く考察します
考察といっても大層なもんじゃなくみなさん思い浮かんでることだと思いますが一応改めて

まずそもそも複製(ミメシス)とはなんなのか
度々作中で言及されますが命名されたのは総力戦シロクロでのマエストロの語りのようです



感情の残滓が恐怖の存在を持って顕現した、これらをミメシスと呼ぶとのことです
つまりは強い感情の残留思念が実体を持って顕現した、霊的なものをミメシスと呼ぶのかなと思います
また『顕現した』という物言いからマエストロが作ったものではないように聞こえます
エストロの手助けがあって実体化できた、とかはあるかもしれませんが

今回登場したユスティナ聖徒会の初出はエデン条約3章だと思います
そちらも読み直してみたのですがユスティナ聖徒会の顕現及びコントロール、どこまでがエデン条約機構やアツコの力で、どこからがマエストロの力かはよく分かりませんでした
詳しい方いたらご教授ください(他力本願)

とりあえずミメシスは自然発生することもマエストロによって作られることもありそう、という中途半端な結論にしときます


さて今回のイベストでのユスティナ聖徒会(水着)はというと、かつてこの島で生活していた聖徒会の信徒たちの残留思念から自然発生したものだと考えられます
タイムカプセル、秘密基地、目を盗み遊ぶ生徒……そういった楽しい感情や、もしくはその場が奪われてしまった悲しみや後悔の念が残っていたのでしょうか

そう考えるとPVで衝撃的だったユスティナ聖徒会の水着?!?にも説明がつきます
もっと遊びたかった、水着を着て夏を満喫したかった、そんな感情が彼女たちを形作った
そして部外者に思い出を見られたくない、守りたいという想いで顕現していたのではないでしょうか

サクラコ様もおっしゃってますが、過去の生徒たちにも生活があり青春があったのは盲点でしたが実にブルアカらしいですね

この子も生徒なんだなぁを実感するときが一番ブルアカを感じているかもしれません




まとめ


以上が23年トリ夏2の感想でした
これまでのイベストは変化する状況の中で生徒と交流していくお話でしたが、今回は本筋がありつつもメインは生徒との対話でありだいぶ毛色が違いました
やはり作中での積み重ねを感じられるシナリオはひときわ感慨深かったです
妄想していた、けれど諦めていた理想の後日譚を見せてもらっている気分でした
補習授業部と古書館の回収を同時にやるなんて天才の御業ですわ

また実装キャラ発表時に感じていた小さな疑問もハナコの掘り下げで自然に回収していくのはエモすぎます
急に水着イズミが来たり、急に温泉チナツが来たりするのもソシャゲだからで流せますが、やっぱり作中での理由付けがしっかりされていると満足感が違います

やりたいことをやる、それが青春でしょ
そんなブルアカを今回も楽しませていただきました

「放課後スイーツ物語 〜甘い秘密と銃撃戦〜」 感想



『放課後スイーツ物語 甘い秘密と銃撃戦』イベントストーリーの感想を書き殴りたいと思います

今回は復刻開催となるので初回時の衝撃も復刻時の感動もまぜこぜで語っていきます

イベントストーリーや絆エピソードのネタバレ含むのでご了承ください







前置き

書き始める前に前置きさせてもらいます
感想を書くぐらいなので当然私はこのイベントストーリーが大大大の大好きです
それはもう雷に打たれたような、心にグサリと杭を打たれたまま今日までずっと刺さり続けてます

ただ読み手によって賛否が分かれる場面があることは認識しています
確かに棘のある表現が使われていたと思うしそれが下手に刺さってしまった人には低評価、一方でそれがいいんだよ!という人の高評価もあり強火の議論も起こってしまったのかなと思います

個人的な見解は後ほど述べるとして、一般論としては読み手それぞれで背景も状況も違うので、感情移入する深さもポイントも違って当たり前でしょう
ただそれと同様に作中のキャラクターにも背景があり状況があり感じ方も違うわけで、「自分だったら」の感情移入がすぎると物語をうまく飲み込めないケースも出てきてしまうのだとも思います
感情移入できるからこその感動、行間を読むからこそ伝わる真意も間違いなくあるので、程度の問題ではありますが立場を1つに決めずいろんな角度から作品を観られたらいいですよね
(自分が自分である以上それが一番難しいのですが……)

まぁそれもキャラクターの言動に矛盾が生じたり、話を転がすための舞台装置として扱われたりだと前提が崩れるので……「やっぱ程度の問題だなぁ」という結論に逃げさせてもらいます

