です。
でも感嘆に喘いでいるだけでは、いつかこの気持ちも薄れて思い返せなくなってしまう。
なにかしらの言葉にしておきたい、そんな気持ちで書き始めます。
主題は今バージョンの感想なのですが、これを機にこれまでの鳴潮に対する想いもまとめて書いちゃおうと思います。
前提として、私は鳴潮やその開発元のKURO GAMESさんについて浅い知識しか持ち合わせていません。
鳴潮のオマージュしているであろうジャンルや作品についてもあまり造詣がありません。
誤りや不適切な文言がありましたら、コメントにて指摘していただけると幸いです。
ないない尽くしの一般オタクの戯言でよろしければ、気になる項目だけでも見ていってください。
注意点として鳴潮Ver.3.1までのネタバレを含みます。
また、記事に掲載している画像の多くを夜宮祭 様(X ,Youtube )の動画から引用させていただいております。
この場を借りて感謝申し上げます。
(容量いくら増えてもいいからゲーム内でムービーも会話シーンも見返させてくれ~~~😭😭😭)
これまでの鳴潮について
自分の鳴潮に対する印象を思い出語りしながら書いていきます。
キャラの入手日を見るとどうやら2024/05/26開始。
モチベーションの浮き沈みはありましたが、ログイン日数を見るとほぼ毎日プレイしてきたようです。
始めたきっかけは単純で「グラいいソシャゲ出たから触っとくか」てなもんでした。
中華ゲーあるあるの難解な序盤も美人なお姉さんに囲まれ満更でもなく、爽快なアクションと快適な探索とでプレイ続行した気がします。
とはいえ、自分はグラやアクションよりもストーリーとその魅せ方が性に合うかどうかでゲームを選んでいます。
据え置きなら多少のことには目をつむってゴールを目指しますが、ソシャゲは終わりがないんでね……。
その点で鳴潮はどうだったかというと、最初期から‟ABSOLUTE CINEMA” としての片鱗は見せていたと思います。
当時の自分はメインストーリーよりも連星任務を評価していました。
凌陽の連星任務は表情豊かに、人であろうとする獣の健気さが前面に出ていました。
吟霖、長離、アンコの連星任務は言わずもがなですよね。
(…………書いていて思いましたが、どれも浮世離れしていたり孤独を描写していたり、今思うと漂泊者の立場を示唆するものもあったのかな…… オタクの考えすぎか?)
リナシータに入ってからは道中の会話までも凝った画角で魅せてくれるようになり、映像作品としてのクオリティが一段二段と上がっていきました。
王道でありながらも鳴潮ならではの描き方を楽しめていた、これがこのゲームを続けてこられた大きな要因かと思います。
先ほどグラよりも……と言ったものの、キャラクターデザインの好みが自分のドストライクというのは間違いなく関係しています。
鳴潮のデザインって正直”最先端”ではないと思います。
クオリティは時代の最高峰でありつつ、我々オタクがどこかで通ってきた匂いを感じさせてくれる。
新しすぎてもついていけないオタクにとっては非常に心地のいい感覚でした。
「こういうのいいよねぇ~!」が共有できる作品を追えるのは幸せなことですね。
音骸についても素晴らしいデザインが数えきれないほど登場してワクワクさせてくれます。
各地方のお気に入りを並べるとこんな感じ
伝説の生物、ファンタジー、ロボと選り取り見取りです。
バイポーラの量産機感好きなんですが、さすがにシギルムが越えちゃったかな……彼かっこよすぎるよ……
とはいえ、ゲーム全体で見たときには欠点の目立つ作品でもありました。
翻訳が微妙だったり、忌炎の武器効果表記ミスからのメアド開示だったり、不安要素しかありませんでしたね。
今でも「音骸セット増えていくのにバッグの上限変わらないのどうにかならん? 」
「ラハイロイの敵、飛ぶわ範囲攻撃だわホーミングだわで無敵ないとやっとられんぞ! 」
「ナビや自動運転はありがたいけど精度はうーん…… 」
「もうちょい色々軽くなってくれたら映像美楽しめるなぁ~ 」みたいな細かい不満はあります。
そういった不安や不満をフットワークの軽い更新で改善してきたのも「信じて続けてみっか……」の気持ちにさせてくれました。
特に鳴潮は金にならない改修を頻繁に(それこそバージョン毎に)やってくれるので、ストーリー更新よりもどうゲームが快適になるのかを楽しみにしている節はあります。
ちなみに今バージョンでは全キャラクターの歩き方が変わっています、変態すぎる。
(ブルブル揺れすぎてる子もいますが、お姉様方がより優雅になっていたり、服装が揺れに反映されていたりで全体的には好感触)
色々と脱線しましたが、ずっと熱量が高かったわけでもない、思い返せば欠点の方が多く見つかる、なのにどのOWゲームよりも長く続けられてる、自分にとってそんな不思議な作品です鳴潮くん。
だからこそ、このゲームを「やってきて良かった」「最高だ」 と手放しに褒められる機会を、自分はずっと待ち望んでいたのかもしれません。
潮汐任務第三章・第三幕 『旅立つ星』
ようやく本題の、Ver3.1にて追加されたメインストーリーについて話していきますか…………。
話したいことがありすぎてとっ散らかると思うので、まずは大枠の話をしてから細かい点に触れていきます。
ストーリーテリング
これまでの、いや今もなお、鳴潮のストーリーは完璧完全ではありません。
特に感じるのは”シーンの継ぎ接ぎ”による説明不足です。
〇(実例挙げつつ苦言、興味あればどうぞ)
絶賛したい今回のストーリーにおいてもそれはありました。
例を挙げると今回の最終盤、ヴォイドスペースから帰還してエイメス(空から )を見つけるところまで。
雪山で太陽の精霊を追う、気づけば学園のコックピット前の人だかり。
直前までなんでもアリなヴォイドスペースに居たのも相まって「これは現実?過去?未来?」となったプレイヤーも多いかと思います。
その後の描写から順当に時間の進んだ現在だと分かりますが、その分かりづらさは別に面白さに寄与しないんですよね。
あえて語らない”欠落”が、のちのち回収され物語の深みを増すなら必要な”欠落”となりますが……
「やりたいことはわかるけど唐突だね笑」こういうのが鳴潮くんは多いです。
故に「語られなかったことに意味があるんじゃ……」と好意的に解釈する意気を削いでくる
…………絶賛する記事とは思えないくらいのディスですね
これは今までずっとそうで、今回もそうで、これからもずっと存在すると思うのでちゃんと言葉にしておきたかった。
鳴潮のゲーム体験として大きな欠点で、かつ一言二言セリフがあるだけで全然違うのになと惜しく感じる点でもあります。
これが尺の制限なのか、開発の都合なのか、納期の限界なのか…… 改善していってもらいたいです。
熱弁しといてなんですが、自分がこの記事を書くに至ったのは、その手のひらを返したからです。
「鳴潮くんやればできんじゃん!!」 って
いやむしろ、期待を超えすぎてて「君のこと信じてなくてごめーーーーん!!!」の気持ち。
閑話休題
今回のストーリー、特にエイメスと2人行動になってから、煩雑なシナリオを非常に分かりやすく伝えることができていました。
タイムリープものとしては、同じ鳴潮内だとルパとミアが主役の第二章第六幕でも語られました。
あちらは専用ページのUIによって時間軸を視覚的に伝え、点と点をつなぎ合わせる働きがなされていました。
背景説明もあり手が込んでいた……が本編で説明しきれなかったともいえる
(ルパ・ミア・カルテジアの対比、漂泊者の独白が想定外で強く印象に残っているお話です)
一方、第三章第三幕においてはそういったUIは存在せず、テキストとムービーによってのみ描かれました。
墜落した衛星でラハイロイやソラリスの過去を知り、クレメントおじさんを悼みながら漂泊者とエイメスが主役に変わっていく。
ストーリーの主題が世界の謎から二人の謎にぎゅーっと絞られピントが合っていく。
明かす情報の密度と緩急を調節して、エモーショナルでありながら畳みかけるように出来事が繋がっていく。
二重の感動が押し寄せて身動きできなくなる、あまりのインプットに脳がおぼれるような感覚。
「あれは何だったのか」とひっかかる場面はあるが、ほどなくしてごく自然に明かされ膝を打ち、その時の心情に思いを馳せ天を仰ぐ…………。
そんな極上のゲーム体験が、ここにはありました。
作中の時系列について有志の方が(推測も含めて)各所でまとめてくださっていますが、自分の整理のためにも書いておきます。
まずエイメスについて
A:エクソストライダーと共鳴、アレフ1を封印
B:幼少期、湖に落ちたところを漂泊者に救われ共同生活
C:スタートーチ学園入学後、訓練中にヴォイドストーム観測、救助のためエクソストライダーの共鳴者(不完全)に*1
D:デジタルゴーストで十数年過ごしてから、漂泊者がリアクタードライブを手に入れたことで現界
E:シギルムから周波数を取り返し、完全なエクソストライダーの共鳴者になる
F:時間遡行によりエクソストライダーと接触、アレフ1の封印
第三者から見て時系列順に並べるとこうなりますが、因果関係から考えるとF→A、B~E→F→A……となってしまう。
エイメスが救った世界で生まれ育ったエイメスという鶏が先か卵が先かのループに。
同じく漂泊者も並べると
B':湖にて幼少期エイメスを救出、共同生活
C':エイメスが入学できる年齢で離別。(この頃リュークやモーニエとも面識アリ)
D':陽換えの儀の諸々でリアクタードライブのコアが手元にありエイメスを視認できるように
E':エイメスが吸収した(?)シギルムと共鳴し、エイメスの精神世界からヴォイドスペースに侵入
F':幼エイメスを押し上げるも力尽き呑まれるところを(F→Aを経た)救世主エイメスに助けられる
G:エイメスのお守りと共に現代に帰還、エイメス(空から )と出会う
こちらもエイメス同様、因果で考えるとE'→F'→B'となります。
ちなみにまだ完璧には理解できていない部分があって、漂泊者のF'からGにかけてです。
こちらゲーム中ではVer.3.0序章にて、初めてアレフ1と対峙したのと同じシーンです。
だとするとこれはC'とD'の間、つまり現代エイメスと出会う前の出来事ということにもなります。
ここからは私個人の妄想になるのですが『そのどちらも正しい』と考えています。
順番に整理しますと、まずF'で幼エイメスを押し上げ消えかかった漂泊者、彼はここで死にます。
3.1で力尽きた漂泊者、それこそが3.0で降ってきて青色の帯に変化した漂泊者自身です。
ここで映像にひとつミスリードがあって、初見時はこの青い帯の拘束も周波数の流出も、敵(アレフ1)によるものだと当然認識します。
しかしアレフ1の影響はヴォイドスペースとそれによる周波数の流出のみ、青の帯はむしろ落ちていかないように繋ぎとめているようにも見えなくもない。
そう考えると救世主エイメスが青の帯を握って微笑むあの描写も納得いきませんか?