以下の感想も良かったポイント刺さったポイントをご自身と比べながら違いを楽しんでいただけたら幸いです



イベント開催前の印象

スイーツ物語の予告を見たのは自分がブルアカを始めて1ヶ月ほど経った頃でした

ちなみに自分が初めて経験したイベントは一つ前の『出張!百夜堂海の家FC計画』です
そちらの方はまだろくにメインシナリオを読んでない頃&前後編あるイベントの後編ということで、知らないキャラが知らない関係性でお祭りやってるという“ソシャゲらしいイベスト”の域を出ない感想でした
今読んだら全然違うと思うのでアビ夏復刻ともども今から楽しみです

その後メインストーリーを読みエデンで感情が爆発して
ブルアカのシナリオすげぇ!
早く新鮮なブルアカのシナリオが読みてぇ!!!
と期待しまくりのところで新イベントの告知がありました

さてこのイベントを語り始める前に欠かせないのが第一印象だと思います
ブルアカはギャップ造りの天才ですが当時の自分はまんまと引っかかってしまいます

まずスイーツ部に関してはグループストーリーで女子高生やってる子たち、という印象しかありませんでした
キヴォトスに普通の女子高生はほとんどいないので珍しかった
特にカズサに関してはサービス開始当初から居たのにやっと実装なので、誰にとっても謎多き生徒だったみたいで
キービジュから四者四様の表情豊かでどんな登場をするのかワクワクしまくりでした

そして右の謎の女ですよ
当時トリニティで立ち絵のないキャラはスズミと電話越しに話していたレイサぐらい
自警団のキャラだとするとスイーツ部と接点がなさそう?自警団なのにスイーツ部と撃ち合う展開になる?などレイサじゃないかもという予想もあったかと思います
自警団といえば正義が人の形をしているスズミのイメージで固まっていたのかもしれません

極めつけはこの公式PVの1カット

こんの人を小馬鹿にした表情さぁ〜〜〜〜〜〜
もう面白くなる要素しかねぇなと思ってました

とにかくすべての先生にとって予想がつかない予告だったこともあって、その盛り上がりに新参である自分も加われて楽しみすぎて変なテンションだったのを覚えています




初対面のカズサ

ストーリー本編の感想に入っていきます
カズサから連絡があり話を聞くとストーカーに悩まされているとのこと

いやーやっぱイベストで先生と初対面のキャラとのお話だとより前のめりになっちゃいます
いろんな出来事を経て解像度が上がって関係性を構築していくのが醍醐味というか…
カズサはことさら初対面の初々しさ?余所余所しさ?が強調されていました
大人相手だから敬うべきだと分かっているけど敬語には慣れていない、というのがこれでもかと描写されます

トリニティにはミカやコハルみたいなそもそも敬う気のない生徒はいたもののお嬢様学校らしく自然な敬語で話しかけられることが多く、その点カズサは珍しかったです

それを裏付ける元スケバンとの告白

そしてしれっと宇沢呼び

ブルアカのゲーム上で生徒の名字を見る機会が少ないため特別な関係性を感じ取ってしまいますよね
ヒナの小鳥遊ホシノ呼びとか印象的ですよね

いい機会なので有志wikiのキャラ呼称表 を見てみたらカンナのようなお堅いタイプか初対面の相手への名字呼びはありましたが、交友のある相手へは見つからず…

うーん匂わせてくるなカズサ〜
いいですよこれは、いい匂いです
呼び方一つで関係性を匂わせてくる、本当にこれは韓国発のゲームなのかと何度思わされたことでしょうブルーアーカイブ

カズレイの強火はまだまだ続きます

アチチチチチチ
ちょっと火が強すぎませんか?
ここのレイサへの憤りは過去の自分に対しての恥ずかしさに起因するものでしょう

先生に話す中で自分の感情を整理していってるような、自分に言い聞かせてるような話し方好き

カズサは自分の感情を“恥ずかしさ”だという
恥ずかしさを覚えるのは他者の目線を気にした自身への負の感情だと思います
それは自身がなにかを直接嫌う負の感情とは似て非なるものです
お母さんが嫌いなのとお母さんと一緒にいるところを見られるのが恥ずかしいのとは違いますよね(男児並みの感想)
カズサがスケバン時代のことを「なんであんなことしてたんだろう」と後悔しているとしても、原因が違えば解決法も違います
詳しくはまた後ほど

ここがこのストーリーの大切なところだと思いますし、ブルアカで度々語られるテーマにも繋がっていると感じています



レイサとの初対面

カズサやレイサのことを確かめるためにスズミを通してレイサに連絡することに

先生との関係もチュートリアルの頃より深まっているのでしょう
スズミの自然で流暢な敬語が、よりカズサのぎこちなさを強調します

自警団についての詳しい掘り下げもまだないのでいつか見たいですね
正義実現委員会という治安維持組織がある中であえて自警団を続けているのにはただならぬ事情がありそうですし、正実はもちろん救護騎士団やシスターフッドとも関係あるでしょうし一本イベスト作れそうじゃないですか?
正直スズミ主役の物語がイベントで来る気配がサラサラ無いのでスピンオフ小説とかでなんとかならんですかね……

人のいいスズミにすら濁されるレイサ、もう声がなくても声が聴こえてきそうです
声がつく前から声がウザい、期待を裏切らない宇沢レイサでした

そしてこのシーン個人的な注目ポイントが

のしたスケバンにすら恥ずかしいと言われる始末
わかりやすく先ほど触れたカズサの“恥ずかしさ”との対比ですよね
カズサが“恥ずかしい”と蓋をした行為を変わらず続けているレイサ
まぜるなキケンの香りがしますね

考えなしで突っ込む危なっかしさ、恥ずかしい台詞を恥ずかしげもなく言えるまっすぐさ、レイサの陽の部分がギュッと凝縮されています

混乱してても二つ名を忘れない、さすがにヒマリさんのように流れる水のごとくペラペラと出てくる訳では無いですが
演じているというよりもこの言動が身についているといった方がよさそうです

この口すき
キリがないので自重しますが、レイサはほんとに表情がコロコロ変わって愛らしいですよね……

スズミと先生の言葉に混乱するも飲み込む時間がほしいと立ち去るレイサ
立ち絵が震えてからフレームアウト
ショックを受け止めきれていない描写が分かりやすいです

ブルアカは細かい効果音もそうですが立ち絵の動きでも魅せてきますね
ノベルゲーの揶揄として紙芝居と表現されることがありますが、自分は人形劇を観ている感覚です
これをアニメーションで動かせばよりよい物ができるかと言われるとそうでもないのが面白いところですよね
(それはそうとしてボイス付きやアニメーションで観たいシーンも多くありますが)


スイーツ部の関係性

場面は変わってスイーツ部の部室に先生が訪れます

こういう本筋に関係ないやり取りってバッサリカットでも成り立つとは思うんです
でも無駄なのに洗練されたこの会話が挟まるおかげでキャラが実在性を帯びるというかキャラが生きていることを実感できていいですよね!(オタク特有の早口)
その点今回のイベストでは、随所で感情に素直な反応を見せてくれるヨシミが物語への没入感を生んでくれていたと思います

いや〜〜さすがにいいですよね
頭に浮かんだことが次から次に口から出てくるヨシミ、それをたしなめるでもなく見守るアイリ
まちがいなく悪口ではあるんですが、それごときじゃ揺るがないスイーツ部の関係性が見えてきます
ヨシミは普段から面と向かってカズサに言ってそうですし、この(本人に自覚がなさそうな)裏表のなさがヨシミの良さですよね

そしてスイーツ部といえばこの人、食べる哲学者ナツは先生の真意を汲み取るように話します

ナツはやっぱええな〜
それっぽいことを言いたがる厨二病的側面もあるのですがそれだけではない
自分にも他人にも関心を向けて問いと答えを繰り返し真理を求めるまさに哲学者
それは子どもっぽさとは真逆の印象です
そのチグハグさがたまりません

またそれをスイーツ部は「ナツはこんなやつでしょ」と自然に受け入れている
もうこの時点で何者をも受け止めるスイーツ部の器のデカさを感じます
上っ面の言葉だけでない強固な関係性が出来上がっています

だからこそ先生も満足したのですがここで痛恨のポロリ
カズサの秘密がスイーツ部にもバレてしまいます
ここが読み手によって賛否が分かれるポイントその1だと思います

論点としてはまず先生がわざとかわざとじゃないか、ですかね
まぁ個人的にはどっちでもいいというか明確に言及されてないのでどう捉えてもいい場面だと思います
終盤の描写から先生には解決の道筋が見えていてその過程であえて見せた、としてもいい
先生がまったくやらかさない完璧人間…なわけないのはみなさんご存知だと思うのでほんとにチョンボした、としてもいい
私は疲れからか不幸にもチョンボをやらかす先生の方がしっくり来るのでそう捉えています