自分と旅を共にした漂泊者の懐かしい記憶に触れたと考えれば…………爆泣
そしてエイメスによって振り払われたように見える拘束、あれは3.0漂泊者の中に吸収され(記憶として引き継ぎ)*2 、その3.0漂泊者が3.1世界に戻ってきた。
つまり我々が今操作している漂泊者は3.1までの記憶と3.0の肉体を持った漂泊者ということになります。
じゃあ3.0に居てリンネーモーニエと駆けた漂泊者は?というと、エイメスよろしく異なる時間に同時に存在している状態と考えると説明はつく。
~Ver.3.3後の追記~
第3章第5幕ではエクソストライダーに乗り込んでアレフ1のロボ形態と戦います。
正式名称は「鳴式・虚構神機(アレフ1の造物)」
説明文から推測するとアレはエクソストライダーの「可能性」を投影したもののようです。
鳴式によって汚染されたエクソストライダーの姿、と言えます。
ここでYoutubeに解説・考察動画を投稿されている方の考えを聞いて目から鱗が落ちました。
アレフ1がエクソストライダーを縛る帯も(虹色がかった)青色をしていて、この落ちてきた漂泊者の帯と酷似しています。
ですので、落ちてきた漂泊者もアレフ1による投影だった、というものです。
確かに腑に落ちるな、と思いつつも公式からの説明があるまでは自分の主張も捨てません。
アレフ1によるものだったとして、その後のエイメスの表情があんな微笑ましくなりますかね?っていうただの感情論です。
第3章第5幕を踏まえると、エイメスがヴォイドスペースで見つけたのは疑似ドライブがなく敗北した漂泊者とエクソストライダーだったのかな?とか妄想が膨らみますね。
(個人的にはアレフ1がソラリスとはまったく別の文明で飲み込んだ、別個体の漂泊者(御者)とエクソストライダーのペアだったと爆裂ノー根拠妄想しています)
結論ありきの考察にはなりますが、ここまでの描写を汲むとこんな感じかと。
他にも、エイメスがヴォイドスペース内で拾った漂泊者の周波数、あれが倒れた3.1漂泊者?とか
エクソストライダーの残骸もあったことから、もっと色んな(失敗)世界線が混ざってる?とか
エクソストライダーや漂泊者は量産機?とか
アレフ1の「文明を喰う」とは他の星のこと?他世界線のソラリスのこと?とか
いろんな可能性と疑問が尽きません
これもある種『説明不足』ではありますが、重要な本筋なのでそのうち補足説明があると期待しています。
長々と語りましたが、まぁ~~~複雑ですよね。
でも細部を除けば初見で8割理解できると思います。
なぜかと言えば、まず台詞による補完。
エイメスの「先に『結果』があって、後から『原因』が訪れた」、漂泊者の「(彼女を助けたのは~)」。
これらによって作中キャラの理解に読み手が追い付くことができます。
前述のルパのストーリーでも、漂泊者自身の整理によってぐっと理解が深まり(というか解釈が一意に定まり)、その後の展開に没入することができました。
さらに今回は過去回想に登場するのが制服姿の漂泊者、どの時間軸のお話か瞬時に理解できました。
幼女少女女性といった年齢の変化はまだしも、服装にここまで文脈を持たせて描けたことに感心します。
これまでもブラックショア編などで過去の漂泊者は登場していますが、違う人物だと強く認識できたのは今回が一番。
ついでに舞台がギンヌンガミール、精神世界、ヴォイドスペースと限られていたのも良かったのかもしれません。
前回のモーニエがそうでしたが、各地を移動して話を聞いてお使いをこなして……とやっていると何が主役で本筋なのか、行動の一つ一つが説明的になりすぎます。(正直急に始まった陽換えの儀よりもロイ族の歴史聴いてる方が面白かった)
行動原理についても「真実を知りたい」という想いが漂泊者とプレイヤーとで一致していたためわざわざ説明するまでもありません。
だからこそほんの数時間の尺をエイメス一人に集中させ、ここまで描くことができています。