次の論点はこのチョンボの重さですよね
「自分がもし隠している秘密を他人に(故意でなかろうと)バラされたら…」という感情移入から嫌悪感を抱く方がいてもおかしくありません
実際このあとカズサを傷つけてしまいますし

作中で生徒がやらかすのは仕方ないとして『大人』である『先生』がやらかすのは許せない!という感情を否定はしません
初見時の自分もカズサへの申し訳なさでいっぱいだった気がします

ただ前置きにも書いたようにこれは「カズサ」が「先生」にされたことなんですよね
なのでそれを許すも許さないもカズサが決めることだと私は思いますし、結果的にはカズサの問題にスイーツ部を巻き込むために必要なものだったと解釈しています

ただこれは自分はそう解釈したというだけで正解だと思っているわけではなく…

はい、まとまらないまま長くなりそうなので本編に戻ります



カズサとの夜会話

先生はカズサを呼び出して今日の経過を伝えることに

素の表情を引き出せる関係って貴重ですよね

レイサが決闘を楽しんでるのが昔のまますぎて目障りだと
これは深読みかもしれませんが、昔のままという表現からレイサに対して昔のカズサ自身の姿を重ねているとも考えられます
蓋をして隠したい昔の自分の影につきまとわれるようで、レイサ本人のウザさ以上に忌避したいものになっているように感じます
いや普通にレイサはウザわですけどね

そして先生のやらかしも当然バレて

(暗黒微笑)ですが美少女がやると様になりますね

ブルアカはやっぱ大事な場面で『子ども』ってフレーズを出してきますねぇ
そしてそんな過去の自分から「急に目が覚めて悟ったんだ」と……

メインストーリーのような重たい責任を負わされたり状況に追い込まれたりした結果ではないですが、それでも自己のアイデンティティにとってはとてもとても重大な瞬間だったのだと思います

「子どもだったんだ」「大人にならなきゃ」そう捉える生徒に対して先生は、ひいてはブルアカという作品は一貫して「急いで大人にならなくていいんだよ」という解答だと思います
これはベアおばの「大人に利用される存在として『子どもは所詮子ども』」と捉えているのとは違います
実際にキヴォトスが生徒の力で回っている以上綺麗事になってしまう場面もありますが、周囲に大人のような役割を求められている生徒も子どもに戻る瞬間があっていいし、そのために頼る相手がいないなら自分を頼ってほしい

ある種先生のエゴでもあり、例えばカンナの絆エピでは押し付けが過ぎて呆れられるようなシーンもあります
カンナの場合は本人がその大人的な役割に納得して満足しているのでそのままでいいし、それは先生とのやり取りがあったからこそ再確認できたことだと思います

では今回のカズサはどうなのか
それはまた後ほど語っていきます

この返答からもカズサと先生との捉え方の違いが出てますよね
ほんとうにそれでいいの?まだ解決していないんじゃない?とでも言いたげです
含みをもたせる表現の多いこと多いこと
いいですね解釈の余地があって



あぁもうめちゃくちゃだよ

そして後日カズサとの相談はまだ続くようで

初見時の自分もカズサと同じく「これってカズサ側の問題なんか…?」とはてなマークが浮かんでいました

そして問題のシーンですよ

かわいすぎるだろっ!
ナツがノリノリなのは当然として、アイリもノリノリなのがだいぶギャップを感じていい
アイリは純粋ないい子なんだけど悪ノリも自然とできるという隠れたおもしれー女ですよこの子

そしてほぼ変化のないヨシミよ
もう素がスケバン、素でヤンキー
別にヨシミ自身にスケバンの過去があるわけでもそういうのが好きなわけでもなさそうなんだけど、もう魂が根っこからヤンキーなんですよね
仲間想いで自分の感情に素直で言葉遣いが荒くて真っ赤なパーカーで……
逆になんでこの子ヤンキーじゃないの?

よくよく考えればトリニティでパーカーにスポーツバッグってだいぶ浮いてるな
ヨシミ……こいつのポテンシャルはとんでもねーですよ…

いい子過ぎて泣けてきます…
おじさん弱いんだよ…
こういう誰かのために馬鹿やれる青春らしさに……

ただ悲しいことにその想いはカズサにうまく伝わらない、というか外からのアプローチだけで解決する問題じゃないんですね

恥ずかしさとは前述の通り「『他者から良くない認識をされる』と本人が思い込んでいる」というあくまで本人の問題
なので周りの人間から「そんなことないよ」と言ってもらうのは必要なステップですが、それを本人が“優しい気遣いをされた”と受け取ってしまうと解決には繋がりません

私にも思い当たる経験しかありませんが、中高生にとって言葉を額面通りに受け取ることのいかに難しいことか
スイーツ部の面々と付き合いが長い分そういう気遣いのできる子たちだとカズサが思っているからこそ、なのかもしれません

そんなすれ違いにやきもきしているところに

あーあ、最悪なタイミングで来ちゃったよ

あーもうめちゃくちゃだよ

このすれ違いが多重の玉突き事故を起こして収集つかなくなるのめっちゃ好きです
ナツは悪ノリしてる自覚アリそうですけど

はいここで2つ目の賛否ポイントです
この一連のノリに先生もウキウキで乗っかってしまいます
これを不快に感じる人が多かったようです

自分も不快とはいかなくてもやっちゃうんだ?!と驚きました
しかもその後

カズサの重い独白が挟まることで余計に悪者感が出ちゃっています

せっかく選択肢があるなら参加しない選択肢も用意して欲しかったと思います
「とりあえずレイサを落ち着かせよう!」みたいな
もしくは戦闘後にフォローする選択肢と別に「ごめんなさい…」と謝る選択肢があれば溜飲を下げられたのかもしれませんが、当事者なのに庇うような言動はダサいですよね

今回のシナリオはカッコいい大人の先生の時間が長いのでたまに出てくる距離感バグり先生との違和感を覚えるのだと思います
この振る舞いが嫌いだ、という人も当然居るかと思います

ですがね〜、ここで先生が道化になるのは必要ではあったと思うんですよね〜
先生って『大人』じゃないですか、もう『子ども』ではないんですよ
けど『大人』でもふざけたり遊んだり失敗したりしてもいいと思うんですよね
先生なんて生徒に助けてもらってばっかりですし

でも生徒から見るとそう映ってないのかもしれません
特に知り合って日の浅いカズサには

カズサは昔の自分を『子ども』だったと恥ずかしく思っている
ならば『大人』である先生はその対極の人間だと考えているのかもしれません
恥ずかしいことをしない、分別のある、『子ども』じゃない、そういう存在が『大人』であると

『大人』は責任を負うものだと先生は口にしますが、だからといって常に完璧人間でなくても、『子ども』らしいところがあってもいいじゃないですか?
それらは矛盾しないと思います
『大人』の子どもっぽいダサい姿をカズサに見せることって必要なステップだったのかもしれません

にしても荒療治ですがね
カズサだから落ち着くところに落ち着いたし、スイーツ部とレイサだから上手に転がったところはあるでしょう
自分はそこも含めて先生のよくやる「生徒を信じる」ムーブの一貫だとも解釈しています

これぐらいにしてストーリーに戻ります

レイサをのして事態は落ち着きますが当然カズサはブチ切れ
一方でナツの悪ノリが止まらないところ

えらい!
空気をぶった切って思ったことを言えるのえらいよヨシミ
なかなかできるもんじゃない
もうヨシミの株が爆上がりですよほんと

そしてちゃんとそれが伝わるナツ
どこまで本気でどこまでおどけているのかを推察するのは難しいですが、行き過ぎても止めてくれる信頼のもと好き勝手やっているように見えます

ついにこのときが来てしまった…
カズサの想いがレイサに伝わってしまいます
ろくに話したことないと言っていたのでこれが初めてだったのでしょうし、どれだけの衝撃だったのか

決してカズサは悪くないのですが、どうしてもこの場面はレイサにも感情移入してしまいます
レイサはこれをどう受け止めるのか
次に続きます



レイサとの夜会話

その日の夜先生はレイサを呼び出して話をします

ぐわああああぁぁぁぁぁああぁぁぁぁああ
切ない、胸が締め付けられる

“そういう話じゃないから、顔を上げて。”

この台詞がよすぎる
会うなりレイサが一方的に話して結論を急ぐ、でもその顔はうつむきがちで……
この一言でシーンの情景が鮮明に浮かびます

初見時のレイサは話を聞かずにカズサに迷惑をかけるメイワクな子であったのは間違いないです
ただそれはカズサから話を聞く機会がなかっただけで、聞いた上で分別のある選択ができる子だったんですね
自分の生きがいと言ってもいいような大事な部分ですら、他人の迷惑になるなら我慢してしまう子なんですね……

その後キャスパリーグの噂がスケバンの間に広まりレイサは追われることになります
レイサ自身にとって整理して飲み込むのにまだ時間が必要なはずなのにこの子は

うおおおおおおおおおおおんんん
そんなこと笑顔で言わないでくれ
苦しい、苦しい
先生ではどうすることもできない無力感がこれ以上なく襲ってきます

ここにもまた背負わなくていい『責任』を一人で背負おうとする生徒がいる…
なんとか…なんとかしてくれよ先生…!