最近の鳴潮はキャラの掘り下げと本筋の進行を両立しようとして中途半端になっている印象があった(本編を進めなくていい幕間の方が面白くなりがちだった)のですが、ここまで濃密に素晴らしく描けるならお前の好きなようにやりなさい……(和室腕組み父親ヅラ)になっちゃいます。
〇鳴潮のキャラ再登場についての持論
ちょっと話を脱線させると、長らく鳴潮のファンコミュニティ*3 で問題視されていたのがこの点です。
いわゆる”使い捨て” 一度登場して主役になったキャラはその後ほとんど登場しないことを揶揄した表現です。
その理由として連星任務の削除であるとか尺だとか売上だとかetc、いろんな憶測や要望が聴こえますけども。
私としては既に述べた種々の欠点が悪さしていただけで、再登場の機会自体はそこまで問題ではないと思っています。
私が関係性のオタクでありつつもキャラ推しのオタクではないからそう思うのかもしれませんが、そもそもソシャゲのキャラについて「語られるべき時に語られた」ならそれで十分だと考えています。
一本道のRPGで再登場しないキャラが居たら”使い捨て”と感じるでしょうか?*4
語られていない不足を詰るならともかく、語る機会そのものを目的とするのは、長期的に継続していくサービスに甘えたプレイヤー側の怠慢とすら思えます。
(ゆえに、既存の関係性を擦るだけで目新しい情報のないソシャゲイベストに辛辣なオタクでございます)
どんな創作にも終わりはあるのですから。
「セブンヒルズのチャンピオンなんだからルパは狩猟に参加せぇよ」のような『このストーリーにはこのキャラが必要!』という指摘はまっとうなものですが、『キャラが再登場しないから~』と一括りに批難するのは個人の好みの域を出ないはずです。
むしろストーリーとして微妙であることを、「キャラがかわいい・かっこいいからええやん」と妥協や擁護をしたいなら理解できます。
鳴潮でキャラが多数登場したのは今州での北落野原の戦い(「俺もいる。」 )と月追祭、リナシータでのレビヤタン戦でしょうが、どれもストーリーとして・・・・・・・・ の面白さには寄与していません。
月追祭は相理要のキャラスト(いいお話でしたよね)のおまけでしたし、他2つは総力戦を演出するために必要だっただけで「一緒に戦った」ストーリーとしてそれ以上の意味はありません。
(モブ・音骸・フェンリコ等故人まで出演したのは、国家と歴史の文脈が乗って最高でしたし意味があったと言えます)
カルテジアが主役のお話に、カンタレラが登場し役目を果たすのとは訳が違います。
つまり言いたいのは、「プレイアブル総出演・総力戦が熱い」≠「登場キャラ多い方が面白い・少ないから面白くない」ってことです。
あれらは言ってしまえば、ただのファンサービスです。
(カルロッタとカンタレラの掛け合い、みたいなずっと見たかったものが見られるのは最高!)
ソシャゲとの相性はいいでしょうが、ストーリーに必要なのではなくプレイヤーを喜ばせるための演出です。
なので「プレイアブルキャラが再登場しないから面白くない」という意見は、個人の感想としてはともかく、ストーリーの質という面では的を射ていないように思います。
もちろん、エイメスのように前バージョンからいくつも仕掛けておいて回収するカタルシスもありますが、バージョン跨ったら別に回収されなかったりテキストで触れられるだけ、なんてのもソシャゲにはよくあります。
(鳴潮も割とそういうとこある、改善してクレメンス)
重厚な群像劇を描くために20時間30時間ストーリーを読ませることがソシャゲとして正解とも言えません。
(その時間で名作インディー1本クリアできてしまうので、それに見合う面白さがあれば肯定)
群像劇によって面白さが増す筋書きもあるでしょうし、もっとこの設定活かしてほしいと歯がゆくなることもあるでしょう。
アークナイツに対してであればそういう期待をもって読み進めます。
鳴潮が描いてきたものは、描こうとしているものは、果たしてどういったジャンルなのでしょうか?