先生が口を挟む暇もなく、レイサは「挑戦状」を先生に手渡し、先生への感謝、カズサへの謝罪を述べます

ただ最後に少しだけ本音を語ってくれます

バカバカバカバカバカレイサ
なんでそんなことを笑って言うんだよ
ちくしょう…………


私の情緒はこの一連のシーンでボコボコにされました
レイサへの先入観もあってエモいシーンが余計に感傷的に映ってしまって…
何回ブルアカに殴られれば気が済むんでしょう
感情ボコボコになるのが気持ちいいので今後もやめられないと思います(ドM)




カズサとの夜会話

レイサはそのままスケバンとの闘いに消えてしまい、先生は預かった言伝とともにカズサのもとへ

カズサの逡巡がこの間と微妙な表情変化から伝わってきます
気づいたとしても何も聞かずに去ることもできたはずです
でもそうしないのがカズサなんですね
鈍感になりきれないというか他人になりきれないというか
優しさ、と形容してもいいのかもしれません

こういう1しか言わずに10を伝え合うコミュニケーションが奥ゆかしくてたまりませんな
カズサが断れないのを分かっていて言ってる先生が憎たらしくてニヤニヤしてしまいます

うおおおおおおおおおおお!!!!!
こんなのもう確定演出でしょ!!!
腐れ縁のライバルを貶すところから入るのはもう1周貶し終わってから「でも」に繋がる王道展開ですやん!!!

たまらねぇぜこのイケメン
こっからはずっと嬉しいやらワクワクやらで拳を握りしめながら読んでいたと思います

ここでこのシーンのサブタイトルを見てみましょう

印象的なセリフがタイトルになってるオタクの好きなやつじゃ〜〜ん!!
読み始めるときにこれが表示された時点でうおれるぐらいには熱さが最初っから伝わります
なんなら特殊演出でカズサとの会話後にタイトルドドン!と出すアニメを観た気すらしてきます

グレンラガンにスイーツ部回ありましたよね?(存在しない記憶)



スイーツ部最高


レイサを助けに行くぞおおおおお(でもどうなれば解決なんやろ…)と色々考えながら読み進めると

うおおおおおスイーツ部最高!
あんなことがあったのにまったく何も変わらず助けに来て言い合いして茶化して…
多少のことでは揺るがないこの安定感がスイーツ部なんだと何度となくこれでもかと見せつけられます

そしてまたクサい台詞をノリノリで言うナツと観察者羞恥が働くカズサ

この本気でぶつかりあってるのにどこか澄み切った青春の風が吹くような爽やかさ
あぁこれこれ、まさにブルーアーカイブ

そして孤軍奮闘するレイサのもとへ

自分で言って自分でツッコむのが独りであることをより強く印象付けますし、独白として本音が出てしまい

レイサぁ…… お前はさぁ…
この感情は最終編第3章のリオを見ているときと同じです
感情や願望をうまく吐き出せずに内に溜め込んでしまう子たちが一人のときに見せる本音の表情がたまらなく狂おしいほど心を掴まれます

レイサとカズサの共闘だああああ!!と思ったらスイーツ部の登場シーンでレイサは気絶してしまった模様
ほんとに限界だったのかな…  お前はさぁ……

そしてこっからは放課後スイーツ団の舞台!
当然ナツが黙っているわけではなく

どすこいヨシミすき
ほんとこの子は直感的に動く分、調子に乗っていいとき悪いときがよくわかってる

真剣な顔してアホやってるのが一番おもしれーんだから

そしてここ!ここ見てください!

今まで先生は別枠として強く批難しなかったのに宇沢やスケバンと同枠でキレられてるんですよ!!
いやー感慨深いですね…
途中で語った『大人』や先生だって特別な存在じゃないんだよってようやく伝わったような気がします
生徒をキレさせるのには定評のある先生ですからね、これもPerfect Communicationですよ

んでスケバンとの抗争が一段落し気づけば朝に
カズサの慣れてる感もうまく出してます

ここ細かいんですけど自分のブルアカだいすきポイントです
読んでると知らない単語が出てきて「ん?」ってなることあるじゃないですか
ゲマトリアみたいなあえてそうしてる場合を除き、すぐに誰かが聞き返して答えてくれるんですよね
話がただ分かりやすいだけじゃなくて些細な疑問→解消があるおかげでちょっと気持ちいいというか、そのちょっとした起伏で文章が平坦にならず興味を持続させる効果があると思うんですよね