この点について、なんとエイメスの口からごくごく自然に言及されました。
『ロードムービー』……これを口にするエイメスの幸福と決意を思うと胸が締め付けられます……。
この一言、そして漂泊者の素性と心情とが開示されたおかげで今までモヤッと抱えていた疑問が払しょくされました。
分かってるんならえぇ、お前はお前の道を進みなさい…………(背中向け涙ぐむのを隠し厳格親父ヅラ)
素晴らしいクオリティで圧倒すればファンサくれって気持ちも吹き飛ぶのは今回で証明できたはずです。
まぁすんばらしいストーリー見せた上でフルボイスのファンサイベントを今やってるんですけどね。
それぞれの後日譚が語られていてありがたいのですが、月追祭といい好評なものほど常設にしてくれない……。
鳴潮くんはようやっとる……ようやっとるけどもうちょいお願いします…………。
脱線に次ぐ脱線からようやく戻りまして。
これまで通りの映画ばりの画作り、美麗なムービー。
話を進め広げまとめる鳴潮らしからぬ丁寧さに驚かされ、書き手の思想も見せてもらって。
今後はちゃんと期待してお話を追うことができるようになりました。
鳴潮の感想や考察をたくさん見かけるようになったのも、この信頼・期待によるものだと思います。
詳しくはまとめの項で書きますね。
テキスト
鳴潮について自分の中で明確に諦めている要素があって、それはテキストの自然さ・味わい深さです。
これは鳴潮に限らずですが、海外発のゲームは翻訳を通す分ニュアンスが削ぎ落ちてしまうことから避けられません。
私が心酔しているゲーム「ブルーアーカイブ」の翻訳は最高峰のクオリティだと認識していますが、あれもローカライズを“注ぎ足す”ようなもので、原作者のディテールそのままではありません。
まぁ原作者の意図なんか分からんので、出されたものが面白いかどうかで判断するのが私のモットーです。
私が重視するのは一人称二人称の使い分けとか、シチュによる語尾の一貫性とか、婉曲的な表現の割合とか……
言葉のチョイスから人格や多面性を測るのが好きなオタクです。
この点において、鳴潮は正直残念な作品ではあります。
一人称の豊富さは素晴らしいのですが(さすがに貧道は初耳)、口調が安定しなかったり会話になっていなかったり、違和感を覚えることも多いです。
時たまグッとくる一言が混ざっているので侮れない面もありますが。
今バージョンでも傾向としてはあまり変わらなかったものの、『テキストで魅せよう!』という熱意を感じるシーンもあって驚かされました。
何回引用するんだって感じですが、幼エイメスと過去漂泊者との会話
まぁ~~~ここボロボロ泣きました。
幼エイメスが子供なりの気遣いと語彙で精一杯寄り添おうとする姿に胸を打たれて……
それと「……」に意味を持たせているテキスト大好物です。
それに対して答える過去漂泊者の言葉選び
このあからさまに“人間ではない”言い方、主人公の隠された背景が嫌でも気になってしまいます。
お次はエイメスの精神世界での寓話語り
声優さんの怪演も相まって『おかしい』の掛詞がバチィッッ!!と決まっています。
こういう言葉遊び大好きなのでもっともっとやってほしい。
ここで“猫を憎むものも”と入っているのがたまらなく大好きです。
パッと思い浮かぶのはフローヴァですが、他にも漂泊者と因縁があり敵対している者はいます。
そんな彼らも漂泊者を害したり利用したり、それぞれの人生が漂泊者によって彩られています。
敵も味方も関係なく、「登場人物たちは幸せだった」と表現してしまえることに目から鱗が落ちました。
〇鳴潮の寓話
脱線しますが、こういう寓話ももっとどんどん織り込んでほしいっす
多用するとくどいし、婉曲的・抽象的になって分かりづらさが増す危険性もあります。
しかし、色んな切り口からストーリーを物語ることでより伝えたいテーマが明確になるし、直接的に描写するのが酷な表現にも挑戦していけると思います。
スカーの黒羊とかアンコのメェ王国とか大好きなんです、今後もよろしくお願いいたします。
前述のストーリーの補足説明となるテキストや、それだけで味わいが増す光るようなテキストが今回見られました。
安定供給は難しくても、たまには美味しいもの食べさせてくれるかな~ぐらいで今後も期待しています。
いろんな要素が最高峰なゲームなので、修辞的なテキストにもこだわってくれたら嬉しいです。
演出
この項では前項とは対照的に、これまでの鳴潮でも十分異彩を放っていた物語の演出について語ります
鳴潮が他作品と一番違うのはどこかと聞かれれば、自分はこれを挙げます
『瞳の演技力』
鳴潮の力の入ったストーリーでは本当にどこでも見れないぐらい瞳が感情を教えてくれます
一例を挙げると、幼エイメスが漂泊者の苦悩に勇気を出して踏み込むシーン
これはほんの一例で、全編通して瞳が細かく動き、揺れ、光り、沈む…………。
「目は口ほどにものを言う」をこれほど痛感することはなかなかありません。
それこそめちゃくちゃ手間のかかった劇場版アニメ、それぐらいのコストを掛けてワンシーンが描かれています。
ここまでは今までの鳴潮でも十分に出来ていた観点なのですが、今回は表情とモーションまでもが最高of最高だったので共有させてください!