ほんっとうに細かいしそう感じているのは自分だけかもしれませんが、読ませる工夫に富んでるなとよくよく感心しきりです

カズサもナツもアイリもヨシミも自然体で…
これが…青春の味かぁ……沁みるなぁ……

そしてレイサは寝かせておいて大丈夫と元カノみたいな匂わせ方してくるカズサ
ろくに話したことないのにお互いのことをよく知ってて意識しあってて……エモいなぁ
百合というよりは少年漫画のライバル的な文脈でしょうか

そして

おいおいおいおいおい
いいのか、カズサ……

挑戦状を渡されたときあんなに察しがよかったカズサが、ここで返すことの意味とそれをレイサがどう捉えるかなんて分からないはずないじゃないか

カズサが自分の意志で挑戦状をレイサの元に置いていった
これ以上言葉にするのは野暮かもしれませんが、カズサ自身がこれまでのレイサとの関係性、さらに過去の自分自身も肯定できた瞬間だと思います

カズサが一歩踏み出せたところでこの笑顔ですよ

笑顔も朝日も眩しいなぁ
あぁよかったいいものを観れた

ここでイベントストーリー終わっても満足感あったと思います
なのにまだ続くんですよこの神シナリオ

手厚すぎるぞおい



キービジュ回収綺麗すぎる


後日談としてカズサから感謝を述べられます

この辺りから察するに先生ははじめからカズサの抱える問題と解決の道筋が見えていたのかもしれません
ただ展開が意図したものかは怪しいですし、「こう育ってほしいなぁ」と願った通りに育つ子どもなんてほとんどいませんからね
結局はカズサ自身が成長できたからこそのハッピーエンドだと思います

前置きにつらつらと書いたことの結論としては、経緯がどうあれカズサ自身が納得して感謝を述べている以上これが正解のルートだったのかなと思います

過去に蓋をして今を生きるのも、過去を認めて共に今を生きるのも、それぞれの人にとっての正解があります
ただその過去が本人にとって楽しかった過去だったとしたら、それを今が否定してしまうのは悲しいなと私は思います


一件落着、ではあるんですがなぜそんなカズサがスイーツ部に?という理由を恥ずかしそうに語ってくれます

え、エモ
エモ
エモモモモモエモモエエエえええエモおおおおおお?!???!

えー!聞いてないよこんなエモいエピソード!
咀嚼するのに時間がかかってます
順番に噛み砕いていくとまず昔のカズサはやっぱり楽しそう
そして目に止まる、そのシルエットがアイリなんですね〜〜〜〜〜

人生を変えるのは劇的な出来事ばかりじゃないんですね
何気ない、ほんとどこでも見られそうな風景だったのでしょうが、普通だけど普通じゃないアイリの魅力がそこにあったのでしょう

それをカズサはこう表現します

やわらかくて、暖かい……
いい、すごく詩的で、簡潔で、でもこれ以上に当てはまる言葉が見つかりません
添削の必要などありません!

ストーリー序盤にもあった、先生に話しているうちに自分の中で整理がついて言葉が見つかっていく感覚
ほんとうに巧みですね

分かっていても直接言うのではなく気づかせる
先生冥利に尽きますね
それをずるいというカズサも含みがあってほんま奥深くて狂いそうになる

先生がスイーツ部を訪れた際にナツの言っていた言葉

カズサがこのことに気づいて、その歪さを許せるのかが今回のシナリオのゴールであり、今まさにゴールテープを切りました

おめでとうカズサ
ほんとうにありがとう放課後スイーツ部
ありがとうブルーアーカイブ

カズサの物語がキレイに締まったあと罪なきスケバンをしばき、なんとCパートまで用意されてました?!

もう放課後スイーツ部の大ファンになっちゃったので永遠と他愛のない漫才を見ていたい気分です
そうやって余韻に浸っているとき

えっ
えっえっえっうそうそうそだ
そっちも回収してくれるんですか!?
全員救ってくれるんですか???!!

うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!
きたきたきたきたきたきた!!!!!

カズサの悪友としてレイサを暖かく迎えるスイーツ部、ここぞとばかりに弄ぶナツ、それに悪ノリするヨシミと止めないアイリ……
そしてレイサとカズサ……
挑戦状の下りで匂わせてくれるだけでも十分だったのに模範解答まで用意してくれているの感謝しかない

しれっとアイリ入れてないのすき
そんなカズサをさえぎるように

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!

もうほんと嬉しすぎて涙出てくる…
まさかこんなトゥルーエンドが待ってるなんて思いもしなかった…


そしてこのスチルですよ…!!
うまい、上手すぎるっ!!!
予告のときの第一印象から、全員のキャラクター性を掘り下げ、紆余曲折あり、関係性は変わっていないけどそれをどう捉えるかの内面が変わっているから意味合いが変わっている

放課後スイーツ物語、最高でした



まとめ

というわけで長文&駄文失礼いたしました
初見時の興奮や再読時の噛み締め具合が伝わっていたら幸いです

こんなにも素敵ですごい部活のシナリオを始めたての頃に読んで「これソシャゲのイベストってレベルじゃねーぞ!」となれたのはいい経験でした

ほんとうにこのお話が好きすぎて初見時から今回の復刻まで刺さって抜けず、そして今後もずっと胸に残り続けると思います

復刻されたしせっかくならブログにしたいしで改めて読み直すと、ブルアカらしい良い点も他であまり見かけない良い点もたくさん見つかって非常に楽しかったです

例えばこんなに複数人の間で矢印が飛び交ってる部活も少ないと思うんですよね
カズサとヨシミ、カズサとアイリ、カズサとナツなどそれぞれに違う種類の矢印が向いている

その特異さはスイーツ部自体がなにかの活動を目的に集まったわけでも、誰か一人のリーダーシップで成り立つわけでもない緩さからなのかなーとか考えてます
だからこそ柔軟で、ちょっとした亀裂やヒビが入った程度じゃ揺るがない
サクラコ様とかツルギとか入ってきてもスイーツ部として在り続けられる、そんな懐の深さを感じます

復刻時の変化としてもう一つ大きいのはレイサの実装ですね
当然天井でレイサをもらいまして絆エピソードを見ました
しっかりレイサの掘り下げをしつつ、絆エピソードの中でひとつ、またひとつとレイサが成長してくれました

見慣れた光景も誰かと一緒に見ると変わって見えるってのは王道ですがとてもエモいし、ナツのいう「ロマン」や美食研のハルナのいう「美食」にも繋がる考え方だと思います

それを先生との色恋の方向に持っていくのはもったいないんですよ
もっと広くて大きくて深い感動的な気づきなのに

先生という他者を通じて自分や周囲の新たな一面に気づく、ぐらいの塩梅の絆エピが好物なのでその点レイサは最高でした

あと声がウザカワすぎるだろ
テンション高くて暑苦しい生真面目さのあるウザさで、コユキとはまた違うウザさを産み出してくれました
ほんとうに命を吹き込んでくれる声優さんたちに感謝感謝です

また復刻に合わせて公式漫画 あおはるレコードのスイーツ部回 が更新され追加エピソードとして一億兆点なので、まだ見ていない方はぜひ



おまけ

ここからはちょっとした近況語りになります

最終編以降のブルアカは正月便利屋、忍術研究部2つ、メイドゲーム部というイベント更新でした

便利屋はさておき、忍研とゲーム開発部はブルアカを代表する好きなことにこだわる部活です
それを子どもらしいだとか古いだとか周囲にいくら馬鹿にされようとも

好きなものを好きなままでいい、というメッセージはブルアカ全体を通して感じますし、オタクを肯定してくれるようで安心感があります

その点ではスイーツ物語もそういった過去を肯定するお話だったと思います


完全に個人の話になるのですが、先日劇場公開された「グリッドマンユニバース」を観て熱くなり、オーイシさんの「uni-verse」を聴いて熱くなったオタクにはタイムリーだなぁと勝手にじ~んときてました
オーイシさんのグリッドマンの曲はどれも少年の頃の夢を肯定している、熱くて優しい名曲ですよね

自分は特撮好きというわけではありませんが、それでも十二分にメッセージが伝わりましたし最高な作品であり大好きな曲です

例えば「インパーフェクト」の2番サビ

大切なあの人を想う時
誰だって小さな主人公になれるはずだよ

とかまさに最終編第3章のアリスの台詞だし

「uni-verse」の1番Bメロ

自由自在に手を伸ばしたシナリオ
ジャンクだらけに見える今日の日も

なんてブルアカのキャッチコピー「何気ない日常で、ほんの少しの奇跡を見つける物語」そのままだし

2番サビの

そして時間さえ越えて いま君と交わる

はクロコやプレ先のことを語っているようで…

すっげぇブルアカと親和性あると思うのでグリッドマンを知らなくても聴いてみてほしいし、いつかどなたかが音MAD作ってくれるの待ってます(他力本願)