そもそも鳴潮は3Dのデザインバランスが神がかっていて、モブのおじいおばあすら顔がいいです
そのうえで今回は表情の魅せ方が繊細かつ優美で胸を撃たれました
特に衝撃的だったのは、やはり誰よりも長く見つめてきた漂泊者でしょうか
絶望にも近い諦観を述べる
子供なりの気遣いに微笑ましくなる
予想外の優しさに触れ動揺する
これら全て幼エイメスとの数分間の会話での表情変化です。
(というかあのシーンの一挙手一投足が、本当に頭がおかしいほどこだわり抜かれていて恐怖)
誰よりも見てきたからこそ些細な変化に気づかされる、なんなら過去漂泊者が出てきた瞬間に「あぁ……違う漂泊者だ」と納得させるものでした。
わかりやすくないのにわかりやすい…………素晴らしい…………。
モーションについても同じシーンから引っ張ってきます。
先ほど瞳の例で挙げたシーンから連続になります。
漂泊者の近寄りがたい深い失意に一歩引くも、一呼吸入れて踏み込むこの描写……。
その変態的な拘りに私はもう頭がおかしくなってしまいました。
続いて最終盤、エイメス(空)の指が触れるも滑り落ちた瞬間。
動画でないと伝わりづらいんですが、握り返そうと漂泊者の指が微かに曲がっているんです。
こまけ~~~でもたまんね~~~~!!!
ここまでの合わせ技として次のも載せておきます。
拗ねていじらしく漂泊者に当たるエイメス、寄りかかった体勢のまま甘えるように本心を吐露します。
視線、表情、動き……幼エイメスに関してはすべてが練りに練り上げられて至高の領域に達していました。
いたいけな愛情がこれでもかと描写されて気が狂いそうでした。
今時美麗なムービーで七変化する表情や外連味のある動きとともに喜怒哀楽をダイナミックに伝えてくれる作品はたくさんあります。(鳴潮もその一つ)
モーションキャプチャーにより、まるで映画のようにリアルに動くのも情感があっていいですよね(最近「Clair Obscur: Expedition 33」やったオタク)。
でも3Dキャラのモデルそのままでここまで幅のある魅せ方、特に“哀”の表現に度肝を抜かれました。
これを誰かが作ったわけで、まさしくゲームに命を吹き込んだ作り手に敬意を表します。
ここに声優さんの神演技が乗っかるんだからそれはもう……それはもうなんよ…………。
さて、もうずいぶん熱込めて語れたのですが、演出についてもう一つだけ。
これは構成の話にもなるのですが、今回は『対比』と『リフレイン』が抜群に巧みでした。*5
(関係性のオタク特効なだけかもしれない)
分かりやすいところで言うと、漂泊者とエイメス。
どちらも度を越えたお人好しで、自己犠牲を厭わず、周囲を愛し愛される人。
だからこそ、エイメスにかけた漂泊者の言葉がすべて漂泊者自身に降りかかってくるのがたまらない。
そこに憧れと模倣という文脈まで乗っちゃったらそれはもう…………愛でしかないですやん😭😭😭😭😭
それが儚くも美しく回収されたこのシーンを挙げておきます。
「楽しく生きてほしい」それだけがエイメスに望むこと。
「悲しみも幸せも感じてくれたらいい」それだけが漂泊者に望むこと。
まったく同じ形の愛で、同じ悲劇に苛まれている不幸で幸せな親子。
それまでの漂泊者を庇護しようと奔走する姿と合わせて、私の中でエイメスはただの娘ではなくなりました。
漂泊者がエイメスにかけた言葉が親の愛情であるならば、エイメスの言葉もまた親の愛情に違いありません。
漂泊者が“人間”として幸せに生きていってほしい、彼女を人にしてくれたのはエイメスなのかもしれません。
…………すみません、ここまで書くのに非常に時間がかかってしまいました。
画面の前でボロッボロに泣いてタイピングが定まらなかった。
自分の中で感情を整理すればするほど、後から後から溢れ出してくる。
…………っよし、気合い入れ直して続き書きます。
まだまだ道半ばなのでもうしばらくお付き合いください。
今回は『リフレイン』についても触れておかねばなりません。
これまでの鳴潮のストーリーではあまり用いられてこなかったのですが、今回は非常に多く、かつ印象的でした。
例えばこれ。
何度となく出てきた「曲げた人差し指で相手の鼻をなぞる」仕草。
覚えているものだと「幼エイメスがアザラシいじめてるのを窘める」「漂泊者が湖に飛び込んだのを窘める」「幼エイメスと約束を交わす」「エイメス(空)を通して漂泊者を慰める」
『注意』ないしは『約束』で使われているように思えます。
この何気ない仕草が、エイメスと漂泊者との穏やかな時間をなによりも雄弁に語っています。
(この仕草自体にはモチーフがあるそうですね。海外の方の投稿だったので後で確認しておきます)
他にも2DPV内でのエイメスの笑顔や台詞、3.0序章の再上映といい『リフレイン』尽くしでした。
感情に合わせて駆けあがっていく音楽まで見事でした
幼エイメスも漂泊者の気を引くために同じような握り方をしていますが、これも『リフレイン』意図したものかはわかりません。
シギルムとの戦闘での、我々が無数に見てきたパリィUIにも意図を感じずにはいられません。
公式が意図したものであるなしに関わらず、こういうのに気づく瞬間がオタクとして最高に気持ちええんよ。
情報としての伏線回収も物語の醍醐味ではありますが、こういった『リフレイン』は映像媒体だからこそできることなので、また一つ鳴潮が進化してくれたなと嬉しく思います。
キャラクター
漂泊者
成ったな…………主人公に…………。
困っている人がいるから助ける、これは普遍的な動機で特に説明するでもなく「まぁそんなもんか」と流せる。
ただそこに命の危険だとか、代償との天秤だとか、より本能的利己的な選択肢が入ってきたときに「それでも!」ができる人間はそう多くはない。
『主人公だから』で説明を済ませてしまってもいい、なんなら今までの漂泊者の言動はそうだった。
得は無くても面倒ごとに首突っ込んで、頼まれたらたいがい引き受けてしまう、よくいる『便利な主人公』。
そういったこれまでの描写と矛盾なく、けれど“漂泊者”としての人格を確立し歩き始めました。
俺さぁ……プレイヤーの感情移入先である無個性主人公だと思っていたキャラが、プレイヤーの手を離れて物語を転がり始める瞬間が大好きでさぁ…………
“漂泊者”という人物を好きになれた、愛せるようになったお話でした。
一番のお気に入りシーン
何も方策が浮かばない……それでも対話と歩みを諦められない…………。
これこそ俺の大好きな『主人公』そのものです。
ついでに一番あちゃ~ってなったシーン。
そんなこと言うから子供が真似しちゃうでしょ!
まったくもう…… でも、そう言うしかない。
この世界の異物であり、特異点だからこそ執着させてはならない。
これまでの、そしてこれからの漂泊者の別れを想わずにはいられない一言でした。
「それでも!」と言い続けろ、『主人公』。
周囲の憂いもなんのその、すべてを救ってみせてくれ。
エイメス
初対面での印象は「いろいろ狙って詰め込んできたなぁ……」で正直刺さっていませんでした。
ピング髪、歌姫、ロボ、ゲーム好き、いたずら好き、デジタル設定。
どれもプレイヤーに“ウケる”ための設定に思えてしっくり来ていませんでした。
ここで改めて謝罪させていただきます、本当に申し訳ありませんでした!!!
いたずら好きは生来の、歌ゲーム絵そのほかは漂泊者との日々で知ったもの。
一時は漂泊者の言うように自分の人生を謳歌してみようとした。
無限の可能性を持つ彼女が選んだのは、家族のための救世主。
ここまで見事に要素を回収してくれた以上こちらから言えることは何もありません。
とんでもない量の広告も素直に楽しむことができて良かったぁ。
(エイメスの描かれ方が微妙だったらコマーシャルの空気やばかっただろうなと背筋が寒くなります)
最高のキャラクターとストーリーをありがとう。
でも、まだ終わらせねぇからな!これからは一緒に苦しくも楽しい救世主家族になるんだからな!!!
より感動的なシーンは他にあったのですが、古傷がえぐられたシーンをご紹介
『救世主様』の我儘だいすき侍なんですけど、それが家族の心配ということで一泣き。
さらには漂泊者がエイメスに語った旅の足跡を喜んでくれていることで一泣き。
それで安心させてしまった、エイメスが旅立つ最後の決め手となってしまったことで爆泣き。
グッドコミュニケーションだったからこそ「自分がいなくなっても大丈夫」と思わせてしまうやるせなさ
ホシノとの夜会話を思い出してしまいます ホシノ……行かないで…………(古傷がひらく音)
ここで佐藤聡美様の神演技にも触れないわけにはいきません。
あまりにも多くの作品に出演されているのでこのキャラのイメージ、と雑に語れないほどのお方です。
そんなお方がここまでの情熱をもって作品に向き合っていただけたことに感謝しかありません。
どの作品に対しても真摯に向かっていらっしゃるとは思いますが、それでも特別に思ってしまいます。
3Dソシャゲの1キャラという自分の中の概念を塗り替えられてしまいました。
それはこの第3章・3幕を通じて「エイメス」という人物の生き様を見せられたからに他なりません。
私たちの見るエイメスの声色・言葉遣いの中に、エイメスの人生が間違いなく息づいている。
伝えたかった幼さを見せたり、大成した諦観を滲ませたり、自己や環境への憤りを隠せなかったり……
幼エイメスばかり紹介したので諦観滲ませエイメス
そのどれもが「エイメス」を形作っていて、重厚で魅力的なキャラとなりました。
ただテキストを読み上げるのではない、その人物が生きて喋っているように思わせる、声優の御業を見せつけられました。
本当にありがとうございました。
これからもどうぞエイメスのことをよろしくお願いいたします。
(佐藤聡美様がエイメスについて語られているインタビューについても是非 記事 )
リューク・ヘルセン
まだ案内役としての出番しかないリュークですが、もう味わい深いです。
個人的に好印象なのが2点。
まず、思わせぶりなだけじゃなく「後で語るよ。」を明言してくれること。
古今東西”何か知ってる思わせぶりキャラ”は登場しますが、彼らのなんとまぁ~しゃべらないこと!
話すと結果が変わってしまう、確定してしまう、みたいな理由があるにしろ気分良くはないんですよね。
先の内容知ってて匂わせるだけ匂わせて横からニヤニヤ覗いてくる友人、みたいな気持ち悪さ。
その点リュークは「後で話そう」を明確にしてくれているだけ清々しいです。
この「後で」が数年後とかではなく精々数週間で済むのもありがたいですね。
もう一つ好きなのはこのシーン。
明確にこちらを励まし、味方であることを表明してくれているところ。
容貌も設定も怪しいところだらけなリューク先生だからこそ、率直に味方してくれるのがギャップで良い!
どんな爆弾が追加されるのか、幕間にも期待が高まりますね。
そのほか
まずルシラー学園長
こちらはリューク先生とは対照的に、フレンドリーな見た目で怪しい言動ばっかりの人。
漂泊者側の人物だとは思いますが、実年齢50↑の貫録を見せてほしい!(酷い要求)
次にシグリカ
現状は特になんの印象もありません。
オタクに優しくないギャルなら嬉しいなってぐらい
前バージョンで陽換えの儀のついでに流れていった、ロイ族の歴史伝統周りを掘り下げてくれるキーになってくれたら嬉しいですね。
お次にニヴォラ
この子が一番読めねぇ……
かわいいけどパーツパーツは既存モブの詰め合わせなのでプレイアブルになることは無さそう。
リューク先生から熱い視線を何度もむけられていたので只者ではないと思いますが……
俺嫌だよ可愛い女の子から骸骨組織長出てきたら
今回のお話には珍しくフラクトシデスが登場しませんでした。
前バージョンでは身分を騙って暗躍していましたが……
それと、漂泊者の存在が明らかになるほど『残星組織』の目的も味わいを増しています。
漂泊者や歳主は宇宙からの侵略者ですが、アレフ1の描写から鳴式も同じように外から来たのか?
フラクトシデスが鳴式を利用して成し遂げたいのはソラリスの滅亡、それとも解放…………?
いや~今後の展開にも大いに期待してしまいますね!!
まとめ
現在鳴潮プレイヤーによる考察が無限に流れてきます。
あれはこうじゃないか、あれがそうだったんだ……などなど、かつてなく沸き立っています。
Ver.1.0どころかCBTでの演出まで遡ってお祭り騒ぎです。
(どんな作品でも考察せずにはいられない人種を除けば)読み手を考察に動かす源は作り手への信頼に他ならない、と私は考えています。
「こんな素晴らしい作品を描いた作者なら、あれもこれもどれも全部想定済みに違いない!」
それって顔も声も知らない誰かを信じてるってことで、私にとってこれ以上微笑ましい光景はないです。
作品を何度も読み返すのはもちろん、いろんな資料を探し、元ネタにあたり、大変エネルギーの要る作業です。
回収されたりされなかったり、期待通りだったり外れたり越えてきたり……必ずしも支払った労力に見合った対価があるとは限りません。
それでも考えたくなる知りたくなる、その気持ちこそ作品を全力で楽しもうとする姿勢だと思います。
オタクとして報われる瞬間がたまらない、期待するのをやめられない、そんな同士がたくさん存在している。
そして、鳴潮がその情熱の対象に値する作品になってくれたことがたまらなく嬉しいです。
自分は基本的にファンコミュニティとは距離を置いている人間なのですが、いろんな言語圏の同志が楽しむ様子を覗かせてもらうぐらいはいいよね。
まぁあんまり浸ってるとすぐ他作品とのしょうもない対立まで流れてくるので……ほどほどにね。
直近でブルアカのデカグラマトン編も読了しました。
作品に恵まれすぎて、幸せすぎて申し訳なくなるぐらいです。
ていうかさぁ!
鳴潮といいデカグラといい奏章Ⅲといいさぁ!!!
役割を与えられた機械が頑張りすぎちゃって袋小路 になったり、機械だからこそ人間の歪さを愛し可能性を信じて くれたりするのがさぁ!!!!!
…………最高なんだよね………………………………
歳主の人類を見守る視線もそう、今回漂泊者がこれまでの旅を総括する時もそう。
あらゆる面で上位の存在が、人間讃歌を謳うの刺さりまくるんだよなぁ~~~
強き者が弱き者の強さを見つけてくれるの、だ~~~~~~~~いすき!!!
やっぱワイは「誰かのために、自分のために、頑張って生きていこうよ」って背中を押してくれる作品が大好きなんだなぁ。
そういったテーマ性が鳴潮の最初期から通底していて、自分と相性が良かったのかもしれません。
不満もあるし浮き沈みもある作品ですが、どんどん挑戦して見たことのない次元に連れて行ってくれることを期待しています。